サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

なでしこ快勝

2005-03-26 20:14:57 | Weblog
夕べの寝不足も物ともせず、なでしこvsマチルダの試合を見てきました。オーストラリアvsイラク戦の前座試合です。女子の試合はあまり人気がないのか、チケット売り場にも女子の試合の看板も出ていない。それでも1000人くらいは入っていたかなあ。日本人はざっとみたところ、筆者と息子、日の丸を振っているファミリー、若い男女のグループ4,5人くらいか。

さてマチルダはみんな体が大きい。特にFWとDFは180cm以上ありそうだ。中学生と大学生の違いくらいある。こんなんで試合になるのかなあと見ていたら、案の定、1対1でボールを全然取れないし、相手のFWにボールが渡ったらそれだけでもう危険という感じである。

それでもなでしこはよく動き、チェックも厳しい。前座試合で手を抜かれたのか選手名のアナウンスもないし、ユニフォームの背中に名前が出ていないので、誰が出ているのか分からない。でも沢 たまきがいて(あの猿顔は間違えない)川上直子が出ていないことは分かった。

前半はボール占有率はほとんどがオーストラリア。なでしこは必死になって守る。ポストに当たったりラッキーな面もあった。失点しなかったのが不思議である。そのくらい地力に差があった。でもなでしこはよく動き、走る。あんなに走り回っていて後半大丈夫かなあ。

さて後半最初から川上直子の登場。待ってました。直子ちゃんは気が強いのかオーストラリアのサイドバックとマッチポンプを繰り返し、すぐに突っかかっていく。だんなになる人は大変だなあ。

直子ちゃんのオーバーラップを基点として精度の高いクロスが入り、安藤こずえがゴール。前半のもたつきがうそのようななでしこの得点である。サッカーは本当に面白いもんだ。ちょっとしたきっかけで攻守が逆転してしまう。

オーストラリアは失点後、攻めが雑になり運動量も落ちる。片やなでしこはまだまだよく走る。実にたいしたもんである。その後追加点をあげて、結局0-2でなでしこの快勝。夕べのイラン戦もこのくらいすっきりと勝ってくれればよかったのにと思わずため息。

なでしこの中でフィジカル、テクニック、創造性の3拍子そろっているのは沢たまき。フィジカルはそれほどでもないが、スピードとテクニックが優れているのが川上直子。

試合終了後の挨拶でなでしこ全員でちゃんと筆者のいたスタンドに挨拶に来てくれた。実に丁寧である。沢たまきももう少し美人だったらCMでも出られるのに。

さてメインイベントはオーストラリアvsイラク。観客は多分3万人くらい。そのうち3分の1はシドニー在住のイラク人である。太鼓や金で大騒ぎである。夕べのイラン人といい、筆者の周りは中近東一色である。

やっぱり女子と男子では体の大きさもスピードも迫力も全然違う。前半終わったところで息子が疲れたので帰りたいと言い出し、仕方なく帰宅の途へ。

自宅に戻ったらSBSテレビのライブ中継がまだ続いていた。スコアは2-1でオーストラリアの勝ち。イラクはよく動いていたが攻撃がいまいち。

30日のバーレーン戦は田中誠が戻っても4-4-2にするのだろうか。いっそのこと中村俊輔を左サイドバックにして中田ヒデをトップ下にする2000年のシドニー五輪と同じにすればいいのに。二人を一緒に使いたいのであればあるいは中田をボランチにするしかないでしょう。

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