浪漫日和~ロマンス小説に癒されて~

時間があれば、ロマンス小説に浸る日々。
素敵な小説に出会えると、本当にし・あ・わ・せ。

《 ブキャナン家 》 シリーズ 7&8 を読んでみた♪ BY ジュリー・ガーウッド

2015年12月26日 | ジュリー・ガーウッド

今年最後のブログです。ラストが、ジュリー・ガーウッドで何だか嬉しい♪ 

読んだのは、前回お伝えしていた『氷雪の眼差しに灼かれて』と『最後の朝が来るまえに』です。で、読み終わって判ったのですが、『最後の朝が来るまえに』のヒーローは、前作でアレックを救ってませんでした(笑)。でも知らずに読んだら、絶対前作で伏線張ってるだろうって思いません??私は思いました。なので、いつ『氷雪の眼差しに灼かれて』でサムが出て来るんだろうと待ってましたが、最後まで出ませんでした★ちょっとビックリ。

感想ですが、さすがジュリー・ガーウッド!どちらも楽しめました♪ ロマンスは、『氷雪の眼差しに灼かれて』のが入りやすかったかな。ヒロイン、ヒーロー共、『最後の朝が来るまえに』の方はまじめ過ぎな感があって。『氷雪の眼差しに灼かれて』のカップルのが楽しかったです。でもサスペンスは『最後の朝が来るまえに』の方が面白かった。

『氷雪の眼差しに灼かれて』…何と言っても、被害者がマラソン大会にエントリーする前にさらわれる必要性が全く理解出来ない。犯人は極度のストレスが与える影響を知りたかったらしいが、それでもね。めちゃ目立たない?そんなところからどうやってアラスカへ運んだんだ??大変過ぎるだろう。もうちょっと何とか出来たと思うんですが。犯人たちも元は頭でっかちの博士たちだからか、不必要な行動が多過ぎて自滅感が満載。最後まで不可解な人達でした。ソフィを窓際に呼んだ電話の声、聞いたことあったらしいが、結局誰だったのかは謎のまま。ま、こちらのメインのサスペンスは、今一つと言うことで(笑)。

それより、ロマンスとサイドストーリーが面白かったです。取り敢えず前向きなヒロインのソフィは、犯罪者の娘。と、言っても日本で言う『 ねずみ小僧 』的なお父さんで、親子で曲がったことが嫌いと言う読んでて楽しい性格。このお父さんが絡んだ事件も気持ち良く解決するし、ソフィに嫌がらせをしている同僚の記者も捕まるし、読後感は爽快 ♪♪ 

ロマンスは、いつも通り(?)結婚する気のないヒーローと、超美人ですが、真面目なヒロインカップル。萌える(笑)。 そしてヒーローのジャックとアレックのユーチューブ動画が出て来る。あるならぜひ見てみたい!心から(笑)。 今回は結婚まで行ってなくて、婚約止まり。なぜだ。次回作でも婚約中だった。お父さんのことがあるから?新作では結婚してるかな??

『最後の朝が来るまえに』…は、ヒロインはまだ学生です。で、ヒーローは謙虚で控えめな捜査官。そして珍しくスコットランド人♪ (二重国籍だそうで)。久々のスコットランド人!なぜかテンションが上がった(笑)。最近全然出会ってなかったな。(アメリカ舞台ばっかり読んでたから?どなたかイギリス舞台のロマンス&サスペンス紹介して下さい(笑)。) 

ヒロインは、両親がどうしようもない人たちで、彼らから祖母を守っているとても良い人。でも私的には二人共、ちょっと大人しめで面白味がない。 でも、そんなヒーローですが、無意識に縄張り意識全快で、交代でヒロインの警護に来たイケメン二人を追い返しているシーンは笑えた。結婚後は、彼の故郷で暮らすことになるのも好き♪ 彼の故郷の家がお城で、彼は伯爵の後継者であり、未来の氏族長だそうです。ハイランダー!! (ジュリー・ガーウッドのハイランド物は未読なんですが、読むと繋がるのかな?)

サスペンスも、こちらは二重になってて、どちらも無理なく進んでいて、面白かったです。(そんなにトリッキーではないので、驚きとかはないですが。) ただね、超まぬけなマイロなるキャラがやたら出て来るんです。読んでるとイライラして来るんですが、しょっちゅう顔を出す。出たら結構長い。出るなら最短して欲しかった。 そしてどうせ作るんなら、イライラさせるだけじゃなくて、もっと笑えるキャラにして欲しかった。(このキャラいなければもっと良かったのにな、残念。このキャラ本当に必要でした??)

