最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

本学建物の現状

2005年12月04日 05時06分49秒 | Weblog
文部科学省が発表しているアスベスト実態調査によるとアスベスト(石綿)の飛散の恐れのある学校として、107校の中にしっかりと本校もランクインしている。アスベスト(石綿)が飛散する恐れのある一部の箇所(設備等のある機械室など)については、既に立ち入り禁止等の措置を講じておりますと発表されているが、現在工事中とか書かれて封鎖されているところなので、誰でも思い当たる場所があるだろう。子供のころはそこら中にアスベストが使われていたので、もう大量に吸ってしまったので、今後吸う量を最小限にするぐらいしか出来ない。
また、何号館が地震が来たら崩れるらしいという噂を良く聞く。専門家に耐震診断をしてもらったので、噂ではなく真実だろうが(学内にも専門家はいるので)。建築基準法は何年かごとに大規模な改正が行われており、1971年(昭和46年:1968年の十勝沖地震が契機になり主としてせん断補強筋の強化)と1981年(昭和56年:1978年の宮城県沖地震が契機になり新耐震設計法への移行)に大改正が行われており、RC基準として1971年以前、1972年から1981年、1982年以降と三つに分類されることが多い。ごく簡単に言えば 1981年基準で建てられた建物は安全、1971年基準ではやや危険、1970年以前だとかなり危険と判断されることが多い。もちろん 1970 年以前に建てられた建物が無条件に危険な訳ではなく、逆に戦前の RC 造などには相当頑丈な物も多い。そういった事情の中で 1968 年に建てられたある校舎は危険な状況で巨大地震には耐えられないと判断されている。
現在話題の欠陥マンションであるが、これは建築基準法を満たさない違法建築であることは言うまでもない。しかし古い建物には当時は合法でも現在では欠陥マンション並みに危険な建物が多いことを考慮する必要がある。上記の年代基準は一つの目安になるだろう。
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