浪漫日和~ロマンス小説に癒されて~

時間があれば、ロマンス小説に浸る日々。
素敵な小説に出会えると、本当にし・あ・わ・せ。

マーダー物読書、復活!!(笑) …キャサリン・コールターのFBIシリーズ♪

2015年08月27日 | キャサリン・コールター

以前にも書きましたが、元々ミステリーメインで読んでいたのが、おばさんになってからロマンス小説なるものに出会い、出会った瞬間からそれ以外目が行かない状態に…(笑)。

ですが最近、テレビでミステリー物のドラマを見出したりして、またミステリーが読みたいなぁと。イヴ&ロークもその点ではばっちりなのですが、何と言っても全て読んじゃってるので、新しいのを…と言うことで、以前に何作か読んだけどほぼ忘れている(笑)キャサリン・コールターのFBIシリーズが良いのでは?と、さっそく『迷路』を再読!

記憶通り、面白かったです♪ では、2作目…と『袋小路』を読んだところちょっと突拍子もない話になってて、早々と子供もいるし、あれ~と思って調べてみたら、『袋小路』は正式には6作目にあたる作品みたいです。 (おい、またかよ。) もともと1作目の『旅路』も、後から出てるしね。ま、これはシャーロックは出て来てないけど、サビッチには関係してるし、『迷路』に登場する人達に大いに関係してるんですが。

にしても、未だに3作目から5作目が出版されてないのはどうして?? シャーロックとサビッチの甘い時期から出産までが抜けてるってありえなくない?妹さん登場が唐突なのも巻が抜けてるから? なぜこんなことになるのだ、日本の出版社!! 読みたいよう。 はぁ…。 英語圏でない悲しさ…。プラス個人の語学力の無さ★

仕方が無いので、今は7作目の『土壇場』を読み始めてます。面白いと良いな。

他にもミステリー(出来ればマーダー物★)色の強いロマンス小説探さねば!

 


だまされた感がある…★ 『壁の花へのプロポーズ』 by キャンディス・キャンプ

2015年08月25日 | キャンディス・キャンプ

めちゃ楽しみにして読んだ、キャンディス・キャンプの『壁の花へのプロポーズ』。

以前にも書きましたが、彼女の描くヒロインが元気で前向きですごく好きなんです。で、タイトルには「壁の花」。 リサ・クレイパスを筆頭に、この手の題材はもろ好み(笑)だったりしたので、ものすごい期待が…。なのに!

ヒストリカルで「壁の花」と言ったら、絶対舞台はイギリス!って思いません?? 裏表紙のあらすじにも書かれていない(この点がとっても気になる)んですが、舞台は南北戦争直後のアメリカ。本文にも舞台設定が書かれてないので、てっきりイギリスだと思って読み始めたので、1ページ目に「北部人:ヤンキー」と書かれていた時点でちょっと混乱。どうやってこの言葉をイギリスの中に入れようかと悩みました。私の知識不足でイギリスにもヤンキーと呼ばれる存在があったんだろうかとか、色々考えたのに、舞台がアメリカなだけだった!!

先にも書きましたが、裏のあらすじに話の舞台が書かれてないってのが、納得出来ない! 書かれていたら、こんなに期待しなかったのに…。 それと、作者の名義がキャンディス・キャンプではなく、別名義のクリスティン・ジェイムズ作。これも関係あるのかないのか、この名義で書かれた『デザートより甘く』もまったく面白くなくて…。

別にアメリカ舞台のヒストリカルが嫌いな訳ではないです。 キャスリーン・E・ウッディウィスの『まなざしは緑の炎のごとく』はめちゃ好きです♪ (物語の始まりはイギリスですが(笑)。) 前作の『炎と花』は、ちょっとヒーローどうかと思う点が多々あって、引いてしまうこともありましたが、息子がヒーローの話は素直に良かったです。

話を戻すと、『壁の花へのプロポーズ』は、ヒロインの性格設定が一定してない感があります。もともとそんな好きでない設定なのにその上?で、ちょっとイライラ。(良い子過ぎるヒロイン。気骨があるようなないような…)。またヒーローは元妻に裏切られて女性不振になってる(ダイアナ・パーマー作品に出てきそうな設定(笑))。で、ヒロインを信じたいけど信じられないの繰り返し。同じ様なシーンが多すぎて辟易。その上、女性不振の原因の性悪な元妻が全然ダメージを負わないのもなぁ。欲求不満が残ります! 現在の夫に撃たれましたが、夫も自殺したしなぁ。すごく愛してたらしい。で、この性悪元妻も、ヒーローとのベッドは拒むのに、そこらじゅうで浮気をしている。この設定も不可解。はぁーっ…。 表紙はとっても気に入っているのですが。 

