
下北沢・本多劇場で、別役実作『消えなさいローラ』上演中。
演出:渡辺えり 出演:渡辺えり・尾上松也
テネシー・ウィリアムズ『ガラスの動物園』の変奏曲と言うべき、二人芝居。
どのくらい前だったか私は覚えていないのだけれど、この戯曲、松本修さんが演出、渡辺えりさんがローラ、私が相手役を演じるということで、上演企画が立ち上がったことがありました。えりさんがご自分で発言されているので秘密にすることでもないのでしょう。
なので私はかなり特殊な観客です。自分なりに読み込んでいるので、思うところ多々ですが、とにかく目の前で『消えなさいローラ』が上演されていること自体が嬉しい。他の観客以上に楽しんでいたかもしれません。
今回のコロナ禍下で、渡辺えりさんが急遽上演を決められたということです。
相手役は、テレビドラマ『半沢直樹』で人気急上昇中の尾上松也さん。
20年以上、上演されていなかったということです。
別役さんのロマンチシズム、残酷さ、そして、さまよえる魂に対する惜しみない愛情が、ひしひしと伝わってくる作品です。
別役さんのロマンチシズム、残酷さ、そして、さまよえる魂に対する惜しみない愛情が、ひしひしと伝わってくる作品です。
本22日は、まだチケットがあるそうです。
オンライン配信もあります。
……上演後、またぜんぜん別の、ある企画の話し合いに参加。
コロナ禍下だけど、みんな、転んでもただでは起きないのだな、と、思う、下北沢の夜でした。
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