サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

ビツーカ

2009-02-27 08:50:15 | Weblog
EPLのニューキャッスルにいるマーク・ビツーカは今シーズン末にて契約が切れる。33才で故障が多いビツーカがクラブと契約を延長できる可能性は低いようで、来季はどうするのかが注目されている。

ビツーカがセルテイックで大活躍して、またあのセーラー服のようなリーズのユニフォームを着てハリー・キュエル、アラン・スミスと同時期にいっしょにプレーしていたことを覚えている人はいるだろうか?

1998年にサウジで開催されたコンフェデ(たしかまだインターコンチネンタルカップと呼ばれていたような気もする)にオーストラリア代表として出場して、決勝を全盛期のロナウドのいたブラジルとオーストラリアが争った。そのときのFWがビツーカだった。

さてビツーカはそのキャリアをヨーロッパで始める前は、メルボルン・ナイツというメルボルンのローカルクラブにいた。ナイツはその当時はAリーグの前身であるナショナル・サッカー・リーグの1つだった。現在はヴィクトリア州リーグに所属している。

Aリーグは1都市1クラブを前提にして構成されているので、シドニー、メルボルンに複数の構成クラブがあったナショナル・サッカー・リーグのほとんどのローカルクラブが排除されたので、メルボルン・ナイツも州リーグに落ちた。落ちたといってもAリーグに昇格できるシステムではないので、1部、2部の関係ではない。

その、メルボルン・ナイツがなーんとビツーカの獲得を狙っている。単なる選手としてではなく、将来的にフロント入りを前提としているようだが、いくらメルボルン出身のビツーカといえども、オーストラリアでキャリアを終えるとしてもAリーグではない、州リーグのクラブに戻るだろうか。

ハリー・キュエルもガラタサライの後はオーストラリアに戻ってキャリアを終えたいと発言している。現在、クレイグ・モア、ジョン・アロイーシ、ケビン・マスカット、アーチー・トンプソン、トニー・ポポビッチなどかつての代表選手がリーグに戻り、マルキー選手としてプレーしている。

しかしキュエルやビツーカほどのビッグネームではないので、ビツーカがオーストラリアに戻ってくれれば面白いと思う。だけどメルボルン・ナイツではあまりにも格落ちすぎる。

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