鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

明けましておめでとうございます。今年も佐助から よろしくお願いいたします

2021-01-01 20:06:09 | 日記
明けましておめでとうございます。今年も佐助Room114,ならびにチー坊ノワールをよろしくお願いいたします。

コロナに始まって以来なんとも緊張感あふれる摩訶不思議な、そして多くの価値観が覆された感のある昨年を経て、取りも直さず「スターティング・オーバー」の気持ちとともに新たなる年を迎えました。

さてさて、これまで子どもの頃から60余年にわたり、お正月三が日の朝の膳は今は亡き祖母から始まって母、そしてウチの同居人さんお手製のおせち料理が常でした。ところが今回はコロナの余波による「いつもと異なる年末年始」ということで年末恒例のお正月準備も控えめにし、おせち料理も「お料理屋さんにお頼みしてみたら…」という母の言葉にしたがって、母のお気に入りでもある市内・稲村ケ崎の和食処「つきやま」さんのお正月善をお願いしたのですが、これがまさに「大正解!」。「祝い重」、ならびに「二の重」の二段重ねのお重は、ご主人が腕を凝らしつつ更にいかにも保存料未使用と思われるすっきりした味と程良い量が相まって、箸の手が止まりません…。

かのコロナ禍において「もう、前の暮らしには戻れない…」としきりに言われていますが、このお正月善は良い意味で「もう、以前には戻れない…」という感じです。多分、来年のお正月も「つきやま」さんのお世話になりそうな予感…。

コロナ禍とはいえ、親戚や知り合いの訪問もあり、それなりに慌ただしい元日の午後。少々遅くなった賀状投函後に、今年最初の「風街歩き…」。

鎌倉駅東口ロータリーから小町通りに目を向けると、「3密は避けて…」は真冬の午後の夢の如く、人、人、人…の極めて濃密な光景が展開されています。

勇気をふるって小町通りを20mほど進んではみたものの、人の流れの勢いに気負されるように右に曲がり

若宮大路に逃れて「ホッ…」とひと息。この若宮大路は三が日の間は自動車は通行止めのため、歩行者天国のような状況となります。道幅が広く、しかも風通しも良いので、多くの人が闊歩しても「3密」は避けられます。

北方向を望むと、昨日の大晦日に一年の御礼参りに詣でたばかりの鶴岡八幡宮が初春の夕陽を浴びて輝いています。思わず「今年は良い事 ありそう、かな…」

鶴岡八幡宮境内は元旦の夕刻としては参詣客は控えめな感じではありますが、やはり「3密」の様相を呈しています。

まあ、これまでのコロナに対する政府の感染抑制策や経済対策の無策ぶりを鑑みるに、我々庶民が神頼みせずにはいられないことも無理ならぬことのようにも思われます。むしろ、境内に歩を印す人達の抑制の効いた歩みの一歩一歩を見るにつけ、「この国はまだ大丈夫…」とかすかな確信めいた光明も感じたひと時でした。

そして、明日は箱根駅伝がスタート。母校・駒澤大学の戦いぶりに目が離せそうにありません…。

あらためまして杜の緑にいだかれた佐助から、今年もよろしくお願いいたします。
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