Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

「不屈の民」

2012-06-18 | Weblog
「第5回ゆんたく高江」が、上野公園野外ステージ(旧上野水上音楽堂)で開催された。吹き抜けの会場、風が快い。広い会場だが、出入りも盛んで、人はだんだん大勢に膨らんでくる。ブースも賑やかで、関西からのこされ島のこさん、済州島基地反対支援の若い人達、「八ッ場あしたの会」渡辺さんの姿も。沖縄・東村高江に米軍ヘリパッドが作られようとしていることに抗議する人たちが、東京周辺にもここまで大勢いる! トーク出演で高江からいらした伊佐真次さん、私が出た先月の那覇の憲法講演会に来て下さっていたとうかがい、恐縮。ライヴでは「ジンタらムータ」が演奏。懐かしや『不屈の民』も。久しぶりにこの曲を聴いて、いろいろ思う。八十年代には私もライヴで何度か歌わせていただいた。そのとき一緒だった中尾勘治氏が今日のこの演奏に加わっていて、懐かしい。「ジンタらムータ」リーダーで、高江支援のイベントにはずっと出ている大熊ワタルさんとも、久しぶりに立ち話。音楽の人達の、しなやかな年齢の重ね方には、感心させられることが多い。八十年代から今、自分たちは、どれだけ「自分たち」たりえているのか。……同時刻に、「普天間飛行場へのオスプレイ配備等に反対し、固定化を許さず早期閉鎖・返還を求める宜野湾市民大会」が、沖縄・宜野湾で行われている。沖縄では「号外」の出る盛り上がりだという。この国の他地域の人々もマスコミも、この「市民の怒り」を、正当に評価してほしい。……大飯原発再稼働は、それにしても許し難い。結果として国民の「あきらめ」を誘引することじたいが、もっとも罪深い。四分の三の国民が「納得しない」と言っていることが強行できてしまう国って、いったい何だ。他の国から見れば「民主主義が機能していない」=「信用できない」ということではないか。静観・容認している様子の海外の人間は、日本を「放射能の実験場」と思いはじめているケースもある。……写真は、「ゆんたく高江」開始早々、「垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ」の大きさを示すパフォーマンスである。客席で、実物大のサイズに、白い布を広げてみた。あまりにも大きい。こんな物が空から落ちてきたら、いったいどうなるのだ。妥協なく配備お断りである!
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