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脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

対応力

2023年12月05日 | 三代目は見た
11月末に下請けの受け入れを締め切ったのですが、予想通り「年内に何とかして」が相次いでいます。
貢献度というと偉そうですけど、当店の売上に貢献していれば応じる、そうでなければ応じない。
これで対応しています。
それも今日で終わり。この先はゴネても無理です。
直販は、内容次第で判断します。

そうなると、おおよその売上も分かってくるのですが、下請けに関しては厳しいの一言。
直販に舵を切った事で断った件もありますが、それを引き受けたとしても「廃業危機」を脱する事はできなかったと思います。
直販も、インスタをやっていなければゼロに近かったとしたら、ゾッとするどころの話では無いです。

下請けは、やっぱり時代の終焉なのでしょうね。
気づいていたけど見て見ぬフリをして、騙しだまし続けてきたのがコロナ渦で急加速した、そういう事なのかもしれません。
いや、業界全体でという事ではなく、棲み分けが進んだのだろうと考えています。
建材メーカーが対応しないものを売っていく。
でも、建材メーカーの守備範囲が広がって、それに合わせて需要も変化。
今、同業者で生き残っているのは「建材メーカーとは全く違う仕事ができる力」を持っているところだと思います。

書き方が難しいのですが、ファミレスなのか、定食屋なのかではなく「オリジナル料理が作れる」が生き残っているというイメージです。
これは、作る技術があるというだけでなく「対応力がある」と考えています。
「ここに頼めば何とかしてもらえる」と期待される対応力とは、柔軟な発想、そして提案力を指します。
これは、カタログで定義化した商品では難しいものです。

例えば、「アレルギーのこども用にケーキを作る」
これ、技術だけなら「見た目は普通のケーキだけど、アレルギー物質は使っていない」となります。
でも、対応力があれば「せっかくだから、普通のケーキより美味しいものを『プレゼント』しませんか?」という形です。
全く同じ完成品でも、満足度が変わってきます。

こうやって考えると、対応力をもったリフォーム屋、工務店も生き残っていて、そこと手を組んでいる業者も生き残っているのかもしれません。
苦戦しているのは、みんな一緒、マニュアル通りというところかもしれません。

さて、下請けの売上ですけど、昨年、一昨年と横ばいです。
少し増やす程度は可能かもしれませんが、大幅UPは望めそうにありません。
いや、減っていく可能性のほうが高いと思います。
だから直販、という事ではなく「どこだったら生き残れるか?」を常に探しながら、柔軟に対応していきたいと思います。
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