エリザベス・ホイトの《メイデンシリーズ》最終話です。(さみしい…)。 当初は、セントジャイルズが中心だったのが、いつの間にやら「混沌の王」がメインになってしまったな(笑)。
ただ、この最終話が地味~(笑)。前作で終わっていたら良かったのに…。でも「混沌の王」のリーダーは二つの家から出てたから、ダイモア公爵が出て来ない訳にはいかなかったのでしょうが、それでもな。
何と言ってもヒーローのダイモア公爵ラファエル。『心なき王が愛を知るとき』のバルと違い、性格はいったって普通(笑)。見た目こそ怖そうなんですが、それも他人を痛めるよりは自分を(?)的な心優しきヒーロー。そして超真面目。ですが、ちょっと馬鹿かも。「混沌の王」を倒すのは、自分の役目!ってことで、誰の助けも借りないってな。一人で何が出来るっちゅーねん。さっさとカイル公爵に助力を頼んで殲滅すれば~?と思うんですが。彼には英語の良く判らないコルシカ人の部下しかいないし、それも十数人(?)くらい。少人数でどうやって「混沌の王」メンバーの情報集めるん?ほんとに…。ただただ愚直な良い人で、父親がサイコっだたがために人生破滅させられた人。
そしてロマンスにも後ろ向き~。最後の最後まで抵抗してたな、こ奴は。ロマンスを読みたいのに~、やだやだ(笑)。ヒロイン、さっさとラファエルと父親との違いを納得させれば良いのに~と思いました。
そのヒロインは、前作ヒーロー(カイル公爵ヒュー)の浮気者妻の親友ってな。性格は悪くないんですが、あんな道徳観念ない人を受け入れられるってのは、どうなの?魅力半減。
そして「混沌の王」の現リーダー=ディオニュソス。「混沌の王」の過去の被害者ってな、救われない~★ で、彼はなぜにリーダーになったんだっけ?リーダーになったのには、理由があったみたく書かれてましたが、もしかしてダイモアを地獄に落とすため?それは後から出来た理由やんなぁ?そもそもは何がしたかったん?それにダイモアより地獄に落としたい輩は沢山いると思うんですが。誰にも知られずリーダーになった割に、頭の良さが判るシーンが全く出て来ない、残念な人。
最終巻がこの浮かばれない話で終わるのか~。前作で結構すっきり終わってたのにな。めっちゃ残念感(笑)。
今は、先日ネットで購入した≪ イヴ&ローク ≫ シリーズの40巻を再読中。初回は焦って読むので、記憶が飛んでる(笑)。今は地道にしっかり読んでます。 楽しい♪♪
ところで見ましたか?NHKドキュメンタリー、『白馬の王子さまに会いたい!』!! 出ましたブキャナン(笑)。ロマンス小説読んでるとやたら出て来るブキャナン姓。とうとう本物のスコットランドの氏族、ブキャナン登場です!!わーい(笑)♪♪ 他にも伯爵や男爵やら出てましたね。男前な方々も多くて堪能(笑)。
そしてヒストリカルで良く出て来る貴族議員。昔からずっと無報酬なんだそうです。ビックリ。そして貴族院の世襲貴族議員の任期は終身だとか、知りませんでした~。リアルロマンス世界!楽しい~(笑)。