幸福は、同じような趣味と、同じような意見を持った人たちの交際によって増進される。社交は、ますますこの線に沿って発展するものと期待される。そして、こうした方法により、現在、非常に多くの因習にとらわれない人たちを苦しめている孤独感は、だんだん減っていき、ほとんど皆無になってほしいものである。こうなれば、疑いもなく、彼らの幸福は増すだろうし、一方、因習的な人たちが現在、因習にとらわれない人たちを左右することで得ているサディスティックな快楽が減少することも、また確かである。
ラッセル『ラッセル幸福論 (岩波文庫)』安藤貞雄訳、岩波書店(岩波文庫)、1991年、151頁.
私もまた「同じような趣味と、同じような意見を持った人たちの交際」を望む因習にとらわれない者だが、なかなかその機会がなく孤独感ばかり増している。世間や職場は、サディスティックな快楽を得ることで幸福を満たす因習的な人ばかりなので、ますます私は孤独・孤立していることは確かである。
ラッセル『ラッセル幸福論 (岩波文庫)』安藤貞雄訳、岩波書店(岩波文庫)、1991年、151頁.
私もまた「同じような趣味と、同じような意見を持った人たちの交際」を望む因習にとらわれない者だが、なかなかその機会がなく孤独感ばかり増している。世間や職場は、サディスティックな快楽を得ることで幸福を満たす因習的な人ばかりなので、ますます私は孤独・孤立していることは確かである。