浪漫日和~ロマンス小説に癒されて~

時間があれば、ロマンス小説に浸る日々。
素敵な小説に出会えると、本当にし・あ・わ・せ。

『灼熱の風に抱かれて』『悪の華にくちづけを』by ロレッタ・チェイス ♪♪

2018年02月02日 | ロレッタ・チェイス

図書館にあった2冊をゲット(笑)。日本で最初と次に訳された物ですが、びっくりのそれぞれの違うシリーズの本。なぜ(笑)?

最初に日本で発行されたのが、《カーシントン兄弟》シリーズの2作目(2007年10月発行)。その後《Scoundrels(悪党?)》シリーズの3作目が出て(2008年9月発行)、次が《カーシントン兄弟》シリーズの1作目(2010年3月)。で2015年にこないだ私の読んだ短編(《Scoundrels》シリーズの4作目)が出て、今年の2月9日には、また違った《仕立て屋》シリーズの4作目が出るそうです★《カーシントン兄弟》シリーズも《Scoundrels》シリーズもそれぞれ5作づつ出てるんですけど、訳す気なさげ。こんなに良い作家さんなのに、ブチブチ切れたシリーズ物を読まされるって…。悲しい。ちなみに『悪の華にくちづけを』はRITA賞受賞作です♪

『灼熱の風に抱かれて』は、舞台はエジプト。(エジプトと言えば、『アレクシア女史、埃及で木乃伊と踊る』。大好き♪♪) ロゼッタストーン発見後の1821年のお話で、ヒーロー、ヒロイン共イギリス人。ヒーローは、伯爵家の四男坊。ヒロインは12ヶ国語を理解している才女。未亡人です。

当時のエジプトでの採掘熱やイギリスとフランスとの競争、現地の人との考え方の違い等、文化等も丁寧に描かれていて、とても楽しく読めました。 ヒーローも気持ちの良い人ですし、ヒロインも頑張り屋さんで、良いロマンスでした♪ 脇役の悪党も活躍し、ヒロインのお兄ちゃんも良い人で最後まで楽しめました。

『悪の華にくちづけを』は、舞台はパリから始まり、『悩める伯爵と赤毛の魔女』の舞台だったダートムーアに移ります。『悩める伯爵と赤毛の魔女』のヒーローのイートン校の先輩が今作のヒーローの侯爵。で、今作のヒロインと弟が『悩める伯爵と赤毛の魔女』のヒロインのいとこ。弟は『悩める伯爵と赤毛の魔女』のヒーローの友人でもあります。結構交錯してるな(笑)。 

侯爵はろくでなしだと思われているし、自分でもそのふりをしていますが、実は愛を求めてる繊細な人。そんなヒーローを理解して愛するヒロイン。ヒロインの愛で変わるヒーローと、ヒーローの婚外子との場面も良いですね~♪その上、ヒロインはろくでなしのヒーローをピストルで撃つ気概があります(笑)。当時のフランスでは、美しい女性のロマンス関係のゴタゴタは無罪になるそうです。ほんと?「美」の力ってすごいんですね(笑)。 

 

画像は、大英博物館で購入した「ロゼッタストーン柄」の保冷タンブラーと、ストーンヘッジで購入の絵葉書。(「ロゼッタストーン柄」のマウスパッドを息子に買って来たのに、息子は持ってなかった★どこへ??)

今年はインフルエンザ、A、B両方罹るらしい★ 私はB型だったんですが、未だに体調が悪い…。タミフルも飲んだのにな。今日は早く寝ようっと(笑)。

 


『花嫁になるための4つの恋物語』 by ロレッタ・チェイス ♪ …他

2018年01月11日 | ロレッタ・チェイス

タイトル通り、4つの短編集です。ラズベリーブックス発刊で、ロレッタ・チェイス の他は、リサ・クレイパス、キャサリン・アンダーソン、そしてキャスリーン・E・ウッディウィス。元々、キャスリーン・E・ウッディウィスの『季節巡りて』を読もうとしたら、どうも話が途中からだなぁと調べたら、この前に短編が2冊出ているとのこと。日本ではそのうちの1冊のみ出版されてるらしく、それがこの本に収録されている『巡り逢うまで』だったので、借りて来ました。…が本当に短くて本文40ページ弱。何だかな…でした。

他の作品ですが、リサ・クレイパスの『愛の誓いはひとつだけ』は、懐かしの〈クレーヴンズ〉が出て来てテンション上がりましたが、それ以外は今一つ(笑)。ヒロインの、海外に行った自分勝手な男性への固執がうっとおしい。それが延々続くので、ヒーローにもういいやん、他の人探し…と思ってしまった(笑)。

もう1作はキャサリン・アンダーソンの『眼鏡の花嫁が愛を見つけるまで』。こちらもヒロインがうっとおしかったです(笑)。眼鏡掛けないと良く見えないのに、外見を気にして眼鏡を掛けないから、それでなくても家事が出来ないのに、よけい失敗ばかり。なのに家事が優秀なヒーローのおばさんが来たら、学ぶでもなくいじけて里帰りってな。素敵なヒーローがもったいない。何だこの面白くない話は!と憤慨しつつ作者検索したら、大好きな《コールター兄弟シリーズ》シリーズの作者さんでした。ビックリ★

で、最後の初めて読んだロレッタ・チェイス の『悩める伯爵と赤毛の魔女』。これが良かったのです!救われた感(笑)。他にはないくらい暗い感じの導入部分。悪魔に気に入られた土地としてダートムーアが出て来ます。気になって画像検索したらスコットランドみたいな風景でした(笑)。沼地の画像が見つけられなかったから、かもですが。 

またヒーローの名前がドリアン。個人的に『グイン・サーガ』の不吉な子を思い出してしまった★(もちろんあのフルーツもですが(笑))。そしてヒロインのグウェンドリン。勝手に《オリンポスの咎人》シリーズの魔物を宿したグウェンを思い出してしまったので、名前だけでもちょっと禍々しい(笑)。で、ヒーローは優秀なのにめちゃ自己評価の低い人。そしてヒロイン曰く、必要以上に他人を庇いたがる性質だそう。それと、ヒーローは、今までのヒーローと違い(笑)自分が精力絶倫なのも嫌がってました。(…が、実は私はその点を楽しみにしていたのですが、どうも普通の男性と同じ様でした(笑)。記憶に残る精力絶倫ヒーローは、リンダ・ハワードの『危険な駆け引き』のチャンスが断トツですが、シャノン・マッケナの『真夜中を過ぎても』のショーンも頭に浮かぶなぁ(笑)。)

このお話、ヒーローは余命短い病人で、ヒロインは医者志望!(1820年代なので、難しいんですが。)それでも前向きに病気治療に専念するヒロインが清々しい。ヒーローも魅力的だし(目の色が琥珀色ってな、初めてかも。)、その他の脇役も楽しかったです♪ (後で知った、『悪の華にくちづけを』に出てたキャラ達らしい。読まねば(笑)。) ロマンスも良く、時代背景等もしっかりしていてホントに良かったです!

 

今は、久々のメアリー・ジョー・パトニーの『公爵は海がくれた贈り物』を読んでます。楽しいと良いな♪

 

 

今年に入ってから、アメフトはプレーオフ。NHKのBSでは、今日で2試合放送されました。どちらも熱戦!特に今日の試合(ラムズ対ファルコンズ)のディフェンス陣が、見てて楽しかった~♪♪ 

今は、もうすぐCHEMISTRYのコンサートなので、ちょっと浮き足立ってます(笑)。落ち着け、私!