浪漫日和~ロマンス小説に癒されて~

時間があれば、ロマンス小説に浸る日々。
素敵な小説に出会えると、本当にし・あ・わ・せ。

大好きな バーバラ・マコーリィ ♪ …RITA賞作家さんです。

2014年10月08日 | バーバラ・マコーリィ

何気に手にして読み始めたのが、バーバラ・マコーリィ「秘められた思い」シリーズ。
これが大当たり! 面白いんだぁ。

これらはミニシリーズ(3部作だったり、4部作だったり) が続いていて、今のところ計15冊出版されています。
(その後は無いのかなぁ。新しいの全然見ないのですが。日本で出版されてないのか、書かれてないのか。
はたまた見逃してるだけなのか…。新しいの読みたい!)

それぞれ素敵なヒーローたちが出て来ますが、今までになかったと感じたのが、2シリーズ目に出て来る
シンクレア兄弟
芯が通っていてユーモアもあり、もてるのは自覚していて、でも自信過剰じゃなく…って、何て良い男たちなんだろう(笑)。
また今まで良くあった「お金持ち」設定はなく、兄弟みんな頑張って働いてます。庶民的~(笑)。

そして彼女はRITA賞作家。さすがに、どの作品を読んでも標準以上!楽しめます。
ただRITA賞を取った作品は、他の作品程には思い入れはないのですが★(再読率がちょっと低め)

ちょっと話がそれますが、以前 佐藤賢一氏は『王妃の離婚』で「直木賞」を受賞されたのですが、
どう考えても『双頭の鷲』の方が良い作品だろう…と思ったものです。
(好きなんです、この作品!ただ長編過ぎて、そうそう再読出来てませんが。)

こちらは、ロマンス小説のジャンルで言う「ヒストリカル」(笑)。
14世紀のフランスが舞台です。

主役は、軍神:ベルトラン・デュ・ゲグラン。
軍神と聞くとカッコ良さそうですが、身体描写がやたら手の長い男性だそうで、
ロマンス小説にはヒーローとしては登場出来ません(笑)。

代わりに(?)お勧めなのが、戦の天才:ジャン・ドゥ・グライー。カッコ良いです!!
ガスコーニュ出身の貴族で、「南の豹」と呼ばれています。見た目も良し(笑)です。
(ただ全体的に見ると、あまり話に登場しません★ 残念。)

佐藤賢一氏の作品は、『カルチェ・ラタン』までしか読んでないのですが、とにかく読み易い。
その上、歴史のお勉強にもなるお得(笑)な本です。
(ただ、性描写がちょっと苦手だった記憶があります…。ロマンスで鍛えられたから、今は大丈夫かも(笑)?!)


大好きなバーバラ・マコーリィの本のリストです♪

秘められた思い】シリーズ

★第1シリーズ
『スウィート・リベンジ』
『秘密の一夜』
『謎めいた恋人たち』
恵まれない少年時代を過ごし、成功して故郷に帰って来た三人の男性の話。

★第2シリーズ
『危険な提案』
『闇にさすらう淑女』
『レディ・ハリケーン』
『忘れられた一夜』
シンクレア兄弟のお話。
第1シリーズ・最終話のヒロインは、シンクレア家の末っ子です。

★第3シリーズ  … この辺りから、括るのが難しい展開に。
『渓谷の熱き夜』
『はかない絆』
『悲しき令嬢』
1作目のヒーローのいことに当たる3兄弟の話。
今までと違って、事件性のある内容。

『真夏の花嫁』 
副題が「秘められた思い」となっていますが、特に繋がりはありません★
『シンデレラの逃避行』 RITA賞受賞作!

『億万長者の憂鬱』
この作品で、第3シリーズの謎が解けます! サスペンス色が強いです。

★第4シリーズ(多分)
『誘惑はエレベーターで』
『変わらぬ口づけ』

その他の作品

「恋はテキサス流に」三部作
『燃ゆる大地』
『夢の呪縛』
『偽りの救世主』

『時計をはずして』
『真夜中の花嫁』
『炎の夜の記憶』  … バロン家の受難 Ⅴ
『世紀のプロポーズ』… 王冠の行方 Ⅸ
『狼とシンデレラ』 … 富豪一族:知らざれる相続人 Ⅳ
『御曹子とスキャンダル』シルエット・ダンフォース Ⅰ
『夜のとばりの下に』… シルエット・ダンフォース『サバナの熱き夜』収録

他に出版されている、バーバラ・マコーリィの本がありましたら、教えて下さい!