サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

WCオマーンvsオーストラリア、ユーロ開幕戦2試合

2012-06-09 12:25:41 | Weblog

気温40度、わざわざ日没前にキックオフにしてホームアドバンテージを狙うオマーン。すかすかのスタジアム、わけのわからないコーランのような音楽が流れる。いかにも中東である。あまりにも暑すぎて観客が入らないのだろう。

試合は0-0だったが、前半はオーストラリアがボールを支配した。オーストラリアは体力温存、フィットネス重視のために前半は引いてくると予想したが、後半は必ずバテると考えたのか前半から前係りできた。しかしオマーンは意外に持ちこたえて0-0。

後半になってオーストラリアの足が止まった。やっぱり暑すぎる。6月の中東でサッカーをするという感覚がおかしい。オマーンは多くのCKを得たが、決定力がなく結局0-0で終わった。オーストラリアはよく守った。この環境での勝ち点1は立派。日本は6月に中東でのアウエーがないので助かった。

さてオマーンで疲労困憊してブリスベンに戻るオーストラリアは時差ぼけもある。日本は10時間フライトとはいえ、時差は1時間のみ。ブリスベンの日中の最高気温は20度くらいだから、サッカーはしやすい。フィットネス的には日本が有利とみた。

日本はホーム2試合で勝ち点6。ヨルダンとオマーンはホーム&アウエーの2試合で勝ち点1のみ。オーストラリアとイラクはアウエーの1試合で勝ち点1。まだ早いかも知れないが、オマーンとヨルダンの脱落は間違いなし。だから日本はオーストラリアに負けたとしてもイラクから確実に勝ち点4を取れればそれでいい。

さてユーロ開幕。開幕戦はポーランドvsギリシャ。ドルトムントコンビのいるポーランドに注目しているのだが、よーく考えてみればポーランドはヨーロッパの中でもかなり弱いほうだ。

ポーランドは前半早々からサイドを有効に使いかなりいい動きである。クバとレワンドフスキーのドルトコンビから先制。ギリシャは退場者を出して、これはポーランドの圧勝かと思ったらそうはならなかった。この試合のスペイン人審判はひどかった。なんでも直近の31試合で15枚のレッドを出しているそうで、イエローの連発。ギリシャの退場もどうでもいいようなファールでイエロー2枚である。これが完全に試合を壊した。

ギリシャの粘り腰は健在だが、使い物にならないのがサマラスである。まだセルチックにいるのかどうか知らないが、相変わらずのうどの大木。シュートは枠には飛ばない。パスミスの連発。もっとましなFWが出ていればギリシャは勝ち抜けていただろう。

ポーランドはGKが退場になり、1発レッドだから多分2試合の出場停止。カードだらけの大味に試合だった。

2試合目はロシアvsチェコ。チェコの前線はベテランのバロッシュとロシツキーだから前回から全く若手が伸びていない。まあロシアも31才のアルシャヒンがトップ下だから同じようなもんか。

前半早々からチェコがボールを支配していたが、そのうちにロシアが盛り返して最終的に4-1でロシアの快勝。ロシアが2ゴール、その後にチェコが1点返して2-1になったまではよかったが、チェコが反撃のために前係りになりすぎて結局ロシアが追加点をあげてお終い。

チェコもいいチームだったが、玉際への寄せが遅い。そして何よりもボールを動かすだけで人が動かない。いくらロシツキーがボールを散らそうとしてもボールを持っていない選手が動かなければ、ボールが前に出ない。そうこうしているうちにプレスをかけられてボールを失うというパターンの繰り返し。これではチェコは勝てない。

第2節はポーランドvsロシアだからポーランドはこれに負ければほぼ終戦であろう。

 


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