 

ところで、今は《 狼たちの休息 》シリーズの2作目に入ってます。『天使と野獣』ってタイトルです。今回のヒロインはエンパス(能力者)です。そのことをなかなか信じられないヒーローですが、彼の姪も超能力者で彼女のことは信じてます。ってか、ただのボディーガードの話だけではダメなんですね。その手の(SFっぽい)話が読みたかった訳では全くないのですが。その上、宗教も絡んで来ます。(キリスト教の亜流みたいなの、いっぱいあるみたいです、アメリカ。)

で、ヒロインはその力のせいで色々大変な目に合います。そのヒロインを守るために、ボディーガードとして元麻薬捜査官で過去に彼女に助けれたヒーローが出て来るんですが、今のところ、やたらに我を張るヒロインがうっとうしい(笑)。エンパスなので、他人の痛みを和らげる能力があり、やたらに良い人設定ですが、ちょくちょく思慮の浅い意固地な行動するんですね、彼女は。 もう半分近く読んでるのに、全く感情移入が出来ない!さてどうなるでしょう…(笑)。

 

ではでは、良いお年を…。来年も素敵なロマンスに出会えます様に♪


《狼たちの休息》シリーズ…ビバリー・バートン★&《ブキャナン》シリーズ… ジュリー・ガーウッド♪

2015年12月20日 | ロマンス・複数作家

以前、「負のスパイラル」にはまった時に、救ってもらったビバリー・バートン。 せっかく手元にあるので、《狼たちの休息》シリーズを読もうと第1作の『裏切りの一夜』を読みました。 ヒロインは、上流社会の一員、対してヒーローは町の厄介者。ヒロインは地元で亡き父親の会社相続しており、ヒーローは町を追い出されて軍に入り、今ではボディーガードとして働いています。 そんな二人が11年ぶりに再会するところから始まります。

ちなみに11年前に二人は一度結ばれているのですが、ヒロインはヒーローを愛していましたが、ヒーローは別の女性に振られたばかりで、慰めを求めてのこと。その結果ヒロインは妊娠してしまいます。それを知った彼女の父親がヒーローを町から追い出します。

父親の行動を知らないヒロインは、ヒーローが彼女を捨てて町を出たと思っている。ヒーローは、ヒロインが父親に告げ口をしたために、追い出されたと考えている。その誤解がいつ、どうやって解けるかが読みどころで、面白そうではあるのですが、いかんせん、私の嫌いな作品に良くあるように、同じ感情の吐露やセリフが繰り返し出て来る。ヒロインの場合は、ヒーローへの恨みで、ヒーローはその逆。同じ様な言い回しが出て来るたびに、さっきも聞いたけど、とか先へ進まんかい、とか思ってしまう。 そして最終的には、ただのページ数稼ぎでは?と思えてしまう。

そこにヒロインの弟(実は息子)が絡んで来るのですが、実情を知っている母親がなぁ。良い人役なんですが、ヒロインに自分の夫のしたことを伝えていないのが納得出来ない。だから誤解が解けなくて、こじれてるんだし。ヒロインに色々言う前に、まずあなたでしょ!って感じです。

ただ全体的にはそう悪くなかったです。そこそこロマンスしてるし、事件もまぁ悪くはないです。浅い感はありますが、ハーレクインだしね(笑)。次作は、『天使と野獣』。おもしろいかな?

 

今は、ジュリー・ガーウッドの『氷雪の眼差しに灼かれて』と『最後の朝が来るまえに』を同時進行しております★ で、判りました、私「ブキャナン兄弟」シリーズの2と3を持ってませんでした。3の『魔性の女がほほえむとき』が一番好きだと思ってるんですが、自分で持ってなくてビックリ。で、今は7と8を読んでる状態です。

なぜこのシリーズ、順番が判りにくかったかと言いますと、ブキャナン兄弟、6男2女と言う大所帯なんで、ロマンスの主役はこの兄弟が順番になるかと思いきや、そうでもなく、彼らの親友、仕事の相棒、義理の兄弟など派生した人間関係で繋がった人物が主役になったりするので、つながりを把握するのが邪魔くさかったりする(笑)。のでほってたのですが、今回新刊も出たことだし、再読しつつ整理しようかとは思ってます。(今、イヴ&ローク、休憩中(笑)。)

上記を書いた後で判った、このシリーズの順番が判りにくい一番の原因は、本のどこにも記載されていないからでした★ わりと他のシリーズだと、裏表紙のあらすじのところに何とかシリーズの何作目みたいに書いてくれていたりするのですが、このシリーズ全然なくって。だからだな、判り難いのは。その上、人物紹介が大雑把。今見た『心うち砕かれて』でのヒロイン紹介が、「本編の主人公」って。普通、職業とかを書かない?ブキャナン兄弟も本文読まないと、何番目の兄弟なのか、全く判りません★

