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写真1:ドチュ・ラ峠 2:街中に在るマニ車 3:首都ティンプーの遠距離バス発着場 4:クランク始動・・・昔は私達の町でも見かけていた光景です。
勘
車の運転は正に「勘」に頼ったものです。それも全面的に。それが無ければ成り立ちません。例えば狭い道などにやって来た時、果たして自分の車が其処を通れるかどうか、いちいち車から降りてメジャーで図ることはしません。経験を積み重ねることによって通行の可否が判断されるようになります。音楽の分野では鍵盤や弦を押さえる位置などを視て演奏されることが多いようですが、演奏家の中には目を閉じて演奏されたり、腕で、拳で更に極端なケースでは後ろ向きで弾かれるピアニストまでおられます。そういう中でハーモニカは完全に勘に頼る楽器です。「ド」の位置に目印が記された物がありますが、他の音階には何の表示もありませんので勘を働かせなければなりませんし、上級者用にはその目印さえありません。実際の演奏で音階が1つずつ変化するだけならまだ、簡単ですが、1オクターブ飛んだり戻ったりすることなども頻繁ですので、そこには勘が存在しなければ絶対に成功しません。こう言えば何かとても難しいように感じられますが、練習すれば誰でも必ずその域に達することができますので、それが不思議で、人間の能力の素晴らしさだと思います。
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