マラソン讃歌

ランニング日記を中心に様々な趣味活動を紹介します。

新方式の伴走ロープ

2017年07月12日 | ボランティア
新方式の伴走ロープについて

最近、葛西臨海公園練習会等で試験的に使われ好評を得た新しい方式の伴走ロープについて紹介します。
製作に当たっては縫製のプロであるヤンヤンの協力を得られることができました。

1.新方式の伴走ロープとは
日本で通常使われている伴走ロープは、ランナーと伴走者が手と手で持つ紐ですが、韓国では手と手ではなくお互いの二の腕を結び合う方式の紐が使われています。国際パラリンピック委員会競技規則には、「ロープの長さは1m以下で、ロープは手か腕でつながれていなくてはならない」とあり腕で結び合う方式も認められています。
2.新方式の伴走ロープの特徴
【長所】ランナーと伴走者の腕振りや足運びがそれぞれ自分の通常の走り方でよい(二人三脚で相手に合わせて走る必要がない)のでストレスを感じません。【短所】ランナーは音声情報とロープの張り具合だけで自分の位置を確認するため、衝突やコース離脱の不安を感じることがあります。
3.新方式の伴走ロープが特に適していると思われる人
  ・快速ランナー(記録向上が望める)
  ・弱視ランナー(単独走の爽快さが味わえる)
  
4.新方式の伴走ロープが使えないと思われる場所
  ・でこぼこ道(ランナーがつまづくおそれあり)
  ・狭い道(広めの走路が必要)
  ・混雑するレースのスタート地点(手と手をつなぐ伴走ロープとの併用可)

5.新方式の伴走ロープの仕様(寸法はぴんと伸ばした時のもの)
  ・ロープの幅は25㎜、厚さは1mm、長さ(完成時)は530㎜
   伴走者の二の腕部分(190mm)+ランナーと伴走者の間隔(150mm)
   +ランナーの二の腕部分(190mm)
   注:ランナーと伴走者の間隔は300㎜まで自由に設定してよい。
 ・二の腕部分は二重構造
 外側(ロープ=腕を通す部分):幅25㎜、長さ190㎜
   両端に円形を作る(円周の長さは380㎜) 
 内側(ゴムベルト=腕をロープに固定する部分):幅20㎜、長さ135㎜
  両端から190㎜部分でロープとゴムベルトを縫い合わせ、さらにゴムベルトを
  縫合部分から10㎜と30㎜部分で縫い合わせる)
 ・材料
   ロープ(長さ910㎜が必要)はメダルの紐を活用(無料)又は手芸店で購入
  (1mで600円程度)
   ゴムベルトは手芸店で購入(1mで300円程度)

6.新方式の伴走ロープ使用上の注意
・危険を感じた時は伴走者がロープをつけている側の手で即座にランナーの手又は一の腕をつかむこと。
・左側(右側)の伴走者が右(左)に回る時はロープをつけている側の手でランナーの手をつかんで誘導すること。
・伴走者はなるべく手前でコース情報をランナーに知らせること(急な動作には対応できないことがあるため)。

以上。

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