浪漫日和~ロマンス小説に癒されて~

時間があれば、ロマンス小説に浸る日々。
素敵な小説に出会えると、本当にし・あ・わ・せ。

サンドラ・ブラウンの『謎の女を探して』…を読んでみた★ 時間の無駄使い感『大』(笑)

2015年11月22日 | サンドラ・ブラウン

今回読んだのは、「テキサス三部作」の1作目にあたる作品。読み始めっから、「助けて~っ」て言いたくなるような内容でした(笑)。久々途中で読むのやめようかとも思ったのですが、どうにか読みきりました。はぁ~。アメリカでは100万部突破した大ベストセラー作品らしい。どこが良かったんでしょう…(笑)。  

ま、最初にあかんと思ったのは「日本語訳」だったとは思いますが。私には合わない。何だか下品で読むのが辛い。 古い作品って言うのもあるかも知れませんが、ハーレクインの古いの読んでてもそうでもないから、集英社ってのもあるのかも。

そして、ヒーロー。「いい男」って設定なんですが、親から相続した会社が危ないからって理由で銀行家の娘と付き合ってる、それも不誠実に、ってどこがいい男なんだ!その上やたら切れ易いし、暴力も辞さない。「南部の昔かたぎの良い男」設定なのかも知れませんが、ただの忍耐なしの子供っぽい男にしか思えない。

ヒロインも気の強い礼儀知らずで好きじゃない。その上、人妻なのに流れでベッドを共にするってどうなん?ロマンス小説としてはアウトではないのか?私的にはアウトです。それはアカン。ただの小説としてならどうでもしてくれて良いんだけど、私はロマンス小説が読みたいんだよ~!!

そしてサスペンス!って話だったのに、どこにもサスペンス色がない!ただ放火犯にされかけている(それも燃えたのは自分宅のガレージ)だけのおまぬけな事件。(保険金詐欺ってことでだそうですが)犯人探しの捜査が雑に思えて仕方がない。(並行して「イヴ&ローク」を読んでるから??(笑))この程度でサスペンスって表記しないで欲しい!期待しちゃうじゃないか!! 

サンドラ・ブラウン、後で気付いたのですが以前に読んでました。『ワイルド・フォレスト』って作品。こちらは面白かった印象があったのにな。今回は本当に残念でした。はぁ~。 (前回のローリーに続き、また不作。またも負のスパイラルにはまってしまったのか、私??(笑)) こちらの作品(「テキサス三部作」)はすでに続きを借りているので、一応読むつもり。2作目の方がマシだと良いな。

 

《イヴ&ローク》は12巻目を再読中。ロークのアイルランド人の友人たちはなかなか良いですよね。6巻で出て来たブライアン・ケリーも好き♪ (この小説の影響で、数年前からアイルランドに行ってみたくって(笑)。でもよく考えると、今のアイルランドではないのかな、街の描写とかは?)11巻は、犯人が元々は良い人だったので、ちょっと悲しかったです。犯人は悪い方が事件解決後に爽快感があります、やっぱり。(そればかりだと単調になるのかも知れませんが。)ウェブスターが良い味出してましたね。彼みたいなロークのライバルキャラ(?)がもっと出て来ても良いのにな♪♪

 

ちょっと離れて、スポーツ(笑)。NFL(アメフト)、今『ペイトリオッツ』が9連勝中!『ジャイアンツ』に勝ったよ~!! NBA(バスケットボール)、やっとクリス・ポールが復活したのに『クリッパーズ』が『ウォリアーズ』に負けてしまった。残念★ カーリーも好きですが、前期優勝したんだから、今期はクリッパーズでお願いします(笑)。 (そのうち、アイスホッケーも放送してくれないかな♪)


ローリー・フォスターの『隣人は切ない嘘をつく』…を読んでみた★

2015年11月15日 | ローリー・フォスター

久しぶりのローリー♪ と楽しみにしていたのに、読み始めからの感想通り、つまらないまま終わってしまった…×× 残念。とは言え、とっても楽しみにしていた 《ヴィジテーションシリーズ》 の終盤辺り(『野生の夜に扉をあけて』『夜明けの瞳に守られて』)から、面白いと思えなくなってはいたのですが…。

それまでのローリーの作品達……『私の知らないあなた』スピンオフ全般だったり、消防士シリーズ、《ウィンストン兄弟》関連作、 《バックホーン・ブラザーズ》(…特に『永遠の初恋』♪) 、《格闘技ファイターシリーズ》の『出会いはハーモニーにのせて』は超お気に入り!そしてもちろん《ヴィジテーションシリーズ》!! これらはめちゃ再読してます! なのに…。

