浪漫日和~ロマンス小説に癒されて~

時間があれば、ロマンス小説に浸る日々。
素敵な小説に出会えると、本当にし・あ・わ・せ。

日本のヒストリカル?!(笑)「髪結い伊佐次シリーズ」♪ 宇江佐真理

2018年11月01日 | 時代小説

いつの間にやら霜月になってしまった★ そしてやっとブログが書けました(笑)。

今は亡き祖母の影響で読み始めた時代小説。中でも、この「髪結い伊佐次シリーズ」はお気に入りだったのですが、ロマンス小説に出会ってからは、ロマンス小説のみの日々でした(笑)。が、最近たまには他ジャンルも良いかも…と、手に取った「髪結い伊佐次シリーズ」。神無月は、丸々このシリーズにドップリでした(笑)。最近の頭の中はすっかり江戸です(笑)。

4冊目までは読んでいた記憶があり、じゃあ5冊目からね~と読み始めましたが、このシリーズを読んでから5,6年は経っていて、ほぼ忘れてました(笑)。なので結局、1から再読しました。(全16冊)。

良かったです~。私の好きな捕物(後半は、あまりなかったですが)と、髪結いの伊三次と芸者お文のロマンス ♪♪ サイドロマンスもあり、本当に楽しかった~。そして『月は誰のもの』以外は、全て5,6作品収録の短編集なので、読み易いったら。そして漢字好きの私に嬉しい漢字だらけ♪ 振り仮名付きで、楽しかったです(笑)。

このシリーズ、作者がライフワークと言っておられた通り、デビュー作(『幻の声』)からずっと書かれています。伊三次とお文が家庭を持ち、子供が生まれ、その子供が大きくなって…と綿々と彼らの人生が続いて行きます。脇役たちが主役になる話も多々あり、江戸の人たちを身近に感じます(笑)。ただ当初は1冊で1年の経過となっていたのが、9作目の『今日を刻む時計』で急に10年飛んじゃってました。ビックリ★これは、作者がご自分のお年を考えてのことだそうですが。

そして宇江佐氏は3年前にお亡くなりになってました。ショックです★ もう彼らの話を読めないと思うと、ものすごく寂しいです。 「梅床」はどうなるんやろう、伊三次はずっと廻り髪結いのままなんやろかとか、伊与太はりっぱな絵師になれたんやろうか、茜との淡い恋はどうなったんやろうとか、次郎衛は岡っ引きとして活躍したんやろうかなどなど。その後の気になる登場人物(特に子供たち)が多々いて、一人で勝手にその後を想像(心配)してます。 本当に残念。そして寂しい…。

寂しいと言えば、表紙絵が途中から変わってました★ 東 啓三郎氏の表紙絵が、話にも合っていて、気に入っていたのですが。

 

文中で「おぶう」と良くお文さんが言うのですが、祖母を思い出しました。大正生まれの祖母は「おぶ」と言ってました。(お茶のことです。)他にも「おいど(おしり)」など、祖母が使っていて、今では使わない言葉を懐かしく思い出しました。 先日、母が「にぬき(ゆで卵)」と言ったのですが、娘には判らず。私も今は全く使ってないので、こうやって言葉は消えて行くんやなぁとしみじみ。「かしわ(鶏肉)」は、まだ大丈夫みたいですが(笑)。

 

画像は、この間行った香川県の金毘羅さんでみつけた、匕首(あいくち)もどきのペーパーナイフ。伊三次シリーズ思い出して、テンション上がりまくり(笑)で購入。作中では下手人、だいたい匕首で事件起こしてたんで(笑)。

 

 

映画、久々に響いた『坂道のアポロン』。中川大志くんが良かったです!!そしてセッション!ジャズだよ~♪ (だんなにはそんなに響かなかった様ですが(笑)。)

 

先日、換気扇を掃除しました。川畑要くん(CHEMISTRY)が出ていたので見た、「セスキ」で掃除って本当に油汚れが溶けてくれて、簡単に掃除が出来ました。 今年はちょっとづつ掃除をして、大掃除はしなくて良い様にしようと思ってます!