浪漫日和~ロマンス小説に癒されて~

時間があれば、ロマンス小説に浸る日々。
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『誰かに見られてる』『復讐の瞳』 by カレン・ローズ…

2018年06月09日 | カレン・ローズ

カレン・ローズは以前に三部作を読んだのですが、他にも出版されているとは知らず。気付いて早速借りて来ました(笑)。(今、ロマンティック・サスペンスが読みたくて。良質なロマサス求む!(笑)です。《 イヴ&ローク 》の新作出るまでが、とってもさみしい…。出来ればミステリーだと嬉しい♪♪ )あ、『暗闇に抱かれて』は図書館に予約中。

面白い(?)のは、『誰かに見られてる』は文春文庫、『復讐の瞳』は早川書房からの出版です。シリーズとはなってないらしいのですが、重なる登場人物はいるそうで、一応順番に読みました。(『誰かに見られてる』が三作目なのですが、一,二作目は未翻訳なので繋がっているのかどうかは不明。)四作目の『復讐の瞳』には、三作目のヒーローが出て来てます。ただシリーズと銘打ってないだけあって、四作目の主役二人は、前作とは無関係でした★ 残念。なので前作ヒーロー達のその後もほぼ出て来ません。事件解決にヒーローは良く出ますが、殺人課の刑事さんなので(笑)。

ロマンスはどちらの話も、お互い一目ぼれと言うか、会った途端に運命感じてると言う設定。この手のシチュエーションが好きな人には良いんだろうけど、私はアカン(笑)。それでも最後まで楽しめました。ロマンスの進行で言えば、『誰かに見られてる』のが好み。

『誰かに見られてる』のヒーローは、愛妻を亡くした刑事。ヒロインは、検事補。 『復讐の瞳』のヒーローは元海兵隊員の情報セキュリティ・コンサルタント。離婚歴あり。ヒロインは女性シェルターの代表。こちらも離婚歴あり。どちらのヒロインも過去が辛いです。

で、サスペンスの方ですが、私は「目には目を」派なので、『誰かに見られてる』は犯人捕まらんでええやん的な感じで読んでました。何で最初にヒロインに手紙書くかなぁ。そんなことするから、早く捕まることになるし、まじめなヒロインが迷惑するやん…と思いました。なので捕り物としては、あまり楽しめなかったです。でもそれ以外は色んなことが丁寧に描かれていて、一気読みしました(笑)。

『誰かに見られてる』で気になったこと。(いつもながら細かい??(笑)) 家のリフォームをするヒロイン。壁紙やら床やらをリフォームする前になぜカーテンを掛けない? まずカーテンやろ。ブラインドでも良いけども。 カーテンがない家って、私的にはありえない。

そしてなぜ犯人は、ヒロインを観察してたの?話としては怖くなるけど、犯人の必要性が判らない★ そして!ヒロイン猫飼ってる設定なんですが、ほぼ出て来ない。猫の存在感が無さ過ぎ~★何のための設定?ここまで出て来ないのは、珍しい(笑)。あと、ヒーローの妹だったと思うのですが(アニーってキャラです)、出て来るたびにジャガイモの皮むいてます(笑)。

そして墓を作る犯人。重労働過ぎ。これもほんとうに必要か?まぁ、こちらは犯人しか判りませんが(笑)。

 

『復讐の瞳』は、取り敢えず、頭の良いサイコパスの怖さが満載です(笑)。そしてヒーローの名づけ子の男の子(アレック)がすごく頑張ります! 父親はサイテーな奴だし、母親もヒーローがすごく気を使ってますが、あまり良さが判らない。だんなが犯罪で捕まるのは困るが、助けに来た友人が捕まるのは構わないみたいな。自分勝手★ なのに男の子は健気でね(笑)。可愛かったです。しかしアレック、耳が聞こえないので、話せない。(ただ今訓練中。)なので自分の状況を他の大人に話して伝えることが出来ません。それは理解出来ますが、字も書けないのか?書いて伝えれば良いやん…と疑問でした。もう12歳なんだし。

 

この本に似た事件が、アメリカのアリゾナ、フェニックスで5月31日に発生!読んでる最中だったので、ビックリ★ 動機は違いますが。妻との離婚に関係した弁護士、精神鑑定士、メンタルヘルスの専門家などを自分を不利にしたと、次々と殺害。でも結構いい加減で、事務所を共同で使っていた関係ない人も殺害されていたみたいですが。犯人は自殺。捕まって欲しかったです。

 

今は、ジュリー・ガーウッドの『運命の瞳に焦がれて』を読み始めました。楽しいと良いな♪

 

 

赤江瀑は、結局『風幻』しか読み切れず★ 『夢跡』は、また借ります。作品群は、相変わらず耽美な上にミステリーで良かったです~♪♪ 大好きな綺麗な漢字もいっぱいでした(笑)。  ただ彼の作品の『オイディプスの刃』が、図書館になくてビックリ★ 映画化もされたから、一番有名かと思ったんですが。   こないだ心理学が出て来るマンガを読んだら「オイディプス」が気になって、『オイディプスの刃』を再読したくなったのですが。地道に古本屋で探します(笑)。



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