この作品の前に、久しぶりにキャンディス・キャンプが読みたい!…と借りた『デザートより甘く』。上記にも書きましたが、こちらはもっと期待はずれ。

舞台は、現代アメリカ。(ビックリ★ こちらもクリスティン・ジェイムズ名義だった!) どうにもありきたりなエピソードと安直な展開で、ドキドキする場面もなく終わってしまった。 何だかな。 同じ作者なのに、名義が違うとこんなに違うのかと。

でも昔、読書家の祖母が、同じ作者でも刊行する出版社によって違うと言っていたので、編集者の力量もあるのだろうと推測。 良い本に巡り会えます様に♪♪


ビックリ★な リサ・クレイパスの『星屑の入り江で』  他(笑)。

2015年08月16日 | リサ・クレイパス

図書館から、予約していた本が来たとの連絡があり早速借りて来たのが、リサ・クレイパスの『星屑の入り江で』。

この作品は、《フライデー・ハーバー》シリーズの4作目。以前にも描きましたが、このシリーズ合わなくて、あんまり期待してなかった(笑)のですが、予想よりは面白かったです。(何か上から(笑)?)

いつも通りの不思議話ですが、今回はヒロインが魔女でした! まぁ『ハリー・ポッター』好きなんで、前回よりは受け入れ易かったです。(このシリーズは、この手の話と割り切れていたのかも知れませんが。)

でもね、話の中で魔法をかけることがいかに大変かを何度となく書いているのに、材料がちょっとくらい違っても大丈夫だろうとか、ニ流(?)の魔女二人だけですごい魔法がかけられたりとか、そんなすごいこと無理…みたいな説明だったことを結局みんなやってしまっているのが、どうよ?って感じ。ご都合主義にも程があるって言うか。何か、う~んって感じ(笑)。

ところで、ヒーローは日本人の血を引くと言う珍しい設定。(個人的にはやっぱり嬉しい♪) で、日本にも住んだことがあり、日本人の彼女もいたらしい。で、びっくりしたのは、彼女に教えられたと言う『緊縛』。ヒーローは「縛りの美」って言ってましたが、普通はしないでしょ? もししてたら奇特だし、SMの範疇だと思うのですが(笑)。 あと、行為の最中に動かない女性を「マグロ」と呼んで、それが女性らしい…と良い意味で使ってましたが、どちらかと言うと反応が悪い・鈍いとかで、蔑称で使われてるイメージがあるのですが。 とにかく色々と変わった意味の捉え方で、面白かったです(笑)。 (ロマンス自体は普通。)

 

実は、上記の本を借りる前に、ジュリア・ロンドンの『ハイランドを遠く離れて』を読んでいたのでが、前半面白かったのに、途中で愕然な展開に。結局リサの作品を先に読んでしまいました★

…と言うのも、一途でとても良い女性だと思っていたヒロインが、ヒーローが家族の将来のために探している高価な像を、ヒーローをだましてヒーローの代わりに盗んで逃走すると言う、従来のヒロインにあるまじき行動に唖然。以降、全くヒロインに共感出来なくなり、最後ハッピーエンドでも逆にヒーロー許していいのか?ってな気持ちに。

ジュリア・ロンドン、好きな作品もあるのになぁ。上記の作品、シリーズ物らしいですが、日本で続編出ないのも納得。絶対読まない、私は(笑)。

 

他には、アン・アシュリーの『幸せの記憶』。

こちらは、ヒロイン可愛いんだけど、誤解の仕方が簡単過ぎて、もったいない。さっさと結婚してれば二人とも幸せだったのに…って感じ。 後、ヒーローが放蕩者の振りをする理由が今一つ理解出来ませんでした。(犯人探しのためってありましたが、必要ない感じ。)

 

ノーラ・ロバーツの「マグレガー家」シリーズも読みました! って言うか、先に『マグレガーの花嫁』『マグレガーの花婿』『光と闇のカーニバル』を読んでいたので、その父・母物語を読んだ次第です。 感想を言うと、『嵐のソリチュード』が良かった以外は普通でした。過去に読んでた上記の作品の方が数倍良かったです。 期待し過ぎたからかなぁ。残念。

 

最近ちょっとマーダー物(推理小説)に興味再燃しておりまして、パトリシア・コーンネルを読んだのですが、ロマンスもありのが良いと再認識。…で、キャリン・コールターのFBIシリーズを読む予定♪♪ (まず『迷宮』から再読しないと…(笑)。)