一応、《ブキャナン兄弟》シリーズの順序など…

1 : 『心うち砕かれて』(これのみ、二見書房刊)  

 ヒーローは、ブキャナン兄弟の次男でFBI捜査官のニックと彼の親友の妹のロマンス

2 : 『標的のミシェル』(ここからはヴィレッジブックス) 

 ヒーローは、長男で検事のテオと、女医(彼女がミシェル。ちなみに前作の主人公の親友もミシェル★)のロマンス

3 : 『魔性の女がほほえむとき』 

 ヒーローは、1作目のヒロインの兄で、元海兵隊員とFBIの職員のロマンス (ブキャナン関係ないです(笑))

4 : 『雨に抱かれた天使』

 ヒーローはブキャナン兄弟の三男でこの時はシカゴ市警の刑事のアレック。(のちにFBIの捜査官になり、続編に良く出てきます。)ヒロインは、名門財閥のご令嬢

5 : 『震える夜が終わるまで』

 ヒーローは四男のディラン。ボストン市警の刑事。ヒロインは妹の親友

6 : 『嘘はオアシスに眠る』 

ヒーローは待ってました(笑)のノア。FBI捜査官でブキャナン兄弟の次男の相棒。ヒロインはパソコンおたくの長女、ジョーダン

7 : 『氷雪の眼差しに灼かれて』 

ヒーローは、FBI捜査官で三男のパートナー。ヒロインは、三男の妻の親友。(また出た!横広がり(笑)!)

8 : 『最後の朝が来るまえに』

 ヒーローは、前回アレックを救ったらしい(まだ読んでる途中なので、その場面は出てません★)FBI捜査官と、次女シドニーの親友

9 : 『傷痕に優しいキスを』 

こちらは先月出たばかり。(…ってもう今、12月も末ですね…。あとちょっとでお正月?!早い★)

上記を書くのに本調べてたら、『嘘はオアシスで眠る』の登場人物紹介では、ブキャナン兄弟、しっかり説明がありました。(早分かり♪) 私の様に、人物紹介に文句を言うやからがいたのかも(笑)?!

 

さてさて、ほぼ内容を忘れている(笑)このシリーズ、とっても気になるので、再読予定中ではありますが、でもこんなに再読ばっかりしてたら、新しく読む本が貯まって行く……。 


取り敢えず読み終わりました、『姿なき蒐集家』 … by ノーラ・ロバーツ

2015年12月14日 | ノーラ・ロバーツ

相変わらず、スルスル読める彼女の作品ですが、最後まで登場人物に感情移入出来ず、残念。 まずヒーローが、欲しいと思ったものは必ず手に入れて来たと言う男性。バックグラウンドもあり、財産もあり、画家としての才能もあり、ルックスも良くて…ってどんだけ嫌味な奴(笑)。出来過ぎ君は、苦手です★ ヒロインは、またえらく性格が良い女性で、その上、殺人犯にも立ち向かえる根性がある。こちらもまぁまぁ出来過ぎ感あり。 ヒーローの親友のパン屋のお兄さんも、良い人なんだけどそれだけで。良い人みんなが嫌な訳ではないんですが、今回の良い人たちにはどうもどうでも良い感があって(笑)冷めた目で読んでしまった。ヒロインとその親友の馴れ初めですが、ヒロインが知らずに今は親友の夫と不倫関係にあって…ってエピソードが気持ち悪い。

肝心のロマンスも盛り上がらず、サスペンスもどうかと。殺し屋の女性、あんな目立って人殺しして、いつまでも逃げられると思っているのか?強迫観念的綺麗好きのコレクター(彼がボス!)も、せっかくのシュールキャラなのに、たいして登場もせずに終わってしまった。

個人的には昔から、インペリアル・イースター・エッグは見てみたい!と思っていたので、機会があれば本物見てみたいです♪ (関係ないですが、昨日京都市美術館で開催されている『フェルメールとレンブラント』に行ってきました。人が意外に少なく、結構ゆっくり見れました。で、良くあることですが、展示されている絵画、フェルメール1点、レンブラント1点でした(笑)。他は当時のオランダ絵画。でもフェルメール、良かったです。(彼の風景画も見たいのだけど…。)レンブラントはどうかなぁ、何かデッサンが変な絵でした(笑)。

なので、今回の『姿なき蒐集家』は普通と言うことで(笑)。

今は、以前にもお伝えした通り、ビバリー・バートンの「狼たちの休息シリーズ」を読み始めてます♪ まだ数ページなので良く判りません。また読み終わったら感想など。 (本当はマヤ・バンクスの『禁断の愛にいだかれて』をちょっと読み始めてたんですが、どうも今読む気にならなくて、ちょっと延期(笑)。)

