浪漫日和~ロマンス小説に癒されて~

時間があれば、ロマンス小説に浸る日々。
素敵な小説に出会えると、本当にし・あ・わ・せ。

『愛は劇場のかたすみで』を読んでみた。

2019年04月20日 | ジェイド・リー

初めて読んだジェイド・リー。心情が丁寧に書かれているし、状況等もリアルに描かれていて、読み応えのある作品ではありました。

主役の二人は、小劇場の経営者で気骨のあるヒロインと、伯爵の次男で子爵でもある、インドで心に傷を負ったヒーロー。気持ちの良いヒロインと、心優しいヒーロー。そこに、ヒロインの婚約者となる能天気(?)なヒーローのいとこが絡んで来ます。

貴族と結婚したいと望んだヒロインが受ける、差別は読んでいて辛いです。インドで裏切られたヒーローの状況もしんど過ぎ~★そして何よりこの話、悪者が全く裁かれない★その点は現実過ぎ★ロマンスは良いのですが、このやられっぱなしってのは、スッキリしない!何かの罰が下って欲しい!ってことで、しっかりした小説ですが私の中では不満が残り、評価が下がってしまいました。残念。

そして一番のビックリは、エピローグ。普通、ロマンスのその後が書かれることが多く、楽しみにしている部分なんですが、今作、まるでホラー!? 怖くなると同時に笑ってしまった(笑)。そんな落ち~??

ジェイド・リーは、中国が舞台のロマンスも書いているそうで読んでみたいのですが、今のところ翻訳されたのはこの小説だけみたいです。

作家名でルース・ランガンの『翡翠の涙』(私の好きな《ジュエルシリーズ》♪♪)を思い出しました。『翡翠の涙』のヒロインの名前がジェイド。アメリカ人と中国人のハーフ(ミックスと言いたい!)なのも同じだなと。

 

※画像は、ハイドパークの沢山ある入り口のひとつ…だったかと(笑)。(久々、本に関係した画像。最近ロマンスに関係ない画像ばかりUPしてたからな★)

ステファニー・ローレンスの『愛の円舞曲』(〈三人の求婚者〉シリーズの二作目、本当は四部作の三作目(笑))を再読しました。楽しかったです♪ 放蕩者ヒーローが、ヒロインとの結婚を認めてもらうために、不本意ながら社交界のしきたりに従うのですが、その辺の気持ちをヒロインに伝えないために、やきもきするヒロイン。…この構図、どこかで読んだような…と思って悩んでいましたが、思い出しました!同じくステファニー・ローレンスの〈バー・シンスター〉シリーズの四作目、『誘惑の手綱を握って』でした(笑)。個人的には、ヒロインに黙って行動しているヒーローの理由が、『誘惑の手綱を握って』の方が理解出来たかなぁ。

 

 

 

こないだから再放送見てハマっていた(笑)時代劇、『陽炎の辻~居眠り磐音 江戸双紙~』が終わってしましました~×× シリーズ1の途中から見たのですが、山本耕史さん殺陣上手ですね~知りませんでした。 身分違いの恋もあり、楽しかったです♪(身分違いを埋めるために、町人の娘が武家に養女に行きます。そんな解決策があったんですね。ヒストリカルでも使えるのかなぁ??) ただ江戸時代の風習は判りませんが、婚前旅行に3か月って良いのか?とか、シリーズ3になって出て来た忍者軍団。まるで戦隊ものの悪役ばりでこの子供っぽい演出は何だ??とビックリでした。さらに最初に対戦相手として登場するのが、忍者関係なしで中国拳法使ってるし。せっかく今まで多少の軽さはあっても頑張って来たのに、ここに来てこの作り★残念でした。 今は次に始まった『ぼんくら』を見てます。ちょっと松坂慶子さんがうるさい(笑)ですが、なかなか良いです。

あと、新ドラマ『ラジエーションハウス』を楽しく見ております。丸山智己氏のマスクが好き(笑)♪

ハンドメイド、図書館でやたらにその手の本を借りて来てますが、最近は全然作れず★毎日何してんだか。(こないだ作ったビジューのブローチが、今一つだったしかなぁ。)

あ、今日は春らしく、筍ご飯と昨日灰汁抜きした蕨の天ぷらもどき(笑)を作りました。 美味しかったです♪ (重曹使用しての灰汁抜きだったのですが、灰汁抜きした液が綺麗な深緑になって驚きでした。)



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