幸福を世界の中に、自分自身の外に求めるかぎり、何ひとつ幸福の姿をとっているものはないだろう。要するに、幸福については、論理的に推論したり予見することができないのだ。今、幸福をもっていなければならない。君が将来幸福であるように思うとしたら、それはどういうことかよく考えてみたまえ。それは今、君はすでに幸福をもっているからだ。期待を抱くこと、それはつまり幸福であるということなのだ。
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幸福とは、報酬など全然求めていなかった者のところに突然やってくる報酬である。
アラン『幸福論 (岩波文庫)
』神谷幹夫訳、岩波書店、1998、292-294頁.
日頃、幸福の実感はないが、「期待」を抱くことが幸福であるの言葉は腑に落ちた。なるほど。なにかに期待するとき、それが叶っても叶わずとも、幸せな瞬間なのかもしれない。幸福の種はあるということか。
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幸福とは、報酬など全然求めていなかった者のところに突然やってくる報酬である。
アラン『幸福論 (岩波文庫)
日頃、幸福の実感はないが、「期待」を抱くことが幸福であるの言葉は腑に落ちた。なるほど。なにかに期待するとき、それが叶っても叶わずとも、幸せな瞬間なのかもしれない。幸福の種はあるということか。