浪漫日和~ロマンス小説に癒されて~

時間があれば、ロマンス小説に浸る日々。
素敵な小説に出会えると、本当にし・あ・わ・せ。

年末・年始で読みまくり★ ジョージェット・へイヤー&シェリー・トマス 他(笑)

2016年01月06日 | ロマンス・複数作家

明けましておめでとうございます♪ 今年もよろしくお願いします♪♪

今年は年末・年始、微熱と腹痛で寝込んでおりました★ 未だに体調不良でダラダラしております。 年末からおせちは作れず、正月飾りも出来ず、毎年集まる親姉妹の会にもほぼ参加出来ず…ともの悲しい1週間になりました××  その分、ベッドで本読んでた訳ですが(笑)。

と言うことで、この忙しい時期なのに、今までになく本が読めました。 その上、娘から読むよう渡されてた 『ハイキュー』 ( 男子高校バレー漫画 )まで完読してしまった(笑)! 目が疲れた…。

読んだ順に書くと…

『略奪された恋人』 キャシー・ウィリアムズ (ハーレクイン・ロマンス)

『誘惑者は心を見せない』 ローリー・フォスター (MIRA文庫)

『愛の陰影』 ジョージェット・へイヤー (MIRA文庫)

『天使と野獣』 ビバリー・バートン (ハーレクインのシルエット・ラブストリーム)

『もう一度恋をしたくて』 シェリー・トマス (ソフトバンク文庫)

好きだったのは、『愛の陰影』です♪♪ 最悪だったのはやっぱり(笑)の『天使と野獣』。 『もう一度恋をしたくて』は、リサ・クレイパス絶賛だったんですが、もうひと頑張り!って感じです。

以下、感想です。

『略奪された恋人』。 『天使と野獣』があまりに面白くないところに、年末に本の整理をしていたら未読のキャシー・ウィリアムズを発見。早速そちらから読むことに(笑)。さすがキャシー、さくさく読んでしまいました。でもね…、です。ヒーロー、一枚の写真と領収書があったくらいで、あそこまで憎んで落ち込むか?一度くらいヒロインに直接聞きゃいいやん。何だかな。誤解の生まれ方が納得出来ないので、読んでても引いてしまった。ヒロインもヒーローからのプレゼント、質に入れて「私はやるべきことをした」って開き直ってないで、素直にお金借りたら良かったやん。お金の使い道の理由を言うのは恥ずかしがってるのに、プレゼントを質に入れるのは恥ずかしくないのか?理解に苦しむ。

『誘惑者は心を見せない』。 ここ最近読んでるローリー・フォスターのシリーズ3作目。こちらは、シリーズ中では一番マシでした。(私ってば、かなり上から??(笑)) ヒーローの行動が、今までのヒーロー達より理解出来る。ただ、冒頭ね。ホットにしたかったんだろうな、とは思うけど、ちょっと拒否気味。そしてお金持ちの令嬢のヒロイン、いくら親や自分が付属していた社会から逃げるにしても、あんな治安が悪いところに住むか?別の意味で危険過ぎるでしょう。そこそこの中流家庭地域で充分だと思うんですが。 そして電話をかけて来る犯人。電話に何の意味があったんだ?ま、ラストみれば、頭がおかしくなってた様なので、犯人の理由やら行動やらが理解不能な感じで終ってしまったのは仕方ないんかな。はい。 それと次回のヒロインになるであろう警部補。突然現れてヒーローに擦り寄りますが、囮捜査の相棒探しって。どんだけ人材おらんねん、警察。どう見てもグレイゾーンのヒーローに頼る?それも相手の了解取らずに?ヒロインを嫉妬させるためのシーン?それとも次回の伏線?? この辺の細かいところが雑で気になる!!

『愛の陰影』。 何と1926年に書かれた作品。そのせいでか、おっとりと進んでいる感じ。今みたいに心情吐露は皆無。初めは読みづらかったのですが、慣れるとそれが逆に良い感じに。ホットなシーンは一切ないですが、じわじわ感大!で、ほんわか幸せに読み終わりました。ただ時代設定(1760年頃らしい)があまり好きではない。鬘や髪粉や付け黒子がどうも素敵だとは思えない。そして「鬘」が出て来る度に想像すると笑えて、「付け黒子」が出て来ると付けんといて欲しいなぁと思い、ロマンスに集中出来ない(笑)★ なので、私にはこの時期はロマンスとしては鬼門かも。