今回、まず最初にセックスありきだったからかも知れませんが、ロマンスのドキドキ感が全然ない!ヒーロー(刑事なのに)、犯人捕まえるためならセックス使うのもOKみたいな道徳観のなさが嫌。ヒロインもヒーローの体ばっかりに目が行くのもね、何とも。後々後悔するヒーローですが、浅い罪悪感が本文に散りばめられてて閉口。そしてしょっちゅう「ヒロインを守らねば」みたいな台詞が出て来る。もうええっちゅうねん(笑)!

そしてセックスシーン。最初の方はヒーローに触れられるのを嫌がっていたヒロイン。服を着たままで…とあおり(?)みたいなシーンがあったのですが、ヒロインは犯罪組織から偽名を使って逃げている状態。体に本人を示す特徴があるから避けているのかと深読みしていたら、何にもなかった(笑)。 ただ単に変わったセックスシーンが書きたかっただけなのか?私が読みそこなっただけで、本当は何か意図があったのか? 何なんだ。

それと、ヒロインと彼女のお兄さんを追い詰めていた犯罪組織のボス! 死んだ様に見せかけて、他の犯罪組織等をあざむいて…て展開で、このままだとこの事件、次のスピンオフ作品まで続くんだなと思っていたら、終わりの方に突然出て来て、死んじゃうという間抜けな展開。残忍で頭の切れるボスと言う設定ではなかったのか?何でそんな急に無用心になったんだか。こちらも謎。

警部補とヒーローの親友の刑事との確執も、中途半端。誤解が解けるのも上記のまぬけなボスが登場してベラベラしゃべってくれたおかげって、安直過ぎないか?はぁ…。

今回の作品、何となく「ハーレクインプレゼンツスペシャル」から出ていた《特殊警備員シリーズ》に似た印象を持ったのですが、このシリーズ方は面白かったです!こちらは人身売買組織から被害者を救出するヒーロー達のお話。

ま、まだこのシリーズ(何て言うんですか?)1作目ですが、続きを読みたいかどうか判らない…。

 

並行して、ヒストリカルの競作(ジュリア・クイン、エロイザ・ジェームズ、コニー・ブロックウェイ)『伯爵の花嫁探し』を読みました。こちらはロマンスごとに切れ目がなく、終わりまで行くパターンで、ちょっとロマンスの切れ目が判り難い作りになってます(再読するときに不便(笑))。そう言えば、以前に読んだ『さらわれた花嫁たち』も同じ作りだった。作者も同じで。こちらは全体的に淡白だった印象。

ロマンスは、3つ目(エロイザ・ジェームズ作)のが今一つ(ヒロインの設定が好きじゃないから。ヒーローは好きなタイプでしたが、最初の方と印象が違う)でしたが、他の2作は中々良かったです♪ 競作の場合、エピローグはどなたが書いているんでしょう?とにかく今回は面白かったです(笑えると言う意味で(笑))。

競作ものでは、『レディ・ホィッスルダウンの贈り物』(スーザン・イーノック、カレン・ホーキンス、ミア・ライアン、ジュリア・クイン)が一番好きかも。あと『ハウスパーティーの招待状』(ニコラ・コーニック、ジョアンナ・メイトランド、エリザベス・ロールズ)も好きでした♪ …4作品共「ヒストリカル」ですね。他のジャンルでもあるのかな、競作って?

《イヴ&ローク》の再読、10巻に入りました! 相変わらず、面白いです! 大きな流れしか頭に残ってない上、たまに犯人も忘れていることもあって、色々発見中(笑)。マクナブ、スコットランド人だったんですね!ピーボディとこんなに仲悪かったなんて。そしてめちゃアッチッチで始まってたのですね、ビックリ。チャールズとイヴもまだちょっとギクシャク。8巻ではウェブスターが登場! 

