Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

『ブーツ・オン・ジ・アンダーグラウンド』始動

2014-04-21 | Weblog
清水弥生の最新作、ついに詳細を発表いたします!

………………

『ブーツ・オン・ジ・アンダーグラウンド』

作○清水弥生 演出○藤井ごう 芸術監督○坂手洋二

ひきこもり君も、ショウガイ者も、おひとりさまも、お国のために働きます!

20××年、「特別平和支援隊制度」施行。召集令状が、重度障害者のもとに届いた。

『シンクロナイズド・ウォーキング』で鮮烈なデビューを飾った燐光群の新進作家・清水弥生。
『普天間』演出の豪腕・藤井ごうを迎え、〈地下〉から〈戦前ニッポン〉を撃つ、五年越しの最新作!

出演○ 猪熊恒和 杉山英之 樋尾麻衣子 武山尚史 宗像祥子 ・ 荻野貴継 ・ 東谷英人

照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○近藤達史
美術○じょん万次郎・福田陽子
衣裳○中山マリ
舞台監督○鴨川てんし
照明操作○桐畑理佳
演出助手○川崎理沙・長谷川千紗
イラスト・題字○沢野ひとし
協力○R-vive DULL-COLORED POP  (有)スタッフ・テン
制作○近藤順子・古元道広
Company Staff ○川中健次郎 大西孝洋 松岡洋子 鈴木陽介 
田中結佳 小林尭志 秋定史枝 西川大輔 宮島千栄 
根兵さやか 橋本浩明 内海常葉 秋葉ヨリエ

5月23日(金)─ 6月1日(日) 梅ヶ丘BOX

アフタートークあり。詳細はおって発表します。

受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前
開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。
未就学児のご入場はご遠慮下さい。
会場にエレベーターはありません。ご了承ください。


日時指定自由席(整理番号付)
一般前売 3,000円 ペア前売 5,600円 当日 3,500円
シニア(65歳以上)/梅丘ご町内割引(世田谷区梅丘在住の方) 2,500円
学生/障害者割引 2,000円 
※シニア・学生・障害者割引は事前予約のみ。梅丘ご町内割引は前売・当日共通料金。
受付で学生証・年齢・住所のわかるものをご提示下さい。
※ご予約順に整理番号をお取りし、開場時に番号順にご入場頂きます。
開場時間を過ぎますと整理番号は無効となります。

★ご予約・お問合せ○燐光群/(有)グッドフェローズ
03-3426-6294 
ticket-rinkogun@ee.alles.or.jp
①<お名前/電話番号/希望日時/チケットの種類と枚数>をお伝え下さい。こちらからのお返事を以てご予約とさせて頂きます。
②当日、開演の10分前までに受付にお越し下さい。代金と引換でチケットをお渡しします。
開場時間を過ぎますと予めお取りしておりました整理番号は無効となりますのでご了承ください。
※キャンセル・日時変更はできません。

携帯からの予約はこちら↓
https://ticket.corich.jp/apply/55063/


このたび、燐光群の清水弥生の書き下ろしによる『ブーツ・オン・ジ・アンダーグラウンド』を、5月23日(金)~6月1日(日)に東京・梅ヶ丘BOXにて上演いたします。
 燐光群ではこれまで清水の作品『シンクロナイズド・ウォーキング』『京都から二千匹発送しました』を上演しており、「積極的に社会に関わる障害者のミナミという魅力的な主人公によって感動的な舞台になった」「すべての登場人物に対する作者の視線の優しさが心地よい」(北野雅弘氏「赤旗」)の他、「社会新報」等でも好評を頂いております。

 この作品は、清水が劇作家協会戯曲セミナー研修科において、社会に対する鋭い考察と人間愛を持って作品を書き続けた故斎藤憐氏の指導を受け、五年の歳月をかけて構想を練り上げたものです。本作品は、昨年 12 月に日本劇作家協会主催「リー ディング・フェスタ 2013 戯曲に乾杯!」でリーディング上演され、今回さらなる改稿を経て上演いたします。
 演出には坂手洋二による作『普天間』(青年劇場製作)を手がけた藤井ごうを迎え、芸術監督・坂手洋二のもと、劇団の力を結集させます。また、劇団外からは、東谷英人(DULL-COLORED POP)、荻野貴継(スタッフ・テン)が出演します。

・・・

 自身が不合理な存在であることを認めつつも周囲の状況にあらがおうとする青年。ハラハラしながら彼を見守るグループホームの職員と、彼を応援する彼の唯一の友人である知的障害を持つ青年。また、制度を通じて出会った若者たちが、真剣でどこか滑稽なやり取りを展開させます。地下にある燐光群のアトリエ・梅ヶ丘BOXという、限定された小空間で濃密なドラマが繰り広げられることでしょう。グループホームの地下倉庫から始まるこの作品に重なり、世界へと広がっていきます。一人の青年が奮闘しながら自己と自由を模索していく様を描き、現在の閉塞感に満ちた世の中に風穴をあけ、人々がお互いを思いやることの大切さが見直され、大きな共感を呼ぶに違いありません。国家と個人、「健常者」と「障害者」の関係について、深く問いを投げかける清水弥生の最新作に、どうぞご期待ください。

http://rinkogun.com/BootsOnTheUnderground.html
コメント
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