浪漫日和~ロマンス小説に癒されて~

時間があれば、ロマンス小説に浸る日々。
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負のスパイラルにハマってしまった…(笑) FBIシリーズ&ジャッキー・カミンスキー

2015年09月14日 | ロマンス・複数作家

最近の読書ははずればかりで、ここ数日欲求不満が続いております…×× 

前回のブログ以降、 FBIシリーズでは 『土壇場』 『死角』 と読み、今は『追憶』を読んでます。 それプラス、マーゴット・ダルトンの 《ジャッキー・カミンスキー》 シリーズも読んでます。 (あまりにFBIシリーズ合わないもので、他に助けを求めたのですが、こちらもアカンかった…★)

まずは、キャサリン・コールターのFBIシリーズ。 『袋小路』からやばいなぁとは思っていたのですが、その後も復調することなく、面白くないまま…(笑)。  『袋小路』もそうだったのですが、何か事件が二つないと気がすまないらしい。そしてどちらも中途半端と言うか、そんな馬鹿なと言う感じで終わる(笑)。 

『袋小路』は、自殺未遂かと思われたが、実は殺されかけていたサビッチの妹の事件(彼女所有の高額絵画盗難事件もからむ)と、子供の連続殺人事件が書かれてる。 
『土壇場』は、命を狙われてる議員の婚約者(1つ目の事件)が、司祭の殺人事件(2つ目の事件)の目撃者になると言うもの。 
『死角』は、数学教師連続殺人事件と、サビッチの友人の子供の誘拐事件。 で、今読んでる『追憶』は、幽霊からの訴え(過去の未解決事件?)があり、その後、最高裁判官が殺されるという物。
 
で、『袋小路』ですが、妹さんを襲った犯人の親玉の出方が急です。何の伏線もありません。そして子供の連続殺人犯は超能力もどきの力があります。そして未知の生物?ぽいのが出て来る。 ちょっと勘弁です。
 
次の『土壇場』だと、こちらも唐突に元警部が裏では殺人鬼だったみたいな話が出て来て、その孫が血を受け継いでたみたいな話なんですが、そもそもの連続殺人がそんなに簡単に行われた事が疑問な上に、伏線も解決の糸口もなく唐突に事件が解決される。ミステリーとしては全くなってないです。取り敢えず事件さえ起こせば良いと考えてるとしか思えない。本文では事件解決しても、犯罪理由や犯人の行動説明が破綻していて、納得できない。
 
『死角』なんて、誘拐犯が何であんなに見え見えでしつこいのか、理解出来ない。理由があるようなない様なで、子供の母親の撮影ビデオがまた説明無く存在だけしてるし。伝道師宅のSMちっくな部屋も必要性が無さ過ぎ。犯人達の人物描写が通り一遍・上滑り気味で何の思い入れも出来ず。 それで言えば、サビッチ夫妻にも思い入れ出来ず。良い夫婦をアピールし過ぎ?何だかな。
楽しみにしていた数学教師殺人事件は、ほとんど書かれておらず、犯行動機も不明に終わった感。
そして突如サビッチの前に現れる、セクシー美人。しょっぱなに出て来たので本筋に関係あるのかと思いきや、最後までジムでサビッチにせまるだけのおばかキャラでした。何でしょう、取り敢えずその手を入れてサビッチもてる感でも出しとけってことでしょうか? それでも、もうちょっと絡み方もあったと思うのですが、本当に取ってつけた様なエピソードでした。 はぁ~。
 
この作者、犯人に行き着く道筋や納得行く犯行動機等を書く気はさらさらないんだと思う。だから事件も起こり放題、犯人やりたい放題。 ミステリーとしてはかなりお粗末。
 
で、これではアカンと読み出した《ジャッキー・カミンスキー)シリーズ。何だろう、すごく地味。 
『惑わされた女』は、最初は幼児誘拐偽造事件だったのが、本当の誘拐に…、て話なんですが、ヒロインにも脇キャラにも思い入れが出来ない。犯人、結構サイコぽいのに、身辺きれいってのもちょっと。何か出るはずでは?と思ってしまう。かっこ良いはずのサイキックヒーローも、押しが弱い感があり、私的には残念。(この程度のサイキックは受け入れ可(笑))
 
『見つめる瞳』も、結構ひどい連続殺人事件ではありますが、ドキドキ感があまりなく、犯人もやっぱり唐突。絶対こんなサイコな男は、人を殺す前に何か事件を起こしてるって。好青年の面しか出てなかったはず無いと思うんだけど。(…上記作品と同じ感想(笑))
それと彼が犯人だと判ったきっかけの嘘の証言を、彼がする意味が判らない。彼を犯人に特定するために、無意味に証言をさせたとしか思えなくて、やっぱり残念★
 
でも今日からビバリー・バートンの『甘美すぎた誘惑』を読み始めたのですが。結構グイグイ行けます。面白いです。
最後まで、楽しめると良いな♪♪


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