実はマイラは苦手なので、彼女が出ているシーンはほぼ飛ばして読んでます★。重要な点があっても私には判りません(笑)。

さて、次はサスペンス。どこか(笑)でお勧めされてたサンドラ・ブラウンに挑戦予定。

素敵なロマンスに出会えます様に♪


カレン・ローズ 『誰にも聞こえない』他…三部作を読んでみた。

2015年11月03日 | カレン・ローズ

カレン・ローズの『誰にも聞こえない』『闇に消える叫び』『木の葉のように震えて』(ロマンス&サスペンスBY扶桑社♪)の三部作を読みました。全ての作品が上・下巻あるなかなかの長編です。で、感想を言えば、一作目が一番良かったです(笑)。

こちらの連作、最初の巻(『誰にも聞こえない』)がきちんと完結してたので、てっきり1話完結のスピンオフ形式かと思いきや、ニ作目と三作目はロマンスこそ個々に描かれてますが、サスペンスで言えば2作品で完結する作り。なのでニ作目を読み終わったときのジレンマったらなかったです。寝不足になりながら完読したのに事件解決しないってどうよ。って。三作目のあとがきにもありましたが、消化不良でイライラする終わり方でした。

それプラス、二作目からの事件、犯人側の人間がやたらに多い。そして小さい町なのに性格破綻者の数が異常に多い。裏で糸を引く大物犯人、ラスト近くで判っても特に伏線とか何とかなかったので、「ふーん」としか思えない。最初はサスペンスっぽかったのに、途中からみんな銃でバンバン人殺してるし。逃げる気はあるのか?疑問。最後には犯人ほぼみんな死んしゃうし、何だかなぁでした。 

事件も個人による猟奇殺人から始まって、彼が参加していたレイプ集団の話になり、町の尊敬される立場にある人々の犯罪が出てきいの、子供の人身売買組織の話になりいのと、犯人と犯罪が絡まり過ぎてて、だんだんどうでも良くなって来る感が(笑)。 もうちょっと何とかならなかったのか。テンコ盛り過ぎ。残念。

この話を読んでいて、キャサリン・コールターの『旅路』を思い出しました。(小さい町での多人数の犯罪者たちって括りで。)こちらは全体的に言えば面白かったのですが、実は首謀者だったおばちゃんを常にののしっているおばあちゃんの下ネタっぽい話が嫌でした。(それも良く出て来るんだな、このシーンが。)あと、もしかして犯罪が行われてるのでは?と主人公達に疑問を持たせた冒頭の監禁事件。なぜ監禁していたのか未だに疑問。いつもさっさと殺してる様に思うのですが、この時だけ監禁?理由を知りたい。

それとこの2作品の共通項をもう一点。それは刑事さんがやたら多才。カレン・ローズの方は、豊なバリトンでオペラを歌ってくれます。キャサリン・コールターの刑事さんはクラブでサックス吹いてます。相棒のサビッチは、こちらも豊なバリトンでカントリーを歌ってます。その上、芸術家(画家)のおばあさんの血を引いてか、彫刻(だったと思う)も出来るらしい。日本の刑事さんのイメージからは程遠くてビックリ。(ま、実際の刑事さんのことは知りませんけど★)

ロマンスは、どのカップルもそれなりに楽しめました。カップルたちを紹介すると…刑事さんと考古学者、一作目の犯人の兄である調査局特別捜査官(また新たな職業が!警察とどう違うんやろ?)とその犯人たちに殺害された被害者の双子の妹である看護婦さん、一作目のヒーローの友人の刑事さんと二作目のヒーローの妹。こうやって書くと、カップルの設定も結構こんがらがってはますね(笑)。 

気になっているのは、三作目の『木の葉のように震えて』に出て来た「毛皮の縁取りがついた手錠」。ヒロインはレイプされた経験からか、セックスのときは荒っぽいのが好き、でもそれが嫌でまちがってると考えている。それを聞いたヒーローがクローゼットから出してきたのが上記の手錠やらの小道具(どんなものかの表記はなかった、残念(笑))。…で、物語内ではこれらがどう使われるのかなぁ~と興味津々で読んでましたが、結局その後登場しませんでした★ これもちょっと欲求不満。これについて何のエピソードもないなんてな、思わせぶりなだけで終わってしまった。(期待していただけに、ちょっとおこ。(笑))

 

〈ロマンス&サスペンス〉は一息ついたので、今はローリー・フォスターの『隣人は切ない嘘をつく』を読み始めました♪ (久々のローリー♪♪) こちらもシリーズなので、頑張って読まねば!

「イヴ&ローク」もちょっとづつですが、再読進めていて今6巻目(『復讐は聖母の前で』)。ここで初めてマクナブ登場!!そうか…6巻目からだったのかぁ…とちょっと感慨。

あ、ダイアナ・パーマーの『愛の守り人』。当初からの感想通り、可もなく不可もなく盛り上がりもなくで終わりました。う~ん。