この小説のヒーローは「サタン」などとあだ名されている40代(!)の公爵。ヒロインは農家の娘となっているが、実は伯爵令嬢(19歳!)。実の親から、生まれたのが娘だったために農家の子供(男の子)と取り替えられます。その後、冷遇の末、男の子として公爵に出会います。ヒロインの明るさのおかげで、公爵が徐々に良い人になって行くんですが、そもそもどんなに悪い人だったのかは、あまり書かれていないので判りません。一度財産を浪費して博打で取り返したとか、女性に不誠実だったとかの記載があるのですが、エピソードとしてないもので、余りピンとこなくて。相当やな奴だった様ではありますが(笑)。かなり頭が切れるからか人生を斜めに見てる感があります。態度も台詞も傲慢と言うか横柄ですが、なかなか小気味良いです。ヒーローが絡んだ会話がともて楽しくて、結構長いお話ですが、全く気にならなかったです。ヒロインの取替え事件を絡めつつ、ヒロインの成長とヒーローの変化が楽しめるお話です。

『天使と野獣』。 ここでやっと完読。勘弁してって話でした(笑)。久々、飛ばして読みました。まず超能力者の牧師さんが敵になるのですが、愛想良く出て来て、ヒロイン(超能力者)を自分の教会に勧誘するのですが、断れた直後に「おまえは悪魔の子だ!」って断言して敵になります。えっ、急にどうしたん?って感じです。そんなお粗末な展開あり?その時点でやばいと思いました。その後も前回書いた通り、すごく他人思いの天使のようなと言う設定のヒロイン、めちゃ強情。私が助けなくては!って結局迷惑を掛けてるし。視野が狭くて、良い人かも知れないけど、イライラする方が勝つ(笑)。なので全然好きになれない。敵の牧師も、なぜそんなにヒロインにこだわるのか理解不能。数年前から彼女の能力、有名だったらしいし、なぜ急に?って感じで。初めは、いやがらせもこっそり行動してたのに、船の爆破やら子供を人質に捕ったりと行動が目立って来て、大雑把に。ま、話の作りも大雑把ですけども。 ロマンスもね、ヒーローが自分は野獣でヒロインは天使だから無理って思ってる所で、「はいはい」と流してしか読めず(笑)。 …と言うことで、217ページ(長い!)のこの小説、良い点がありましたらお伝え下さい。 (まだまだこのシリーズ続いてて、持ってるんですけど。1は悪くなかったので、そのうち頑張ります(笑)。)

『もう一度恋をしたくて』。 初めに、人物紹介でヒロイン(既婚者)に愛人ってところで、純愛大好きな私は「えっ」となりましたが、読んでるとまぁ良いかと無理くりですが納得しました。それにしても、ヒーローがめちゃ潔癖で真っ直ぐ。故にヒロインの嘘が許せない…で、10年な。当初ヒロイン追い掛けて行ってるんですよね、ヒーローを。ま、それでも許せないのは仕方ないのかな。でも別れない。で、結局許したら(この辺もな、今許すの?ってちょっと思った)、そのときにはヒロインには未来を誓った人がいて…と、上手く行かない。何だかな、素直に言えば解決出来るだろう問題にも、いつまでも愚図愚図と。で、最後のハッピーエンドが何だか今までの長かった問題に比べて、あっという間に解決になって、その点が一番不満かも。ラストのところをもうちょっと頑張ってくれれば、気持ち良く終われたんですが、今まであんなに愚図愚図してたのにそれだけで良いの??って感じの大団円で残念でした。

 

今は、ローラ・リーの『誘惑の瞳はエメラルド』を読み始めたのですが、前作の『青の炎に焦がされて』の内容をほぼ忘れているので、こっちを再読しないとな、と思っております。この作品は、ものすごくカルチャーショック(笑)を受けた作品です。かなりディープなSMものでした★(シリーズ名は、「誘惑のシール隊員」! 誘惑って修飾語が付いていてこちらもビックリでした(笑)。) 今までも、やんわりとしたSMものは読んだことあったのすが、この作品はさすがに「おおーっ」でした。(何なんだ、この説明になってない文は(笑)。) でもロマンスも犯罪も面白かった記憶が…。なので頑張って再読します。 ただ、ここ最近《 イヴ&ローク 》の再読が進んでなくて、15巻目が目の前でチラチラしてます(笑)。 読むの遅いんだもん!そんなに色々読めません★



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