浪漫日和~ロマンス小説に癒されて~

時間があれば、ロマンス小説に浸る日々。
素敵な小説に出会えると、本当にし・あ・わ・せ。

再びのロマサス(笑)。『暗闇に抱かれて』 by カレン・ローズ 

2018年06月27日 | カレン・ローズ

面白かったです~。前の2作と違い、ヒーローは最初ヒロインを嫌っていました。良い設定ですねぇ~(笑)。ミステリーも今作のが面白いです。(前作はミステリーではなかったですね、クライム物ではありますが。)私はミステリーが好き(笑)。

今作も頭の良いサイコパスの犯罪です。そしておいおいって言うくらい殺されます★多過ぎ~。

ヒーローは前々作のヒーローの弟・刑事です。ヒロインは精神科医。今回も美男・美女カップル(笑)。今作のヒロインも猫飼ってます。今作の方が登場シーンが少し増えてます。が、やっぱりが存在感薄い!わざわざ飼ってる設定するなら、生かしてもらわないと。どこにいるんやろうと思ってしまう。ヒーローのペットの犬の方が、存在感があり(笑)。

あと、犯人ですが、さらっと兆候描写があれば良かったのに。ちょっと唐突なのが、残念。犯行理由も今一つ判りづらいかなぁ。

そしてヒロイン母、何この人?父親とヒロインとの長年の不和、知っていて傍観。さらっと書かれてましたが、自分本位で引きました★ 

この作品、登場人物多いですが、きちんとキャラ設定出来ていて、良かったです。特にヒロインの友人たち。お気に入りのキャラは出来ませんでしたが(笑)。

ヒーローの車、雨漏りします…。さすが(?)アメリカ(笑)。

あ、前々作のカップルの子供が大きくなってました♪ その後が判るのは、好き~(笑)。今作のヒロインのお兄さん(4人!)がヒーローの話もあるそうですが、日本では未翻訳!残念★

 

今は、スーザン・E・フィリップスを読み終え、久々ステファニー・ローレンスを読み始めました。 楽しいと良いな~♪

 

 

 

先週の地震時、仕事休みで家でのんびり本を読んでたので判りませんでしたが、次の日仕事行ったら、地震でエレベーターが止まっているマンションが結構あった★ 宅配ボックスも停電で使用不可のところも。お昼前には動き出した様ですが。高槻在住の妹宅は、三日程ガスが止まってらしい。 

そんな大阪で、CHEMISTRYのミニライブが♪♪ ハイタッチありだったのですが、この間の握手会と違い、ケミの方からお声掛け頂き、ビックリして固まってしまった(笑)。 (レコードは売り切れだった…。) 次は、来年のコンサート!

 

 ワールドカップ、香川君先発♪ 岡ちゃんも出ていて、個人的には満足(笑)。 まさかコロンビアに勝つとは…。セネガルとも引き分けたし。明日はポーランド。さてどうでしょう。


『誰かに見られてる』『復讐の瞳』 by カレン・ローズ…

2018年06月09日 | カレン・ローズ

カレン・ローズは以前に三部作を読んだのですが、他にも出版されているとは知らず。気付いて早速借りて来ました(笑)。(今、ロマンティック・サスペンスが読みたくて。良質なロマサス求む!(笑)です。《 イヴ&ローク 》の新作出るまでが、とってもさみしい…。出来ればミステリーだと嬉しい♪♪ )あ、『暗闇に抱かれて』は図書館に予約中。

面白い(?)のは、『誰かに見られてる』は文春文庫、『復讐の瞳』は早川書房からの出版です。シリーズとはなってないらしいのですが、重なる登場人物はいるそうで、一応順番に読みました。(『誰かに見られてる』が三作目なのですが、一,二作目は未翻訳なので繋がっているのかどうかは不明。)四作目の『復讐の瞳』には、三作目のヒーローが出て来てます。ただシリーズと銘打ってないだけあって、四作目の主役二人は、前作とは無関係でした★ 残念。なので前作ヒーロー達のその後もほぼ出て来ません。事件解決にヒーローは良く出ますが、殺人課の刑事さんなので(笑)。

