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Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

ベトナム帰り

2015-03-28 | Weblog
ベトナムではいろいろなことがあった。日本を離れていた72時間のうち、タイのトランジットも入れて飛行機と飛行場で25時間。賞味まる二日の中で、奮闘はした。詳細は諸事情あってまだ書けないが、食事時間以外は一時も休んでいる暇なく、まあベトナムのビールをのべ小瓶二本は飲んだ。行き来の機内でも仕事しかせず。それでもしっかり劇団公演関係者にはお土産買って帰る。基本的に眠い。

帰国直後の『現代能楽集 クイズ・ショウ』には、共同通信の、というか現在は新聞労連委員長の新崎盛吾さんが、来てくださる。新崎さんとは沖縄繋がりでもあり、いつのまにか長いつきあいとなっているが、なんと彼は早稲田大学で〈クイズ研究会〉に所属していたという! ご本人もいろいろクイズ番組に出ていたようだし、ウルトラクイズの高校生版からクイズに目覚めたとのこと。〈クイズ研究会〉部員には『クイズ$ミリオネア』で満額1000万円を獲得した猛者もいるという。
〈クイズ研究会〉については『現代能楽集 クイズ・ショウ』内で、合宿のことなど想像に任せていろいろ描いてしまったが、新崎さんに「よく調べていますね」と言われたので、とりあえず不自然なところはないようだ。
合宿も含んだ〈クイズ研究会〉時代のことを十数年後のOBたちが、亡くなった部員のお通夜で振り返る場面(台本上では「クイズ王」というタイトルが付けられている)は、実はこのシーンに出演している俳優陣の多くが「一番好きな場面」だという。演劇には「お通夜もの」というジャンルがあるのかというくらいによくそのシチュエーションが登場するが、この場面はかなりひねっている。たった6ページなのに内容がてんこ盛りの場面で、「魔法の省略法」と呼ぶ人もおり、短篇劇に挑戦している若手劇作家の方にもぜひ見ていただきたい。五十六十を超えてでなくアラフォー以下の年齢の人たちが過去を振り返るときの無惨と生々しさというものはあるはずで、俳優陣がそこに自覚的なのは嬉しいことだ。

写真は左から、新崎盛吾さん、早稲田大学で彼の後輩にあたり今回〈クイズ研究会〉OBを演じる長谷川千紗、私。終演後ロビー。

公演情報は以下の通り
http://rinkogun.com/quizshow.html
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