Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

「おかやまいっぽん」での講演

2017-04-11 | Weblog
日曜日、「おかやまいっぽん」での講演を終えた。このグループの一周年イベントである。国際交流センター。
なぜ「いっぽん」か。まあ、要は、「自民党以外で一本化する」の「一本=いっぽん」がこのグループの名前の由来である。
この日に選挙があった地区以外の岡山の野党関係、国会議員も含めてほとんど結集していた感がある。市民団体の人たちも全県から。
憲法改悪や共謀罪等に反対し、集団的自衛権行使容認の閣議決定や安保法制の成立を進めてきた安倍政権を否定するために集まるのであれば、意義あることだ。
燐光群の岡山公演を応援してくださっている皆さんも大勢参加されていた。

自分が岡山出身者であることから話し始めた。水道橋博士やヒロトらと岡山で同世代であることは知られている。
演劇人なので公的な演劇教育の話から。劇作家協会の話。演劇に於ける感受のシステムと双方向性のこと。
沖縄、南西諸島のこと。多くの誤解に晒されている現実。米軍・自衛隊について。
岡山にはカウラ事件の生存者・立花誠一郎さんが在住されているので、戦陣訓から教育勅語、戦争の話。天皇制のこと。
「公共性」とは何か。福島のこと。等々。演劇を手掛かりに、違う目で見てほしい事柄を中心に。

講演用に簡単にメモは用意したが、さくさくと進め、予定時間より五分くらい早く終えた。
超満員。ロビーで販売していた私の本が、全部売れてしまった。
懇親会、二次会まで、多くの人たちと話した。

ここまで本気で安倍政権を倒したい人たちが一定数集まっているのは事実だが、いろいろと難関はあるはずだ。
「その先」を見据えていないといけないだろう。「いっぽん」であることが裏目に出ないことを、願う。

しかし政治の世界では、本当に「選挙」というものが大きいのであろう。
そして、それぞれの思いで、「市民」の立場で懸命に働いている人たちがいる。
いろいろな面で恵まれた土地である岡山には、そこに甘えなければ、多くの可能性がある。
あらためていろいろなことを思った。
コメント
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