鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

あっという間の3連休。それなりに鎌倉、〆は夜空に「陶芸くん」…

2014-03-25 13:27:25 | エンタメ
「う~、寒い…」とつぶやきながらぶるぶる震えていた冬ともようやく「サヨナラ」、そして,待ちに待った春の到来を「「ようこそ!」と万感の思いで迎えることとなったこの3連休の日々。ここ佐助の街角でも「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉どおり、春分の日あたりからよりいっそう春の気配でいっぱいです。

3連休といったような少しばかり長いお休みともなると、陶芸教室会員の皆さんにはある一定のパターンのようなものもみられるようです。たとえば東京や埼玉、千葉方面にお住いの会員さん達は、交通機関や市内をめぐる観光客の混雑にを気にしてか、連休期間中の陶芸予約は避ける傾向にあります。その一方、市内や逗子、葉山、横浜、藤沢といっや近郊にお住まいの会員さんは連休中の混雑をあまり気にすることなく、「今日は鎌倉駅周辺の人出がすごいですねぇ」の声とともにとても楽しげに教室に入ってきます。

ワタシはといえば、この3連休をとおしてレジャーを、そして軽い中休みを…という気持ちはかすかばかりは持ちながらも、ご近所のお店仲間がお客様を相手に精いっぱいおもてなししている姿を思い描きながら陶芸教室で過ごす時間がアッという間に過ぎていくのでした。

そんな中にあっても、それなりに時間を見つけては、ぼちぼち、ゆるゆる、ほどほどに「それなりの鎌倉時間」をちょっぴりと味わって。たとえば、連休初日の金曜日、やや早めに教室が終わり、ふと愛車メガーヌを駆ってお気に入りの絶景スポットへ。

市内でも、遠くから江ノ島を見下ろす光景は材木座の山の上とこの場所だけでは…、というお薦めポイントです。見晴らしが良い時には、江ノ島の右側に富士山もくっきりとなだらかな稜線を描いてくれます。ふと、何の脈絡も無くサザンオールスターズの「鎌倉物語」が耳元に聞こえてくるような気も…。いつまで経っても若かりし頃が忘れられず、ちっとも大人になりきれません…。

ほんの少しばかり自虐の念に包まれつつ…。

お彼岸といえば、やはりお墓参りがお約束ごと。ウチの同居人さんともども、それぞれの実家のお墓参りに詣でることが本筋なのでしょうが、それはお互いの母親がキッチリと。ウチの二人はといえば、市内・建長寺に眠る親戚のお墓に詣でて、それなりに「お彼岸の一日」。

山門前の河津桜が今を盛りに咲き誇っていました。

建長寺境内の東側の丘に広がる墓地群の一番奥にある親戚のお墓からは、遠く相模湾や鎌倉の街が臨めます。

お墓の手前の畑では、建長寺のお坊さんが食する野菜を耕作するのだとか。「この畑で収穫された野菜で作るけんちん汁はきっとさぞかし美味なんだろうな…」などと思いつつ、親戚のお墓を後に。

「下界」へ降りる道すがら、境内のそこかしこに春の息吹が。

趣きのある塔頭とも相まって、ほんの少しばかりですが「観光気分」に浸ることもでき、あらためて今は亡き親戚に感謝することしきりの春の午後、でした。

そして連休最終日。陶芸教室を終えて太陽が西の空に大きく傾きかけた頃、佐助の街から東にボチボチと歩をすすめ、この御成隧道を越えて市内の街場にてささやかに息抜きのひとときへ。




たまに立ち寄るお店への道すがら、ウチの陶芸教室にかよって来ているチビッ子に遭遇。

事の始まりは記憶に無いのですが、ワタシはこの小学2年のチビッ子から親しげに「マキロウくん」と呼ばれています。ウチの同居人さん、そしてチビッ子のお母さんも「マキロウくん」の掛け声には大笑いしているのでワタシも思わず「な~に?」と応えています。さらには「マキロウくん」にプラスして「陶芸くん」なる称号もいただきました。ココロの奥のほうで「僕って何?」とちょっぴり二ガ笑いの「お彼岸の断章」。

ささやかな夕餉を過ごしたお店の玄関先からは、鎌倉駅を発着する車両が臨めます。

列車がホームに入って来るたびに「あれは宇都宮線、今度は横須賀線…」と、さながら「電車に乗らない鉄道旅行」。鎌倉から横浜、渋谷新宿、大宮…、そして品川、東京、千葉、成田…。各沿線の車窓からの眺めに思いを巡らせながら飲むビールグラスが進むことといったら…。

今回の3連休も遠くに出かけることなく、無事? 終了。

人影の消えたプラットホームを横目に、「次の週末は…」
いよいよ桜の季節です…。
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