北朝鮮が核実験。猪瀬直樹東京都知事は抗議コメントを発表、「都民の不安解消のために放射線測定体制を強化して、情報公開する」そうな。福島の原発由来と核実験由来をどう分けられる? 核実験よりはるかに高い放射能による被害があり、つまり既に被害者がいるはずなのに、新たな言い訳の材料を探しているようにしか見えない。都は「都民の不安」を解消するために今まで何をしてきたというのか。……福島県郡山市の小中学生たちが勇気を持って、「年1ミリシーベルト以下の放射能から安全な場所で教育を」と裁判を起こしている現実。昨年の甲状腺「福島県民健康管理調査」で、13市町村の3万8千人の子供たち35%に「のう胞」が発見され、さらに福島市の4万2千人の子供のうち43%に「のう胞」が見つかった事実。それらを前に、言い逃れだけを繰り返していて、大人として恥ずかしくないか。そして今年、福島県で新たに2人から甲状腺がんが見つかったことが、県民健康管理調査の検討委員会で明らかになった。県立医大は、「原発事故の影響の可能性は低い」としているらしいが、なぜそう言えるのか、明確な根拠を示してほしい。「福島の子供たちの不安」は、誰が解消してくれるというのか。……とにかく、「不安解消のために」と言われると、「不安を持っていること」が「不自然で無理解なこと」だと言われているような気がしてくるのだ。……雪が降る降ると脅されてじっさい降らないのはありがたいが、風が強いのはいただけない。井の頭線に乗っている時間が妙に長く感じられる。体調のせいか? 久しぶりに梅ヶ丘BOXでの稽古の日々。夜は座高円寺で、今年度最後の劇作家協会の戯曲セミナー、二時間余りを喋り倒す。
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チェルノブイリでの喉頭がんが発見されたのは事故から最短で4~5年
福島原発事故からまだ2年も経っていません
>「福島の子供たちの不安」は、誰が解消してくれるというのか。
>3万8千人の子供たち35%に「のう胞」が発見され、さらに福島市の4万2千人の子供のうち43%に「のう胞」が見つかった事実。
それらを前に、言い逃れだけを繰り返していて、大人として恥ずかしくないか
福島県立医科大学 放射線医学県民健康管理センター
「嚢胞は多くの人に認められ、生まれつきある場合もある、成長過程で一時的に現れて成長とともに消えていく場合もある。
非常に大きな場合は、喉に圧迫感を感じることがあり中の液体を抜く場合があるが、2㎝以下の嚢胞の場合は、その様な処置の必要はありません。
また5㍉以下の結節は、非常に小さく、成長過程でも増大することは非常に稀であることがわかっています。
このため、二次検査の必要はないと判断しています」
子供たちの不安を解消するためには、正しい知識を広めることです
「のう胞が43%見つかった。大人として恥ずかしくないのか」という見当はずれの批判が、福島の子供たちを不安にさせる原因となります
また今回の甲状腺検査では一般に通常の診療では検出されても問題ないとされている3 mmまたはそれ以下の嚢胞まで検出して計算しています
ちなみに福島原発事故前の韓国での調査では
15~77歳の女性の甲状腺検査の結果、異常なしは58%で、39.5%に異常所見が認められています