Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

弁護士に励まされて自分が無実と思い込む?

2013-03-04 | Weblog
パソコンを利用して犯行予告メールを送り威力業務妨害の疑いで逮捕・勾留されていたK氏について、東京地検は3日、処分保留として釈放。ところが警視庁など4警察によるPC遠隔操作事件の合同捜査本部は、かつて大阪府警が誤認逮捕した2件について、偽計業務妨害とハイジャック防止法違反の疑いで再逮捕。現時点では起訴できる証拠はないということである。新聞報道の中で「捜査関係者」「警視庁幹部」が匿名で、K氏が「弁護士に励まされているうちに、自分が無実だと思い込んだのではないか」とコメント。どうしても犯人に仕立て上げたいらしい。冤罪であるかどうかを証明するのは疑われた方ではない。有罪を立証する責任があるのは逮捕した側である。マスコミもずいぶん踊らされたが、一時は警察発表を鵜呑みにして「犯人逮捕」を疑わなかったわけだ。すぐに一色に染められる今の日本の報道の空気がみごとに現れている事件だ。しかし「弁護士に励まされているうちに、自分が無実だと思い込んだのではないか」という主観的な発言が許されるのはおかしくないのか。そもそもこれは警察・検察側がふだんから「おまえが犯人だといわれ続けているうちに、自分が犯人だと思い込む」という操作をしているということの裏返しだろう。語るに落ちたわけだ。……「カウラの班長会議」、ついに稽古場を撤収。いよいよ劇場入りである。……韓国では演劇への文化助成に「後助成」というものがはじまったという。韓国文化芸術委員会の文化振興基金(助成金)の事業の一つ。作品の評価によって、事後に助成金がもらえる仕組みだ。今いろいろ調べ始めている。これが成立すると、助成に対するさまざまな制約が解消され、あるいは変わってくるのではないか。
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