楽しかったです~♪ さすがジュディス・マクノート。寝る間も惜しんで読みましたが、良かったです!
まず設定が、今までになく放蕩者が二人登場(笑)。ヒーローは、イギリスの公爵。かなりな傲慢男(笑)。もう一人はフランスの貴族。こちらも放蕩者ですがソフトな感じで、普通のロマンスなら間違いなく主役でしょう。そしてここにヒロインが子供のときから憧れている故郷の若者が加わります。三つ巴かと思いきや、フランスの貴族ニコラスは、プロポーズをさせてもらえず、良き友人止まり(笑)。一番気に入っていたのに残念。
ヒーローですが、かなり思い込みが激しい。普段超冷静なのにヒロインのこととなると、途端にたいした情報もなしに断罪です★それがないと盛り上がらないのかも知れませんが、ちょっと酷過ぎ!もう少し疑う根拠が欲しかったな。でも全て許すヒロインが可愛い。
故郷の初恋の若者。男前を自覚していて、自分がモテるのを楽しんでいる底の浅い奴(笑)。ヒロインがライバルだと思っていた幼なじみの美しい女性は彼の性格を見抜いていて、別の幼なじみの男性のプロポーズを待っていたのがとっても良かった♪
公爵弟のスティーブンも良い味出してましたね。ただこの本の印象と、今読んでる彼がヒーローの『あなたに出遭うまで』の印象が違っていてちょっとビックリ。ヒロインへの反応が、兄公爵と似てて笑った(笑)。こちらはまだ読み始めなので期待大ですが、記憶喪失の上にまちがった人物に思われてるヒロイン。どう展開するのかなぁ…。
テレビのドキュメンタリーで見たのですが、アメリカではネットを介して大勢の子供たちが養子縁組をしているそうです。自分の家庭が欲しいだけなのですが、捨てられた過去のためか精神的に安定しておらず、すぐには打ち解けられないため、なかなか養子になれなかったり、簡単に縁組を解除出来るので、何度も捨てられる経験をする子供たちがいるとのこと。犯罪に巻き込まれることもあるそうで、見てて悲しくなりました。ロマンス小説の養子縁組はハッピーで終わるのですが。(バーバラ・マコーリィとか(笑)。)
日本の養子縁組の実情はどうなんでしょう?不妊治療で苦労するくらいなら、親を求めてる子供が実在してるんだから養子で良くない?と昔から思ってるのですが、実際に子供が生まれてなかったらどうしていたかは謎。多分子育ての楽しさを知らずに、だんなと二人で人生を送っていたと思います。(昔は子供願望なかったので(笑)。) 今は孫待ちです(笑)。