浪漫日和~ロマンス小説に癒されて~

時間があれば、ロマンス小説に浸る日々。
素敵な小説に出会えると、本当にし・あ・わ・せ。

さすが人気作品!! 『時のかなたの恋人』 by ジュード・デヴロー ♪♪

2017年03月31日 | ジュード・デヴロー

ただただ感服です。楽しかったです。今作も長編(602P)なのに、全く長さを感じさせず。16世紀を堪能しました(笑)。

前回にも書きましたが、タイムトラベラー物だったので最初はどうかと思いました。が、読み始めて思ったのは、ヒロイン(アメリカ人)…アカン…でした(笑)。ヒロイン、気概がなさ過ぎ★ とにかく結婚がしたい、プロポーズをして欲しい…の思いが強くて、同棲相手の言いなり。どう考えても相手に非があるにも関わらず受け入れる。そしてちょっと口答えをしたら旅の途中に置き去りにされてます。泣き続けるヒロイン。アカーン!この手のヒロインは苦手です~★ 読むのが苦痛になった所でヒーローが過去から登場。文字通り騎士の格好で(笑)。

ヒーローは、16世紀のイギリスの伯爵。無実の罪で斬首刑になる直前に未来にやってきます。彼の使命は誰の陰謀かを知り、家族の汚名をそそぐこと。このヒーローが良いんですねぇ~。現代の進歩に興味津々!可愛過ぎて笑えます♪ このお話はぜひ読んで堪能して頂きたいので、未読の方はここでひとまず終わって頂いて。 以下は感想及びクレームになります(笑)。

まずヒーローのニコラス、順応早くて現代で色々笑わせてくれます。最たるはやっぱり『缶切り』事件。缶切りの効力を見たニコラスは自分でやってみないと気が済まない(笑)。他人様の台所で、人のいない隙に缶詰2、30個開けていると言う。お茶目~♪♪ あと目からウロコは、16世紀のニコラスには、現代の英語が読めないし、現代人には昔の文は読めないらしい。日本でも漢文は読めないとは思うし、崩してあったらまず解読無理ですが★ 親切に214Pにニコラスが書いた英語のメモが載っていて、確かに読めませんが(笑)。でもアルファベットだからなぁ…昔の人に現代の文が読めないのがやっぱり不思議。

あと、普通のロマンスと違うのが、ヒーローは既に妻子持ち★ 現代に来たときには子供は亡くなってますが、ヒロインが16世紀に行った時には存命。ただ布でぐるぐる巻きにされて、ぶら下げられてます★怖い~。昔は子供に人権は無かった模様。お城で暮らす人々も、子供は他の人に預けて自分の時間を過ごしてます。今まで読んだヒストリカル、ほぼほぼヒーロー&ヒロインは子煩悩だったような。あれは嘘??

その2の目からウロコは、16世紀の一般市民の生活。ほんとうに不衛生。そして入浴の習慣がない★ これは上流階級でも同じで、顔や手は洗っても体まではなかなか洗わなかった模様。 これからヒストリカル読むときは、においを想像しそうで怖い(笑)。

ニコラスが現代に来て、着る物に驚いていたのが、ヒロインが16世紀に行ったことで理解出来ました。とにかく着る物は飾る。刺繍やら宝石やらで豪華にしないと沽券にかかわる。この頃は、法律(贅沢禁止法)で年収によって着ても良い物が決まってそうです。 またお金を預ける銀行などがないので、持ち物にお金をかけるそう。金の食器とか、宝石つきのゴブレットなど、貯金代わりに。

また伯爵の母の侍女は、数ヶ国語を話し、音楽の素養もあるのが当たり前。なので現代人のヒロインがそこへ混ざると、教養がないと言うことに★ そうか…。私も教養なしだな…とちょっと落ち込む(笑)。

で、クレームですが(笑)、現代に来たニコラスですが、愛人の生まれ変わりみたいな女性といる時、なぜかシャツのボタンが常に外れている(笑)。なぜ必要?彼女とどうなりたいんか判らず★ ただの習慣?

