選手村のオソマツ、アメリカ選手団はバブル方式を否定

デイリースポーツ　2021年7月21日 (水) 19:00配信 によると、ロシア選手がテレビ、冷蔵庫がないと訴えている件について、東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソンは、「基本的に冷蔵庫、テレビはレートカード（有償レンタル）の対象になっている。しかるべきタイミングにオーダーがなされていれば、組織委が提供する責務があるし、当然やっている」と、ロシア側から発注がなかったことを明かした。

とのことです。これについてネットではロシアの不手際とワガママを批判する声が多数のようです。私は選手村の室内機材が有償レンタルで、事前申込制だとは知りませんでした。ロシアが発注を忘れたのでしょうか？

それにしても、テレビに冷蔵庫はあって当たり前だと思います。有償を前提に、不要というチェックがなければ用意する、あるいは、申込モレがないかどうか確認する、というのが日本の誇る「おもてなし」のココロでしょう。

選手1人に1部屋というわけでもありません。選手村は約3900戸、選手団は総数11,000人。相部屋は当然として、途中で入替えは無いのですか？　その場合テレビ・冷蔵庫を予約のあるなしで入れたり、出したりするのですか？

組織委員会の説明は、どうも納得できません。

またベッドが段ボールベッドというのは、災害時避難所でもあるまいし、想像を絶しますよ。200Kｇに耐えるというのですが、100Kgを超えるような選手が体を投げだしたら、心もとないでしょう。トイレ、お風呂は、日本人サイズでは小さくて当然です。外国選手たちにベストパフォーマンスを発揮させないようにという深謀遠慮でしょうか？

 

これと直接関係するかどうかわかりませんが、FNNプライムオンライン2021年7月22日 木曜 午前6:44　掲載によると、選手1人の新型コロナウイルス感染が判明したアメリカの女子体操チームが、東京オリンピックの選手村に宿泊せず、別のホテルに滞在することを明らかにした。 チームのランディコーチは、自身のツイッターで、決断の理由として、「ホテルの方が、選手とわたしたちの安全をコントロールできる」としている。

とのことです。これについても、ワガママだという批判、そんなことが規則上許されるのかという批判が多い。しかし卓球や柔道などの日本選手団は選手村に入らず、組織委員会がコロナ対策を認証したNTCなどに宿泊し調整するということです。日本ばかり特例が許され、外国チームは失格ということは出来ないでしょう。アメリカチームはコロナのリスクを名目にしていて、組織委員会のバブル方式を真っ向否定するという大胆さです。組織委員会の面目丸つぶれ。ひょっとして設備の劣悪も要素としてあるのかもしれません。これを見習うチームが他に出てくるかもしれません。

 

どこまでも混乱・不信の東京オリパラ。まだまだ大事件・大不祥事が出てきそうな感じですね。