Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

困った学者も、いる

2020-10-04 | Weblog
「日本学術会議」候補者の、首相による「任命」拒否問題は、不当である。

基本的には学究の皆さんを守るべきだとは思うが、困った学者も、いる。

伊達市の市民の被ばくデータを、研究者が、市民の同意なく使い、しかも被ばく線量を過小評価し、除染の効果を低く見積もることに使われたりしているという。

凡ミスではなく、何かの意図があり、それが周囲の情勢に動かされている可能性があるとしたら、「日本学術会議」の「任命拒否問題」と同じにおいがする、ということだ。

東京新聞の片山夏子記者が、記事を送ってきてくださいました。


片山さんは、福島第1原発事故後に働く作業員を追う東京新聞の連載「ふくしま作業員日誌」を担当、福島に生きる人々を見守ってきた方です。

ブログに新聞記事をそのままシェアすることはしない主義だったが、大切なことだと思うので、貼り付けます。
(片山さんから送ってくださるので、権利問題は大丈夫と思います)

「ふくしま作業員日誌」は、これまでのものが朝日新聞出版から単行本としてまとめて出版され、本田靖春ノンフィクション賞・「むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞」大賞を、ダブル受賞したばかりです。
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聖石温泉の若おかみについて

2020-10-04 | Weblog
前回のブログで福島行きのさい立ち寄った聖石温泉の若おかみについて触れたところ、若干の反響があったので、ご紹介する。
 
たまには明るい話題を、ということである。
これも一つの福島の「町おこし」の姿である。
 
温泉の名前は地名にちなむ。この地域にかつて「見ザル聞かザル言わザル」と彫られた大きな石があった。その名も地名の由来となった聖石(ひじりいし)なのだそうだ。
車から降りるとニワトリがいる。飼いたいから飼っている、というだけなのだそうだ。自由である。
今年で開湯23年目。成り立ちは偶然の産物だ。家を建てる際、ユンボで地面を掘ると、水が湧き出てきた。井戸を作って飲料水にしようと試しに口に含んでみると、鉄臭くてとても飲めたものではなかった。発想を変え、家庭用風呂の水として活用することにした、という。
家は自宅兼食堂。食堂の常連客から「お風呂にも入らせてほしい」と要望されることがあった。すると、湯船の評判が良く、専門機関に成分を調べてもらうと「温泉と名乗っていいですよ」と伝えられたのだという。「この辺は掘れば、どこでも温泉が湧き出るみたい」らしい。
 
長女芽生(めい)さんが2年前、若おかみに就任。田村市の観光キャンペーンクルーにもなる。
もともと地元でも有名な「カリスマギャル」だったという。
SNSでも発信、全国区のテレビ出演が続々と決まり、県外からの観光客も増えた。
さらにテント利用宿泊者のサポートを目的としたキャンプ場「聖石BASE CAMP」をオープン。ベースデッキを設け、テント利用の宿泊者のサポートが目的。  
ツーリングしてくる人たちも多い。
 
考えてみれば私はここの紹介をテレビ番組で観たことがあると思う。たまたまテレビがついていた、という状態なので、そんなにしっかり見ていたわけではないから、最初は気づかず、ここに来て途中から思い出した。
 
若おかみは、話も面白く、案内してくれた、田村市に親族のルーツがあるというシゲさん(佐藤茂紀氏)も、ここに温泉ができるとは、と、感慨深かったということである。
 
朝8時から夜8時まで営業。
1日じゅういたら、1,600円。かなり広く、コタツの部屋もあるというので、ご高齢の方々が、かなり長居するらしい。
半日(4時間)で、900円。立ち寄るだけなら、1時間半で、600円。
 
 
公式サイト
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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