ロマンスはどちらの話も、お互い一目ぼれと言うか、会った途端に運命感じてると言う設定。この手のシチュエーションが好きな人には良いんだろうけど、私はアカン(笑)。それでも最後まで楽しめました。ロマンスの進行で言えば、『誰かに見られてる』のが好み。

『誰かに見られてる』のヒーローは、愛妻を亡くした刑事。ヒロインは、検事補。 『復讐の瞳』のヒーローは元海兵隊員の情報セキュリティ・コンサルタント。離婚歴あり。ヒロインは女性シェルターの代表。こちらも離婚歴あり。どちらのヒロインも過去が辛いです。

で、サスペンスの方ですが、私は「目には目を」派なので、『誰かに見られてる』は犯人捕まらんでええやん的な感じで読んでました。何で最初にヒロインに手紙書くかなぁ。そんなことするから、早く捕まることになるし、まじめなヒロインが迷惑するやん…と思いました。なので捕り物としては、あまり楽しめなかったです。でもそれ以外は色んなことが丁寧に描かれていて、一気読みしました(笑)。

『誰かに見られてる』で気になったこと。(いつもながら細かい??(笑)) 家のリフォームをするヒロイン。壁紙やら床やらをリフォームする前になぜカーテンを掛けない? まずカーテンやろ。ブラインドでも良いけども。 カーテンがない家って、私的にはありえない。

そしてなぜ犯人は、ヒロインを観察してたの?話としては怖くなるけど、犯人の必要性が判らない★ そして!ヒロイン猫飼ってる設定なんですが、ほぼ出て来ない。猫の存在感が無さ過ぎ~★何のための設定?ここまで出て来ないのは、珍しい(笑)。あと、ヒーローの妹だったと思うのですが(アニーってキャラです)、出て来るたびにジャガイモの皮むいてます(笑)。

そして墓を作る犯人。重労働過ぎ。これもほんとうに必要か?まぁ、こちらは犯人しか判りませんが(笑)。

 

『復讐の瞳』は、取り敢えず、頭の良いサイコパスの怖さが満載です(笑)。そしてヒーローの名づけ子の男の子(アレック)がすごく頑張ります! 父親はサイテーな奴だし、母親もヒーローがすごく気を使ってますが、あまり良さが判らない。だんなが犯罪で捕まるのは困るが、助けに来た友人が捕まるのは構わないみたいな。自分勝手★ なのに男の子は健気でね(笑)。可愛かったです。しかしアレック、耳が聞こえないので、話せない。(ただ今訓練中。)なので自分の状況を他の大人に話して伝えることが出来ません。それは理解出来ますが、字も書けないのか?書いて伝えれば良いやん…と疑問でした。もう12歳なんだし。

 

この本に似た事件が、アメリカのアリゾナ、フェニックスで5月31日に発生!読んでる最中だったので、ビックリ★ 動機は違いますが。妻との離婚に関係した弁護士、精神鑑定士、メンタルヘルスの専門家などを自分を不利にしたと、次々と殺害。でも結構いい加減で、事務所を共同で使っていた関係ない人も殺害されていたみたいですが。犯人は自殺。捕まって欲しかったです。

 

今は、ジュリー・ガーウッドの『運命の瞳に焦がれて』を読み始めました。楽しいと良いな♪

 

 

赤江瀑は、結局『風幻』しか読み切れず★ 『夢跡』は、また借ります。作品群は、相変わらず耽美な上にミステリーで良かったです~♪♪ 大好きな綺麗な漢字もいっぱいでした(笑)。  ただ彼の作品の『オイディプスの刃』が、図書館になくてビックリ★ 映画化もされたから、一番有名かと思ったんですが。   こないだ心理学が出て来るマンガを読んだら「オイディプス」が気になって、『オイディプスの刃』を再読したくなったのですが。地道に古本屋で探します(笑)。


カレン・ローズ 『誰にも聞こえない』他…三部作を読んでみた。

2015年11月03日 | カレン・ローズ

カレン・ローズの『誰にも聞こえない』『闇に消える叫び』『木の葉のように震えて』(ロマンス&サスペンスBY扶桑社♪)の三部作を読みました。全ての作品が上・下巻あるなかなかの長編です。で、感想を言えば、一作目が一番良かったです(笑)。

