A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記118 「册」

2007-10-22 23:04:46 | 書物
タイトル:季刊 册 vol.0 2007冬号
編集:新見隆、平林悠紀子、前田さつき
デザイン:長内デザイン室
挿絵:中島まり
発行:二期リゾート
発行日:2007年2月15日
内容:
「冊な話・一 逸格の背景」松岡正剛(編集工学研究所所長)
「ものづくりの言葉・一 舞台に立つガラス達」増田洋美(ガラス作家)
「アート・ビオトープ便り 庭の幻想・一 シュタイナーのゲーテアヌム詣で」新見隆(武蔵野美術大学芸術文化学科教授、ギャラリー册顧問・キュレーター)
「コラム 册の美 続・橋本真之論-「構造と装飾」に関する一考察」奥野憲一(工芸評論)
「コラム 一册の食 「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」石井好子著 暮らしの手帖社」平林悠紀子(ギャラリー册)

入手日:2007年10月13日
入手場所:ギャラリー册
2007年10月5日(金)~31日(水)に東京・竹橋にあるギャラリー册にて開催されていた<秋の三重奏(ポリフォニー)―花・陶・ガラスの饗宴>展を見に行った際に、「どうぞご自由にお持ち下さい」と言われ持ち帰ったギャラリー発行のフリーペーパー。
このギャラリーは千夜千冊で知られる松岡正剛氏がギャラリー内の棚に並ぶ書籍編集を手がけ、そのギャラリー名も氏によるものだとか。そのつながりでこの季刊誌でも松岡氏がエッセイを寄せている。
古本屋のように古い本が並んでいるが、そうかと思えば新しい新刊書も並んでいたり、その書棚のディスプレイ自体がひとつの展示空間であり、本好きにはたまらない空間となっている。
この冊子は、表紙の紙の手触りが品がよく、私も好きな紙だ。私もこんな冊子を作りたいものだと思う。