浪漫日和~ロマンス小説に癒されて~

時間があれば、ロマンス小説に浸る日々。
素敵な小説に出会えると、本当にし・あ・わ・せ。

ナリーニ・シン 『雪の狼と紅蓮の宝玉』を読んでみた♪

2015年10月19日 | ナリーニ・シン

満を持して出版された、〈スノーダンサー〉のアルファとサイの女の子のロマンス!待ってました♪ …何ですが、ロマンスはなぁ。

ホークがひたすら過去にこだわっていて(それは以前から描かれてはいたのですが)、この巻になってもロマンスに後ろ向きな気持ちの描写が何度出て来たことか!その度にイライラする私(笑)。 それプラス、もう一組のロマンスも描かれている、超お得な作品なんですが、こちらのヒーローも引き気味で、ロマンスに関しては、二人共同じ様にじれったい!!ほんとにもう!って感じでした(笑)。 ページ数が少なかった分、ウォーカーのロマンスの方が良かったかな。 (ジレンマ感少な目で(笑))

本筋のチェンジリング対狂信的なサイとの話は随分大きくなって来て、本格的な戦闘モードに突入します★ (ロマンス小説なのに…。ちょっとビックリ。) そのせいもあってか、上・下巻の大作になっております。 でもグイグイ読めるので、そんなに長くは感じませんでした。 ( くどい様ですが、ロマンスは堂々巡りが多すぎて、長く感じるかも(笑)。) 

後、いつもおまけに付く巻末短編の数が多くてビックリ★ 終わらんやん…と思ってしまった(笑)。

ちなみにこの作品は、知る日とぞ知る 《サイ=チェンジリング》 シリーズの10作目。 (…もうそんなに出てるのか…。) サイは超能力者で、チェンジリングは動物に変身する人間、そして普通の人間の3種類の種族で世界が構成されている設定です。 以前にも書きましたが、世界感がすごいなと。 ロマンスも好きな話が多いです。(特に前半の5冊がお気に入り♪)

そして今は、やっとこさゲットした、ダイアナ・パーマーの『愛の守り人』を読んでおります♪ こちらも満を持してのヘイズ・カーソン(保安官)がヒーローのロマンス!! …なのですが、昔からだったのか、お年を召したからなのか、登場人物たちがやたら説明的な台詞を言い続ける。良いのかそれで!的な感想がこの間からついつい浮かんで来てしまい、興醒めになる時も。長いシリーズ物だから、つい昔の説明をしたくなるのかな。でも気になる…(笑)。 (ロマンスも昔程のパワーも感じないのですが、それでもダイアナ・パーマーは読んでしまう…ちょっと中毒??)

このお話はまだ途中なので、読み終わったらまた感想など。

それと平行してカレン・ローズの『誰にも聞こえない』を読んでます。(カレン…と短い名前なのに、背表紙で何故か「K」と省略されているのが不思議(笑)。) ロマンス小説かつサスペンス小説…で検索したらヒットしたのが彼女の作品。 今のところいい感じにリアルで怖いです。(こちらも上・下巻と長いですがグイグイ読めます。楽しみ♪)

J・D・ロブの「イヴ&ローク」シリーズは、4巻まで再読しました。 以前にも書いた気もしますが、ローク喫煙してたんですね。後半でも喫煙シーン出て来てましたっけ? それと、女性に対して見境なし? 3巻のパンドラはかなりな性悪だし、4巻のリーアンナは、同僚と言うか部下と言うかの立場だし、その上隠れ性悪だし…(笑)。  それでもロマンスもサスペンスも上質なので、 落ち着いたらまた再読します♪♪ (後30冊程…(爆))


スパイラル、脱出!!(笑) ビバリー・バートンに感謝 ♪

2015年10月05日 | ビバリー・バートン

長かった不毛期間に、やっと終止符を打つことが出来ました!! 喝采♪

ありがとう、ビバリー・バートン。 …と言っても、前回言っていた『甘美すぎた誘惑』ではありません(笑)。 この作品は、リサ・クレイパスの『星屑の入り江で』と同じで、主人公たちが大した理由もなく好きになる、一目惚れ状態に近いものだったので、今一つでした。 主人公たちにも魅力を感じなかったし、ミステリーもあまり盛り上がらず…。 

で、面白かったのは、この作品の次作に当たる『忍び寄る永遠』。 前作に出て来た元大学のフットボールのスター選手で、離婚歴のある警官と、郡の保安官のロマンスです。 (未だに保安官と警察官の違いが良く判らないのですが、保安官は選ばれるみたいですね。権限はどうなんでしょう?? ま、おいおい理解するしかないですね。)

こちらは、初めは保安官の美人の妹に目を留めたヒーローですが、徐々に保安官に惹かれて行くと言う好きなタイプの話(笑)。ミステリーの方も中々面白かったし、これは私には久々のヒット! ただ振られたことがないと言う、奔放な妹はどうも頂けない。母親も好きじゃないタイプ。個人的には二人に何かガツンとあれば、もっとすかっとしたんですが。 

この手のサスペンス物、幼児期の虐待シーンが描かれることが結構多かったりします。また作品によっては残虐な殺人シーンも多々あるのですが、作家さんには申し訳ないのですが、その手のシーンが出てくると飛ばして読みます(笑)。若い頃は読んでましたが、もう充分なので、今は謎解き&ロマンスの行方等、好きなところのみを読むことにしています。なのでその辺に推理のヒントがある場合は、謎が解けません(笑)。

実はビバリー・バートン、今まであまり面白いと思った作品に出会ってなかったので敬遠していたのですが、これからちょっと手持ちのシリーズ物、読んでみます。 (結構集めた【狼たちの休息】シリーズ。まだ未読だったりする…。 ただの収集好き(笑))

上記の本の間に、キャスリン・コールターの『追憶』と、ジュリア・ジャスティスのヒストリカル『無口な求愛』も読みました。 どちらも興に乗らなくて、なかなか進まず。後に読み出した本ばかり読み終わる状態でした。 で、やっぱり最後まで今一つ。 楽しみにしていたジュリア・ジャスティスもなんでしょう、説明的なのか何なのか、全く盛り上がらず残念な結果に。 『追憶』はもうあきらめつつ読んでたので、良いんですけど。それでも所々自己中なアメリカ的発言に辟易したり、犯罪教唆のおばさんは身内びいきかで無罪放免になったちゃうし、やっぱり無謀な犯行の意味が判らないしと、イライラが残る作品でした。 いいのか、それで!! おこっ★

で、今度はしっかりと【イヴ&ローク】再読しようと再トライ。 面白いですね! はぁ~。 力量すご過ぎ。 ただ以前にも書きましたが、再読始めると新しい作品に出会えなくて、それがちょっとイライラの元になったりもして、自分でどうしろっちゅーねん…て感じです。ジレンマ…。

取り敢えず、【イヴ&ローク】を読みつつ、新しいロマンスも読まねば。時間が足りない…。はぁ…。