こちらの連作、最初の巻(『誰にも聞こえない』)がきちんと完結してたので、てっきり1話完結のスピンオフ形式かと思いきや、ニ作目と三作目はロマンスこそ個々に描かれてますが、サスペンスで言えば2作品で完結する作り。なのでニ作目を読み終わったときのジレンマったらなかったです。寝不足になりながら完読したのに事件解決しないってどうよ。って。三作目のあとがきにもありましたが、消化不良でイライラする終わり方でした。

それプラス、二作目からの事件、犯人側の人間がやたらに多い。そして小さい町なのに性格破綻者の数が異常に多い。裏で糸を引く大物犯人、ラスト近くで判っても特に伏線とか何とかなかったので、「ふーん」としか思えない。最初はサスペンスっぽかったのに、途中からみんな銃でバンバン人殺してるし。逃げる気はあるのか?疑問。最後には犯人ほぼみんな死んしゃうし、何だかなぁでした。 

事件も個人による猟奇殺人から始まって、彼が参加していたレイプ集団の話になり、町の尊敬される立場にある人々の犯罪が出てきいの、子供の人身売買組織の話になりいのと、犯人と犯罪が絡まり過ぎてて、だんだんどうでも良くなって来る感が(笑)。 もうちょっと何とかならなかったのか。テンコ盛り過ぎ。残念。

この話を読んでいて、キャサリン・コールターの『旅路』を思い出しました。(小さい町での多人数の犯罪者たちって括りで。)こちらは全体的に言えば面白かったのですが、実は首謀者だったおばちゃんを常にののしっているおばあちゃんの下ネタっぽい話が嫌でした。(それも良く出て来るんだな、このシーンが。)あと、もしかして犯罪が行われてるのでは?と主人公達に疑問を持たせた冒頭の監禁事件。なぜ監禁していたのか未だに疑問。いつもさっさと殺してる様に思うのですが、この時だけ監禁?理由を知りたい。

それとこの2作品の共通項をもう一点。それは刑事さんがやたら多才。カレン・ローズの方は、豊なバリトンでオペラを歌ってくれます。キャサリン・コールターの刑事さんはクラブでサックス吹いてます。相棒のサビッチは、こちらも豊なバリトンでカントリーを歌ってます。その上、芸術家(画家)のおばあさんの血を引いてか、彫刻(だったと思う)も出来るらしい。日本の刑事さんのイメージからは程遠くてビックリ。(ま、実際の刑事さんのことは知りませんけど★)

ロマンスは、どのカップルもそれなりに楽しめました。カップルたちを紹介すると…刑事さんと考古学者、一作目の犯人の兄である調査局特別捜査官(また新たな職業が!警察とどう違うんやろ?)とその犯人たちに殺害された被害者の双子の妹である看護婦さん、一作目のヒーローの友人の刑事さんと二作目のヒーローの妹。こうやって書くと、カップルの設定も結構こんがらがってはますね(笑)。 

気になっているのは、三作目の『木の葉のように震えて』に出て来た「毛皮の縁取りがついた手錠」。ヒロインはレイプされた経験からか、セックスのときは荒っぽいのが好き、でもそれが嫌でまちがってると考えている。それを聞いたヒーローがクローゼットから出してきたのが上記の手錠やらの小道具(どんなものかの表記はなかった、残念(笑))。…で、物語内ではこれらがどう使われるのかなぁ~と興味津々で読んでましたが、結局その後登場しませんでした★ これもちょっと欲求不満。これについて何のエピソードもないなんてな、思わせぶりなだけで終わってしまった。(期待していただけに、ちょっとおこ。(笑))

 

〈ロマンス&サスペンス〉は一息ついたので、今はローリー・フォスターの『隣人は切ない嘘をつく』を読み始めました♪ (久々のローリー♪♪) こちらもシリーズなので、頑張って読まねば!

「イヴ&ローク」もちょっとづつですが、再読進めていて今6巻目(『復讐は聖母の前で』)。ここで初めてマクナブ登場!!そうか…6巻目からだったのかぁ…とちょっと感慨。

あ、ダイアナ・パーマーの『愛の守り人』。当初からの感想通り、可もなく不可もなく盛り上がりもなくで終わりました。う~ん。