時、あたかも師走です。毎年、この時期には、ワタシがこよなく愛する落語家・立川志らくさんの「芝浜」を市内にて聴いて、あらためて「あぁ、今年も暮れていくのだなぁ…」と少しばかりの感傷とともに師走の日々を過ごしてきていました。こと今年の暮れに限っていえば、諸般の事情により、市内で志らくさんが「北芝」を演じることにはなりませんでした。つくづく「なにか忘れ物をしたような…」気分です。が、その少しばかり無念な気持ちを持ってしても余りある楽しいひと時が、ほんの少し前にありました。
時は今から数日前の日曜日。ご近所のお店仲間「ブンブン紅茶店」のマスター・小木曽さんに誘われて、大磯プリンスホテルで開催された「湘南ヒストリックカークラブ」のイベントに馳せ参じてみました。小木曽さんと同倶楽部との沿革、そしてこのイベントの概要は、春にアップしたブログをご覧いただければ幸いです。
朝7時過ぎ、愛車メガーヌを小木曽さんにドライブしてもらいながら、イベント会場の大磯プリンスホテルへ。到着するととも何をさておき、居並ぶ旧車を愛でてしまうのは当然の成り行き。このようなイベントの場合、誰が指示するわけでもなく同一車種が何となく群れってしまうことがまた面白いところでもあります。
ミニだけでも10台近くはいたでしょうか。
こちらはロータス群団。
カタチだけみるとクラシックなのですが、1980年代の比較的新しい⁉クルマです。
ポルシェ911も、このサイズがじつにしっくりきます。
このボディカラーも、周りから「渋い」の声がしきりに…。
春のイベントの際、テスト走行で同乗させてもらったアルピーヌ・ルノー。
ドライバーの加藤さんに「その節は…」と声をかけると、「あぁ、やっぱりあの時の…」と、笑顔で迎えてくれました。嬉しい限り、です。
それにつけても、会場にはロータスがやたら目立ちます。
小木曽さんは「やっぱり、車重が軽いので」…。すなわち、このイベントで競われるジムカーナ―には、車体が軽く、小回りが利くロータスがジャストフィットなのでしょう。
一方、国産の懐かしいクルマも数多く参戦しています。
スバルや三菱ランサーは、かつてラリーで鳴らした雰囲気をそのまま伝えています。
高校時代の友人が乗っていたセリカ 野球部の先輩がかっ飛ばしていたいすゞベレット
スペシャルティカーの先駆けだったこのセリカは良く回るエンジンと固くしっかりした乗り味が、とても魅力的でした。
ワタシが若かりし頃は日産のクルマを乗り継いでいました。そのようなこともあり、日産の旧車にはひとかたならぬ想いがあります。
フェアレディSR311、ブルーバード、ハコスカGT-R、フェアレディZ…。ドライブした時の感触が昨日のことのようによみがえってきます。
そして今回も、小木曽さんからの「サプライズ…」。小木曽さんのクルマ仲間・内野さんのロータスでのプレ走行に同乗させていただきました。
小木曽さんが「ロータスは軽い」と言っていたとおり、その軽さゆえに実にキビキビとカーブを曲がり、加速・減速もメリハリが効いていて、助手席での走行も楽しいことこの上ありません。
小木曽さんが撮ってくれた写真をあらためてチェックしてみると、ワタシ、子供のように楽しんじゃってます、ほとんどバカ⁉、です…。
とにもかくにも、駆るも観るも、撮るも語るも、集うはクルマ馬鹿ばかりなり。
●メガーヌ・フロントガラス養生記
今から約2週間前に横浜ベイブリッジ上にて「ガツン」と痛めつけられたフロントガラスは、このほどどうにか修理を終えて無事に社会復帰しました。修理完了までの間、ねぎらいのお言葉はじめいろいろとお気遣いいただき、ありがとうございました…。