サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

マンUvsエバートン

2013-12-05 14:00:09 | Weblog
2試合連続して香川はリーグ戦に先発。出場機会が増えるのはいいとしても期待されているほどの活躍はできない。それはどうしてか。

①スペインのリーガの試合と比べるとよく分かるが、EPLの試合はとにかくガツガツとあたりが強い。よって香川がトップ下などでプレーする場合は、相手が引いてくるためもあるがスペースがなくパスの出しどころがなくなる。躊躇している間に詰められてボールを取られるか、バックパスするしかなくなる。

②そもそもマンUのプレースタイルは香川に合っていない。マンUで活躍できずに他のクラブに移籍して輝きを取り戻した選手はたくさんいる。

③キャリックがいないせいもあるが、マンUはボランチの質が悪い。レアルの試合をみるとモドリッチとアルフォンソがボールを散らし、ゲームを組み立てていて、ボランチが司令塔である。マンUは香川がトップ下に入ろうが、基本型は4-4-2で両MFがウインガーとしてサイドからクロスを上げるというパターンである。よってボランチは中盤からサイドにパスを出す傾向が多く、真ん中にいるFWがルーニーやファン・ペルシーのようなスーパーな選手がいればそれで得点できてしまう。

④香川がどんな戦術でも誰と組んでもスーパーな活躍ができればそれでいうことはないのだが、そこまでの選手でもない。他の選手を使い、使われてのプレースタイルだからワン・ツーを出してもボールが戻ってこなければシュートまでいけない。

⑤香川のようにふわふわとポジションをチェンジしてパス交換を繰り返してリズムを作る選手はボランチに向いているのではないか。だから4-4-2ではなく4-3-3にして、香川をボランチの真ん中にして香川が動いたスペースは他のボランチなりがカバーする。動きとしては4-2-1-3といえるかも知れない。現在のマンUならば、ファン・ペルシー、ルーニー、ウエルベック(またはチチャリート)を並べる。サイドからの攻撃はSBに任せる。

マンUのサイドのMFは突破は強いが、細かいパスを出さずに精度の悪いクロスをあげてチャンスをつぶすパターンが多い。スーパーなFWの選手が多いのにそれを生かせないのはもったいない。チチャリートなんて他に行けばスタメン間違いなしの選手である。

いいアイデアだと思うのだが。。。。

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