後、久々ジュリー・ガーウッドのブキャナン家シリーズを図書館から借りて来ました!!楽しみ~!!『最後の朝が来るまえに』なる作品。面白かったら良いな♪

実はこのシリーズ、今ひとつ作品の順番が判ってない上、どれを読んだかも判ってない(笑)。現在どれを持ってるのかも管理出来てない状態です(笑)。早くいろいろ整理せねば(笑)。 …整理ベタが露呈…


ノーラ・ロバーツ&ローリー・フォスター … ややこしい日々(笑)

2015年12月06日 | ロマンス・複数作家

以前からお伝えしてますが、基本「図書館利用」を優先している私。 当然人気の作品や新しい本は予約することになります。で、順番待ちをすることになるのですが、今回、まずノーラ・ロバーツの『姿なき蒐集家』の上巻が用意出来たとの連絡があり、借りて来ました。次の予約者がいるので、今回は延長が出来ません。なので、サンドラ・ブラウン読むのやめて(笑)、こちらを読むことに。そうこうしているうちに、今度はローリー・フォスターの『聖母は涙にキスをする』が用意出来たとのこと。内心「エーッ★」でした。下巻はどこへ??(笑) 『聖母は涙にキスをする』は他市からの借受でしたので、この本も延長出来ません。仕方がないので続けてこちらも読むことに。

…と言う訳で、現在『姿なき蒐集家』の上巻と『聖母は涙にキスをする』を読み終わった状態です。そして最近続いている《イヴ&ローク》再読中と言うややこしいことになってしまってます(笑)。 (沢山の人が予約している本は、いつ借りれるか判らないので、重なるときついです。ま、買わずに借りてお金を浮かしているので、贅沢は言えませんが(笑)。)

で、肝心の感想です(笑)。

『聖母は涙をキスをする』。『隣人は切ない嘘をつく』の続編です。 前作は受け付けなかったので、今回のが良かったです。あくまで前作との比較しての話で、今作も私の好きだった頃のローリーを思えば、駄作かなとは思うのですが(笑)。何なんでしょう、言葉で全てを説明するような薄っぺらさと言いましょうか、登場人物の気持ちやら行動やらが今一つ大雑把と言いますか、細かな配慮を感じない。やたら体だったりセックスだったりに焦点があたるのもどうかなと。ロマンス小説の醍醐味は、まずは気持ちでしょ?って思うので、最初にセックスありきみたいなのは興がそがれてダメですね。(ホットなのが嫌いとかでは全然ないですが(笑)。)

それと、唐突に出て来る謎の男トレイス氏だったり、何を思ったか突然表に出て来る秘密組織のボスだったり(前回と同じような展開★)が、さらにあきれる要因。彼らの人物描写も甘くって、やっつけ仕事なのか?と疑ってしまう。それぞれの話で主役にあたるヒーロー達が、みんな大柄でセックス好きでモテるタイプばかりなのも、芸がない感じ(笑)。 でも次作はちょっと気になるカップルなので、読む気でおります♪ 明日、予約して来ます。

ノーラ・ロバーツの『姿なき蒐集家』。ロマンス&サスペンス作品です。まだ上巻のみの感想です。ロバーツ氏の作品ですのでそこそこ読めるのですが、すごく面白かったかと言うとそうでもない。誰にも感情移入が出来ない感じかな。ヒロインのハウスシッターって設定は、面白いです。(日本でもあるのかな?) でも主役二人の親友同士が以前結婚してたってエピソードは、何かちょっと不自然と言うかひっかかると言うか。それと上巻読み終わっても、犯罪者のボスの影も形もないのも気になる。(全く関係ないのですが、この話に出て来る殺人犯が女性なのですが、たまたま再読中の《イヴ&ローク》シリーズの『イヴの捧げた殺人』の犯人(こちらは毒殺メインですが)も女性で、キャラが被って私の中でややこしいことになってます(笑)。どちらも見た目が魅力的で、根っからのサイコパス★)

ま、途中ですので、読み終われば良かったってことになるかも知れませんが、今のところ普通です。

《イヴ&ローク》は、先にも書きましたが、14冊目の『イヴの捧げた殺人』を読んでます。それより気になったのが前作の『薔薇の花びらの上で』。この作品、シリーズの中では、めずらしく面白くない方にはいるのですが、それより何より、訳がちょくちょくひっかかるんですよね~。このシリーズ、尊敬に当たるくらい訳が自然で、それぞれのキャラにマッチしてるなぁと思っているのですが、13巻を読んでいたとき、何だか時々ひっかかることがあって★ でも以前から訳されてる方だし、どうして今回は気になったのか判らないのですが、訳で随分作品の印象が変わるんだろうなぁと、改めて翻訳者の大きさを感じたのでした。