浪漫日和~ロマンス小説に癒されて~

時間があれば、ロマンス小説に浸る日々。
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『 不機嫌な隣人 』 by ノーラ・ロバーツ&『 侵入者 』 by サンドラ・ブラウン

2016年05月21日 | ロマンス・複数作家

再読した『不機嫌な隣人』と新たに読んだ『侵入者』。

『不機嫌な隣人』は、以前の感想通り楽しかったです♪ これは、マグレガー家シリーズの最後の方の作品。ご先祖話から始まって、マグレガー本人のロマンス、子供たちのロマンス、その子供たち(孫)のロマンスがあり、これは孫の代のお話。ちなみにこのシリーズで面白いのは、孫の代です!それ以外だと、今回のヒロインの両親のお話が面白かったです。それ以外は普通でした(笑)。

このシリーズには芸術家が多いのですが、今回のヒロインは漫画家です。日本で言う4コマ漫画かと思います。彼女のお父さんも人気の漫画家で、お母さんは有名な画家です。今回出て来たお兄さんは、彫刻家でした。そしてお相手のヒーローは、人気の劇作家。そして趣味でサックスを吹いてます。(はぁ~(笑)) 今回のヒロインは、超可愛いです。(見た目は高校のチアリーダーらしい…。)前向きだし、心は広いし、素直だし、感じ良い人の見本みたいな人(笑)なので、気持ち良く読めます。ヒーローは、昔女性に裏切られた過去を持つ寡黙な人。ちょっと傲慢なのがツボです(笑)。ヒロインは、素直に彼への恋心を認めていますが、ヒーローはその場限りと考えています。その彼が、変わって行く過程が好きです~♪ ラストのプロポーズシーンも可愛い♪ 最後まで楽しめます♪ (マグレガー氏は、相変わらずです(笑)。)

『侵入者』(MIRA文庫刊)。タイトルだけ見たら、ロマンス小説とは思えない(笑)。表紙も全然それっぽくないし。サンドラ・ブラウンは以前、集英社文庫でかなり痛い目見たので、それなりに覚悟して(笑)読みました。なので、最初全然面白くなくて、やっぱりか…と失礼なことを思いながらの読書でしたが、主役二人の再会後は楽しく読みました。 今回のヒーローは、インディアンと白人のハーフ。インディアンの人たちは、かなり辛い立場の様です。未だに改善されてないのかな。ちょっと違いますが、オーストラリアのエアーズロック、今はアボリジニの人たちに返還されていて、元通り聖地になってます。(なので、登れません。) ヒーローは、インディアンの部族の中でも、戦闘的なアパッチ族と、ナバホ族(インディアンジュエリーで有名だそう)の血を引いてるらしい。で、インディアン故に差別を受けて成長して行きます。そしてとうとう無実ですが刑務所に。

そのヒーローが、脱獄して出会うのがヒロイン。彼女は所謂 「WASP」。アメリカの白人エリートのことだそうで、「ホワイト・アングロサクソン・プロテルタント」の頭文字だそう。 ヒロインはお金持ちの白人で、金髪美人で、ヒーローにすれば憎むべき対象ですが、惹かれる自分が許せない。ヒロインにしても、脱獄犯なのに、強靭な肉体や敏捷な動き、そしてハンサムなヒーローに嫌悪しつつも惹かれて行きます。良くある、胸毛が素敵(笑)もありました。で、この外見賛辞が初めの頃やたら出て来るのが私的には今一つなので、ダメでした。ヒーローがシャワー浴びるのに、わざわざヒロインに見せると言う露出狂的なところも嫌(笑)でした。ヒーロー、カチーナ(精霊)の銀のピアスをしているのですが、カチーナ調べてみたら結構可愛い図柄が多くて、ちょっと笑ってしまった。 

先にも書きましたが、再開後は、ヒロインの両親との確執や、ヒーローの人生や、二人の間の子どものことや、お互いへの気持ちの変化と言うか確信と言うか読み所が沢山あってを楽しく読みました。

ヒーローがインディアンの作品と言えば、ダイアン・パーマーを思い出します。『ペーパー・ローズ』のヒーローがハーフだったかと(好きなんです、この作品も(笑))。他にもニ作品はあったはず。良い作品だった記憶があります。あと、エリザベス・ローウェルの『太陽の谷』も大好きな作品です。こちらもヒーローがインディアンの血筋。今まで読んだ作品では、常にヒーローがインディアン系だったなぁ…。

上記を書いていて、ダイアナ・パーマーのランダムハウス刊の本を読みたくなった!ほぼ忘れているので、読まねば(笑)。

 

以前から気になっていた、フェーヴ(小さい陶器のミニチュア)の入ったケーキ『ガレットデロワ』。生協で神戸屋さん製のが売っていたので、購入してみました。実際には、食べると危ないとの配慮から、フェーヴの変わりに栗が入っていて、フェーヴは別添えでした。それは良いのですが、入っていたフェーヴが何の形なのか集まったメンバー誰も判らず、(それはそれでウケましたが)誰にももらわれずに終わりました(笑)。ケーキはとっても美味しかったです♪



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