冒頭から私事で恐縮ですが、本日はワタシの60回目の誕生日。「とうとう還暦かぁ」と思いながら朝刊を取りに玄関先に出たところ、傍らに佇む愛車メガーヌがビッシリと霜に覆われてとっても寒そうに、そしてツラそうにも見えました。
還暦に至るまでの我が身を振り返ってみても、今朝の霜に包まれたメガーヌのように厳しい局面に追い詰められたようなことがあったような、無かったような。なにはともあれ、この世に生まれてきてから今日までの60年。長くもあり、アッという間だったような感もあり。それにつけても自分が60歳、還暦を迎えることなど、ほんの10年ほど前にはまったく考えたことがありませんでした…。
記念すべき!? 還暦の誕生日ということもあってか、こんなワタシにもfacebookやメール、電話をはじめ様々なチャンネルを通じてお祝いの言葉をいただいています。日頃、友人知人のみんなに対して「誕生日おめでとう」とメッセージを伝えることはほとんど無いにもかかわらず、本当にありがたい限りです。
つい先ほども、ウチの同居人さんの旧知の仲間でもある材木座アサコちゃんが「マキロウさん、おめでとう」とニッコリ笑顔とともに、葉山のパン屋さんで買ってきたアップルパイをサプライズプレゼントしてくれました。
葉山の海に近い国道沿いのベーカリーのアップルパイとのことですが、リンゴのサックリとした歯応えが絶品!。還暦まで生きてきて良かったぁ!?。
今回の「還暦誕生日」を目前に控えたある日、ご近所のお店仲間「甘味処 こまめ」のかえさんからワタシのもとへ妙に気になるメールが届きました。
内容を概略すると「2月8日夜、ウチのお店にてマキロウさんとミツコさん、そしてブンブン紅茶店さんにちょっと相談にのっていただきたい事が…。この件は他言無きようにお願いします」ということでした。おりしも「ブンブン紅茶店」マスター小木曽さんと会った時、お互いに「こまめさんからのあのメール、気になるよね」と、そっとヒソヒソ話し…。
そして迎えた昨日8日。ブンブン小木曽ファミリー、ならびにウチの同居人さんと閉店後の灯りが消えた「甘味処 こまめ」店内に入った瞬間、クラッカーの「パンパン」という炸裂音とともに「おめでとう!」という一同からの奇声!?というか大合唱。
なんとこの2月に揃って還暦を迎える小木曽さんとワタシへのサプライズ・バースデイイベントが待っていました。小木曽さんとともに顔を見合わせ、「あ~、やられたぁ~」と、苦笑い。どうやら「こまめ」のかえさんが主導して、小木曽ママ・ワカエさんとウチの同居人さんも便乗しての「還暦オヤジ2人衆」の誕生日にかこつけてまとめてもて遊んでやろうという企画だったようです。
何も知らなかったこの二人、「おバカ」の程度にも限りがあります…。
みんなの言われるままに席につき、一夜限りの主役の座へ。
小木曽ママ・ワカエさん手作りのバースデイケーキに添えられた「祝 60」のデコレーションが何とも誇らしげというか、限りなく微妙な雰囲気を醸し出しています。
こよなく愛するブンブン小木曽さんとの初めての共同作業は、手に手を携えての「還暦ケーキ」への入刀。
嬉し恥かし、ココロが躍ります…。そしてふと気がつくと、なぜかこの時だけブンブンさんは「還暦色」のベストを身にまとっていました!?
驚いたことに、この「サプライズ還暦イベント」には、60年前にワタシをこの世に送り出してくれた当年80ン歳の母も一枚噛んでいました!?。
一同で「乾杯」を交わし、傍らの母は「還暦を迎えるあなたたち二人、みんなの仕掛けに見事にはまったわね。今夜はホントに楽しい夜ね」と高笑い。その笑顔を見るにつけ、「まぁ、この母もここ当分は元気でいられるかな」とひと安心したり…。
当夜のメニューは「こまめ」特製の超豪華「還暦イブ記念ディナー」。当ブログの常として、お料理の写真はご容赦ください。それにつけても、見事なまでにココロのこもったディナーでした…。
「還暦イブ」の夜も更けて、記念のワンショット。
「こまめ」のかえさん、ブンブンファミリー、そしてワタシと母を前に「では、もう一枚!」と記念のショットを要求するウチの同居人さんの声が「こまめ」店内に響いていました。
夜遅くの帰宅後、ブンブン・ワカエさん手作りのバッグに収められたバースデイプレゼントは「還暦色」のトランクスとソックス。
ワタシに続いて間もなく「還暦」を迎えるブンブン小木曽さんと仲よく「オソロ…」のプレゼントにルンルン…です。
ここで一句
ふと気がつけば「還暦」が枕言葉の年男、今年こそ「オトコのオバサン」熟年期!?