浪漫日和~ロマンス小説に癒されて~

時間があれば、ロマンス小説に浸る日々。
素敵な小説に出会えると、本当にし・あ・わ・せ。

やっと借りれた(笑)。『心なき王が愛を知るとき』♪♪

2018年11月14日 | エリザベス・ホイト

《メイデン通り》シリーズ10作目です♪♪ 今回は、やたら人の弱みを握って脅して楽しんでいる公爵がヒーローのお話(笑)。 この回で判りましたが、「セントジャイルズの亡霊」がメインなのは終わってたんですね! イルカの入れ墨(笑)集団「混沌の王」が話の中心になってました。その上、バルにもイルカの入れ墨が★ ビックリ。

バルってば、ぶっ飛んだ輩だと思ってたのですが、サイコパスに育てられた故の感情の欠落…。《 サイ・チャンジリング 》シリーズのケイレブタイプだったんですね。この設定は、可哀そう過ぎて辛い★ そして恐怖の少年時代は、怖過ぎます★

バル、良心(=ブリジット。『ピノキオ』のジェミニ(笑)?)見つけられて良かったよぉ。

…にしても、ストイックなケイレブと違い、放蕩者のバル。脅迫と誘拐好きってな。そして享楽的。話の最初の方(20P)のエピソードで、てっきりバイなのかと思ってしまった(笑)。バイのヒーローは、あまり出会ったことがないのでビックリでしたが、逆にそれも新しいかも…と期待もしたのですが(笑)、その点はノーマルなヒーローでした(笑)。ヒロインの異父兄とはセックスの点では、気が合うかも(笑)ですね。

てか、ヒロインの母。良いのか~??特に好きでもなく、どちらかと言うと嫌いな部類だったのが、もっと嫌いになりました。1作目の話は嫌いな上、登場人物もほぼ嫌い。そこで読むの諦めずに、続けて読んで良かったです、このシリーズ。その後は秀作多いので♪

ところで、ロイル嬢は誘拐されるだけで、大して話に関わって来ず残念。この後もヒロインになることもなさそう…。途中から良く名前が出て来ていたから気になっていたのですが、特にエピソードもなく、人物像が掴めず★

そして思わせ振りな従僕のカル。態度がデカいのでバルと血縁関係か何かが??って深読みしてましたが、ただのバルの母親の愛人なだけだった。それも歪んでますが。(バルとカルは同い年らしい★) 

バルの初体験は12歳! (…ローク、負けましたね(笑)。) ブリジット、ロストバージンのエピソードがなくて、残念。執拗に尋ねるバル(283P~)が可愛い♪ ブリジットの名前に過剰反応している(257P~)バルも可愛い♪ ブリジットに物を食べさせたがるバル(293P)もやっぱり可愛い♪ (しつこい??(笑))

メフメト!良いキャラですねぇ~。今後も登場するでしょうか?

ビックリと言えば、あと2冊でこのシリーズ終わってしまう~。(もう出版済みですが(笑)。)知らなかった。もっと長く続くかと思ってました。とっても寂しい…。

 

 

 

最近、時代小説にハマった影響で、テレビで時代劇を見てます(笑)。取り敢えずNHKで『立花登青春手控え3』の放送があったので、見ました。が、全く面白くなくて★ これはアカンとBSの民放で見つけたのが、昔の時代劇の再放送。『人形佐七捕物帳』(主演:林 与一)って言うドラマですが、これが結構楽しい。主人公が男前なので「人形」ってあだ名が付いたそうですが、ホントに男前で(笑)。(このドラマの原作は、何と横溝正史氏!ビックリです。推理小説しかイメージなくて。ちなみに私の金田一耕介は、石坂浩二氏です(笑)。)  

他にも中村吉右衛門の『鬼平犯科帳』の再放送もあって、とっても楽しいです♪ 時代劇では一番好き♪ (昔、『服部半蔵 影の軍団』なるものにハマっていたことがあったのですが、どんな話だったのか記憶がなくて(笑)。)  ただ今は『伊三次シリーズ』で時代物にハマった私としては、捕物メインではなく、町人が多く出て来るドラマも見たいです。


