シンガポール４日目

いよいよ今日で Workshop も終わりだが、こちらに来て４日目でやっと晴れの天気になった。緯度が低いせいか日差しが日本の夏よりも厳しい。かなり暑くなって来たが、すぐに曇りの天気に戻ってしまった。雨季というせいもあるが本当に晴れている時間が少ない。
最終日の発表は SDP や SOCP の応用に関するものが多い。データマイニング（ＳＶＭ）、グラフの３次元表示に関するもの、構造最適化、制御関係、量子化学と様々だったが、昔は組合せ最適化と制御関係しか応用が無かったことを考えると大変な進歩である。それでも発表を聞いていると昔から SDP への定式化も考慮されていたが、実際に解く方法が無かったので放置されていた場合が多いこともわかる。
中規模以下の問題では、ソフトウェアの性能については問題依存なので、ずば抜けて優れたものは存在しない。そのため並列計算の手法等を用いてより大きな SDP を解くことに重点を置くという戦略は良かったようで、他のグループは我々が扱っている問題の規模まで付いてこれないようだ。
１２日のことになるが、昼食は NUS の先生に潮州系の中国料理の店に連れて行ってもらった。メインはポークリブを漢方ハーブや胡椒などのスープで煮込んだもの（大変美味）。夕食は参加者全員でイーストコーストに移動してシーフードレストランに入る。ロブスター、イカ、カニなどが出てきて、豆板醤などで味付けがされていて、これも大変美味しかった。ほとんど大学から出られなかったが、食事についてはこれで満足。夕食時には日米で北米産牛肉の輸入について揉めていた話題が出たが、みんな結構こういった話題にも詳しいので驚いた。