浪漫日和~ロマンス小説に癒されて~

時間があれば、ロマンス小説に浸る日々。
素敵な小説に出会えると、本当にし・あ・わ・せ。

軽い(笑)。『凍える心の奥に』 &『真夜中にふるえる心』 by リンダ・ハワード

2019年07月18日 |  リンダ・ハワード

 最近リンダ・ハワードは、はずれが多い。今作も2作共サスペンスの形なんですが、全然緊迫感がない★ その分、ロマンスは良いのかと言うとロマンスも何だかなぁ(笑)…なんですけども。ホントに残念××

『真夜中にふるえる心』は、人殺しもいとわないストーカー。それも警官。ってことで、なかなか良いかも…と思ったのですが、こ奴がパソコンが出来る姑息なだけの馬鹿。そしてほとんど出て来ない(笑)。最初と最後くらいなんで、緊迫感も何もない。 ロマンスも、体反応系(下半身優先)の始まり方って、全然ドキドキしないと言うかどうでも良いと言うか。感情移入出来ない★ そしてヒロイン、危ないストーカーに狙われてるからロマンスに消極的なのも判るけど、ずっとそれやられても。 感情も同じ事の繰り返しが多くて、つまらない。  あ、アメリカらしく、ストーカーに対抗するために銃で武装!ってシーンがあって、悲しかった。銃規制の進まないアメリカ…。

あと、背表紙には書かれてないのですが、リンダ・ジョーンズとの共著?っぽい★ こないだ読んだ『永遠の絆に守られて』の二人組ではないですか。だから?か、面白くなかったのは(笑)。

 

そして『凍える心の奥に』。こちらはヒロインが覚せい剤中毒のカップルに襲われる話なんですが、この作品も上記よりはマシではあるのですが、あんまり緊迫感もなく、どちらかと言えば不死身っぽい犯罪者にビックリ感。まぁ覚せい剤やってる人は、痛みとかあまり感じないかもですが。 ロマンスもこちらの方がマシではありますが、内容自体が二日くらいの話なんで、ざっくり感(笑)。ただヒーローの実家に無事到着してからのロマンスは良かったかな♪ ヒーローの息子が絡んで来て、良い感じでした。

 

 最近、新しく読んだ小説がことごとくはずれだったので、お気に入りを再読。今回再読したのは、リンダ・ハワードの『石の都に眠れ』とエリザベス・ホイトの『黒の王子のお誘いは』。 気に入っている作品は、やっぱり楽しい♪(たまに記憶違いもありますが(笑)。) ロマンスを堪能♪♪ 幸せ~。 あと、久々にジュディス・クリスンベリ再読予定。楽しいと良いな♪

 

 

 

 

ディズニー作品で、声も合わせてお気に入りのヒーローは、アラジンとニック(『ズートピア』)。なので、実写版の『アラジン』を見て来ました!色々突っ込み所はありますが、楽しかったです♪ アラジン可愛かったし♪ ちゃんとアラブ人(笑)。スルタン系のお話は、この手の顔なんだろうなぁとか、思いました。 ジャスミンも綺麗でした♪ 

『ピアノの森』コミック、大人買いしました(笑)。まだ送って来てませんが、楽しみです~♪


ジャンルは…?? 『仮面の天使』 by シャーロット・ラム を読んでみた。

2019年07月03日 | シャーロット・ラム

気分はヒストリカルだったのでチョイスしたつもりが、読み始めたら現代物でした(笑)。 (なぜにヒストリカルと思ったのか、自分でも謎なんですが(笑)、表紙の雰囲気??)

が、読み進めると、現代(1997,8年)と過去(1932年~1948年頃)の話が交互に書かれており、舞台がイタリア(ヴェネチアとミラノ)と言うこともあり、とても興味深く読みました。  今まで読んだことのない進行で、このロマンスはどうなるん??とワクワクだったのですが、最終的にこの本はロマンス小説ではないと断定(笑)。内容の半分程ある過去話の主役はミラノの商人の娘で、現ヴェネチアの旧家の伯爵夫人の話。彼女の半生の愛憎劇がメインストーリーです。

ロマンスとしては、モデル出身のイギリス人の女優とイタリア人映画監督の間に、伯爵夫人の息子がちょっと絡んで来る感じ。映画監督であるヒーローは、優しい母親を事故で亡くしている。またヒーローには、妻殺しの汚名あり。そしてヒロインには、嫌がらせが。 ミステリーは好きなのですが、嫌がらせを受けた時のヒロインの対応が何だかなぁで。警察に行くのは消極的だし、でもヒーローは疑うし。 ヒーローも奥さんがいるのにうぶなヒロインに手を出そうとするし、アシスタントにも手を出してるし、自己中だし、良さが判りませんでした★

そして何と言っても、伯爵夫人の半生が可哀そう過ぎる~。読んでて楽しくない!美人ではないし、性格も暗そうですが、ないがしろにされ続けてます。そして最後に彼女を追い込むのは、何とヒーローの実の両親!! ヒーローの母親は実は伯爵の愛人で、伯爵夫人のお金目当てに伯爵が結婚した後も、伯爵夫人を無視して二人で楽しく暮らしてます。気持ち悪過ぎです。そこに伯爵夫人の母親の愛人だったイギリス人まで出て来て、伯爵夫人の周りにはろくな人間がおらん! 伯爵夫人が人殺しだと判ったときの息子の反応も冷たいし。確かにアカンけど、そこまで追い詰めた輩は良いのか?? でも私的には、食事の采配してたんやから、毒でも盛れば良いのに~って思った(笑)。見た目に自信のある二人が衰えて行くのを見る方が、事故で殺すよりよっぽど良いって。(発想が暗過ぎ~??でも報復するならはダメージ与えないと(笑)。)

そして最後に伯爵夫人は忠実な使用人と共に自害。最後まで救われない~★  ヒーローの妻殺しの方は、実はヒーローのアシスタントが犯人。でも同じ部屋にいてヒーロー判らんかったんか? そしてヒロインへの脅迫等も彼女の仕業。ヒーローと結婚するはずだったのに~だそうですが、ヒーローにその気なし。ヒーロー、きちんと対応せなアカンやん!!最後までほんま良いとこなしのヒーロー★ 伯爵の息子の方がマシちゃうか? まぁどうでも良いんですが(笑)。

はぁ…。充実したロマンスが読みたい!! とりあえず良作のロマンス再読しようっと(笑)。

 

 

※画像は、あまり見ない(?)ヴェネチアの裏航路(笑)。4、5年前に撮影した物です。