報道によると、東京都の小池百合子知事は25日20時過ぎから緊急記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今週末の不要不急の外出自粛、平日についてはできるだけ在宅勤務を要請しました。都内では25日に新たに41人の新型コロナウイルス感染者が確認され、1日あたりの新規感染者数では過去最多の17人の2倍以上となり、合計も200人を超えて、ずば抜けた全国最多になります。
それに対する施策として 「不要不急の外出自粛と平日の在宅勤務の要請」 ではいかにも力不足です。イベントの自粛を継続し、K1イベントは中止を要請して無観客にしてもらったそうですが、なぜ無観客だからいいのでしょう? なぜもっと強力な施策を講じないのでしょう?? 法的な権限はなくとも自ら緊急事態を宣言するとか、安倍ちんに法に基づく緊急事態宣言を要請するとか、もっと踏み込んだやり方でないと感染拡大を止めることはできないでしょう。
もう感染爆発が始まっているのではないですか? 無自覚な若者が感染を広げている、などというのは若者への侮辱。一部の若者の行動をスケープゴートにしているだけです。元気な中高年こそが感染源だというのはデータが示しています。厳しい措置をとること、そのために情報を開示して国民の納得を得ること。そうしたキチンとした対応が信頼を生み、適切な行動に結びつくのではないでしょうか。
小池知事は迫力不足ですね。バズーカ的コロナ対策が必要です。
私が思うに、 3/14 の高輪ゲートウェイ駅開業記念日が問題だった。5万人の人出で大混雑だったと報じられているのに、入場制限も何の規制も行われていませんでした。行った人の年齢はわかりませんが、多くが中高年だったと思われます。今日の感染者激増の10日前で、ここから感染が広がった可能性も十分あります。また3連休の目黒川や上野の花見も問題でした。それらに比べ、さいたまスーパーアリーナの 3/22 のK-1は、入場者制限をはじめかなりの規制を行っていたようで、なぜ非難が集中するのかわかりません。マスコミやネット民には大きな偏見があるようです。後々ここから感染者が出れば、氏名・連絡先まで控えているのでかなり把握できます。高輪も目黒川も上野も、そんなふうにはなっていません。
話は変わりますが、「不要不急」という言葉はほとんどの人にとって失礼ではないでしょうか。「不要」 なことで遠方まで時間とお金をかけて出かける人はほとんどいません。「不急」 と言いますが、懇親会などはまだ延期がしやすいですが、たとえば私がよく行く花の写真取材は、時期を失ったら1年、運が悪ければ数年、同じ花は撮れないのです。私自身、中高年に当たるのでかなり自粛していますが、簡単に 「不要不急」 と言われると不愉快です。多くの人に理解され、受け入れられる言葉遣いを考えるべきです。
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