そして、ヒロインの細密画の流出。これこそ一緒に棺に入れて欲しい物ではないのか?なぜに売りに出された?レースは残ってるのに。 そしてニコラスは一生独身だったのに、ヒロインはすぐにヒーローの生まれ変わりゲットってな。ニコラス、可哀想…。

このお話、シリーズ物(モンゴメリー一族)らしいです。ヒロインの伯父さんが「 ランコニア王国 」 の国王らしいから、昨年出版された『誘惑は夜明けまで』と同じシリーズなんでしょう。今作も、やたらに輪廻転生してるしね★ …その手はちょっと苦手(笑)。

 

今回の写真は、本文中の訳では「バス」となってましたが、今は「バース」と言うのが普通かと。ここもヒストリカルで気になって行って来ました(笑)。ローマ占領時代に出来たもので、18世紀に再開発された保養地♪ ツアーで行ったので入浴は出来なかった★でも日本と違ってお湯はぬるいらしい。嫌だ(笑)。

 

昨日は、『ムーミン絵本の世界展』と『ラ・ラ・ランド』に行って来ました。『ムーミン絵本の世界展』は楽しかったです~♪♪ あっと言う間に時間が経ってしまいました。ショックだったのは、マクドのハッピーセットでムーミンの絵本があったこと。知りませんでした★残念…。

『ラ・ラ・ランド』は、娘は感動してましたが、私にはダメでした。まず話が薄過ぎ★いくらミュージカルでも内容なさ過ぎだろう…。先日『雨に唄えば』見返したばかりだから、余計にペラ過ぎ感満載でした(笑)。踊りも今一つだったしね。残念。

ただ、娘の友人おすすめの『X-MEN』!楽しかったです~♪ 続けて3作楽しみました!ただ何でウルヴァリンがジーンに惚れちゃったのかが判らず疑問。その点が最後まで引っかかってて残念でした。 …残念ばっか(笑)。


とっても長い…(笑)。『この夏を忘れない』 by ジュード・デブロー

2017年03月02日 | ジュード・デヴロー

久々に見つけたジュード・デブロー!今まで読んだ3作はどれも好きだったので(特に『心すれちがう夜』はお気に入り♪)、早速図書館から借りて来て読むことに。まずは分厚い!びっくりの720ページ★ちょっとクラッと来ましたが(笑)、楽しみに読むことに…。

が、私の苦手の話だった~(笑)。主要キャラの一人が幽霊。直系の男性には姿が見える上に会話も出来ます。その他のキャラも多くは繰り返される輪廻転生の産物。そして話の重要人物であるヒロイン母が嫌いなタイプ★ 要の主人公カップルの恋愛話も薄く、観光で成り立ってるナンタケットと言う名の島での生活のお話がメイン。話としては幽霊物が大丈夫であれば、ほのぼのとしたお話ではありますが、純粋にロマンス求めてると疲れる長さ…。3部作のシリーズ物で、2作目が日本でも出版済みですが、他に読みたい本沢山あるので多分読まない(笑)。あとがき読むと日本では未発表であろうシリーズのスピンオフ作品らしいです。

実は代表作らしい『時のかなたの恋人』は、新潮社刊のためロマンスと認識していなかったので、読んでないのですが、今回どうも一押しらしいと判り、今度探そうと決意(笑)。楽しいと良いな♪

後、ジュリー・ガーウッドの『きらめく翼に守られて』も読みました。全く面白くなくてビックリ(笑)。 舞台は11世紀のイングランド。途中で止めようかとも思ったのですが、取りあえず読み切りました。彼女も駄作を書いてたことが判りました(笑)。

 

で、アメフトですが(笑)、何とペイトリオッツが優勝しました!3クウォーターまで散々だったので試合自体が楽しくなかったのですが、最後で逆転って劇的過ぎ。残念なファルコンズでした。

2月の中旬からインフルエンザにやられ、その後遺症で肺の調子が悪くなり、今も胃の調子が悪くて全然復活しません★年取ってのインフルは打撃が大きい★ダウンしてる間に、本だけは沢山読めてますが(笑)。