サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

香川の劣化

2014-01-07 08:11:53 | Weblog
先日のFAカップのマンUの試合をみたが、マンUは本当に攻撃力がないチームになってしまった。今年のマンUの不振はファンペルシーが不在であることは明白だが、これにルーニーがいないとさらにひどくなる。この二人以外に試合の展開を変えることができる選手がいない。そして不安定がDF。

香川はどうかとみると、現在のパフォーマンスではスペインでもドイツでもドルトムント時代のスーパーなプレーはできないだろう。ナニが悪いかみていてよく分かる。

①ポジション取りが悪い。オフ・ザ・ボールの際に相手のDFのマークははがす動きが少なく、味方がパスしぬくい位置にいることが多い。従って香川へのパスは出しにくくなる。

②ルーニー以外に香川とワンツーして相手のDFブロックを崩そうとする選手がいない。例えべ香川が短めのパスをウエルベックにPA近くで出しても、それが戻ってこない。そこでもう1回、短いパスを香川に戻せばDFを抜けるのにという場面が多い。マンUの攻撃の選手は自分で何とかしたがる傾向が強いので、いまだに香川との連係が悪い。あるいはどの選手もサイドからの放り込みになれているので、面倒くさいパスによる崩しはやらないのかも。

③以前のように見られた自らシュートコースを作り出してミドルシュートを打つという姿勢が少ない。枠に飛ばす自信がないのかも知れないが、ルーニーならば確実にシュートまでもっていける場面でも香川はいつも他にパスを出す。

冬の移籍市場でのスーパーな選手の獲得は難しいので、今季はこのまま2-3試合に1回程度の先発があるかも知れない。しかしCLでも上位進出は無理だろうなあ。ベスト8でバイエルンとかレアルマドリッドのような強豪とあたれば負けるのは確実。

日本代表にとっては香川の調子があと半年で戻ってくれなければ、ワールドカップでの1次リーグ突破は赤信号である。

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