日本のヒストリカル?!(笑)「髪結い伊佐次シリーズ」♪ 宇江佐真理

2018年11月01日 | 時代小説

いつの間にやら霜月になってしまった★ そしてやっとブログが書けました(笑)。

今は亡き祖母の影響で読み始めた時代小説。中でも、この「髪結い伊佐次シリーズ」はお気に入りだったのですが、ロマンス小説に出会ってからは、ロマンス小説のみの日々でした(笑)。が、最近たまには他ジャンルも良いかも…と、手に取った「髪結い伊佐次シリーズ」。神無月は、丸々このシリーズにドップリでした(笑)。最近の頭の中はすっかり江戸です(笑)。

4冊目までは読んでいた記憶があり、じゃあ5冊目からね~と読み始めましたが、このシリーズを読んでから5,6年は経っていて、ほぼ忘れてました(笑)。なので結局、1から再読しました。(全16冊)。

良かったです~。私の好きな捕物(後半は、あまりなかったですが)と、髪結いの伊三次と芸者お文のロマンス ♪♪ サイドロマンスもあり、本当に楽しかった~。そして『月は誰のもの』以外は、全て5,6作品収録の短編集なので、読み易いったら。そして漢字好きの私に嬉しい漢字だらけ♪ 振り仮名付きで、楽しかったです(笑)。

このシリーズ、作者がライフワークと言っておられた通り、デビュー作(『幻の声』)からずっと書かれています。伊三次とお文が家庭を持ち、子供が生まれ、その子供が大きくなって…と綿々と彼らの人生が続いて行きます。脇役たちが主役になる話も多々あり、江戸の人たちを身近に感じます(笑)。ただ当初は1冊で1年の経過となっていたのが、9作目の『今日を刻む時計』で急に10年飛んじゃってました。ビックリ★これは、作者がご自分のお年を考えてのことだそうですが。

そして宇江佐氏は3年前にお亡くなりになってました。ショックです★ もう彼らの話を読めないと思うと、ものすごく寂しいです。 「梅床」はどうなるんやろう、伊三次はずっと廻り髪結いのままなんやろかとか、伊与太はりっぱな絵師になれたんやろうか、茜との淡い恋はどうなったんやろうとか、次郎衛は岡っ引きとして活躍したんやろうかなどなど。その後の気になる登場人物(特に子供たち)が多々いて、一人で勝手にその後を想像(心配)してます。 本当に残念。そして寂しい…。

寂しいと言えば、表紙絵が途中から変わってました★ 東 啓三郎氏の表紙絵が、話にも合っていて、気に入っていたのですが。

 

文中で「おぶう」と良くお文さんが言うのですが、祖母を思い出しました。大正生まれの祖母は「おぶ」と言ってました。(お茶のことです。)他にも「おいど(おしり)」など、祖母が使っていて、今では使わない言葉を懐かしく思い出しました。 先日、母が「にぬき(ゆで卵)」と言ったのですが、娘には判らず。私も今は全く使ってないので、こうやって言葉は消えて行くんやなぁとしみじみ。「かしわ(鶏肉)」は、まだ大丈夫みたいですが(笑)。

 

画像は、この間行った香川県の金毘羅さんでみつけた、匕首(あいくち)もどきのペーパーナイフ。伊三次シリーズ思い出して、テンション上がりまくり(笑)で購入。作中では下手人、だいたい匕首で事件起こしてたんで(笑)。

 

 

映画、久々に響いた『坂道のアポロン』。中川大志くんが良かったです!!そしてセッション!ジャズだよ~♪ (だんなにはそんなに響かなかった様ですが(笑)。)

 

先日、換気扇を掃除しました。川畑要くん(CHEMISTRY)が出ていたので見た、「セスキ」で掃除って本当に油汚れが溶けてくれて、簡単に掃除が出来ました。 今年はちょっとづつ掃除をして、大掃除はしなくて良い様にしようと思ってます!