脱サラして一人親方になりました

脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

好かれる上司

2024年06月06日 | 三代目は見た
居酒屋で隣になったサラリーマングループを見ながら、自身のサラリーマン時代を思い出した。
私は部下には好かれていた(と思う)が、上司には嫌われていた。
それでも出世できたのは、数字至上主義の会社だったからだろう。
上司に嫌われようが、数字はごまかせない。

まだ数字が明確じゃ無かった時代、私より先に出世した人がいた。
上司、部下に好かれる人だったが、おそらく実力は無かったのだろう。
立場に求められる結果は出せず、逃げるように去っていった。

この歳になり、経営を少しは理解できるようになったと自負している。
その経験から、好かれる上司とは? と考えてみた。

部下に好かれる。これは悪い事では無いが、中間管理職止まりだ。
上司に好かれる。出世には、この要素は欠かせない。
どんなに実力があっても、ある程度以上は上司の推薦が無いと難しい。

考えてみれば、私の直属の上司は、部下から嫌われていた。
というより、何の評価もされていなかった。
「偉そうなヤツ」だけだ。
これは仕方が無い。上司が歩んできた部署ではなく、新規の部署を任されたから、過去の実績が無いのだ。
まぁ、私も実績は無かったが。

だから、上司は「部下に好かれる」私を置いたのだろう。
が、自分を守るには、求める以上の結果を出されたら困る。
そうなると、正しいと思っても否定し、間違っていると気づいても継続させて「オマエの責任」とする必要があったのだと思う。
そうしながらも、部下をまとめる為に私が必要だったのだろう。

私に足りなかったのは、直属以外の上司との交流だ。
経営者たちは、直属の上司からの話しか聞いていないから、失態は私の責任。成功は上司の指示と思っていただろう。
もし、私が別の上司と交流があり、多少でも私の意見が通っていれば、結果は違ったかもしれない。

・・・・いや、違わないな。

上司にすれば「オレの指示を聞く人」が良い部下であり、有能かどうかは別である。
そうなると、結果至上主義の私は、どの上司にしても厄介な存在だっただろう。
直属の上司は、経営者の指示を120%以上、忠実にこなしたのだと思う。
仕事も遊びも、全て全力以上だった。
だから執行役員まで昇りつめたのだと思う。

私は、上司の指示を正しいと思えば全力、思わなければ「怒られない程度」しか守らない。
この正しいかどうかの判断基準は「私が」である。
だから、嫌いな上司と戦う私は、部下には尊敬されたのかもしれない。
ついでに、私の判断のほうが部下の指示を得られたのもある。

こりゃ、上司に好かれるハズは無い。
今なら分かる。
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