Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

伊勢が、滞在アーティストを、募集

2020-09-12 | Weblog
アーティストが滞在して創作活動を行うことへの「支援」を、三重県伊勢市が行うという。
伊勢神宮がある、あの、伊勢である。
個人またはグループの、プロクリエイターが対象である。

日本でも地域で「滞在制作」の勧誘が行われている場合はないわけではないが、ジャンルが限られているし、情報がなかなか知られていないことが多い。
これは耳寄りな話である。

今年11月2日~3月15日の希望する時期、最短6泊~最長13泊の滞在ができる。
宿泊料全額補助、滞在支援金として一人5万円が支給される。
募集人数は50名という。
応募締切は10月9日。
募集要項は ↓

現行の「日本標準職業分類」における小分類で、「著述家」「彫刻家」「画家、書家」 「工芸美術家」「デザイナー」「写真家、映像撮影者」「音楽家」「舞踊家」「俳優」「演出家」「演芸家」にあたる職業を具体例として想定しているというが、例外もありという。
作品の提出や制作状況の報告などの義務はなく、必要な情報の照会、滞在中の機会や人とのマッチングなどの希望があれば、事務局が最大限に対応するという。

伊勢という地域への興味があることが望ましいだろうが、行ってみればいろいろと発見があるのかもしれない。

なんだか、ずいぶん恵まれている。
出してみたいという気持ちにもなるが、こういうのはもう、若い人に譲る年齢になっているのだと思う。
ご希望の方は、是非。
            
アメリカなんかだと、州立大学に演劇科があって、そこが演劇人を呼んで一定期間滞在させる、というのは、ざらにある。
ミュージカル『RENT』なんかは、そうした滞在を繰り返して創作されていったベストな例だと思う。

何だかアメリカのことが思い浮かんだから言っているのだが、私も、長期ではないが、ルイジアナ大学、バトン・ルージュに呼ばれたことがあるのを思い出した。自作の英訳版リーディングが主だったが、そういうのは楽しく、人生のご褒美のような気もするものだ。
そういう意味ではACCによるニューヨーク招聘滞在が一番長くて思い出深い。



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