怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

中国語の素養が必要なドイツ生活

2016年10月20日 | カテゴリー分けするのに飽き
某東南アジアに住む日本人友人S子さんの孫のお誕生日ケーキ。
S子さんの旦那さんは中国系現地人で、彼女の息子さんも中国系現地人の女性と結婚したようだ。
すでに中国系移民が現地に移住してからの歴史が長いこの国、それぞれの民族のやり方で生活している典型的な多民族国家だ。

ああっ、もう、某国なんて書かないほうが良いな。マレーシアね、マレーシア。
昔は憧れたんだ、多民族国家の面白さはすばらしく感じた。
今、住んでいる場所が、まさしくそれに向かって猛進中なのに、なぜか不安に感じるのはどういうわけだ!?

さて、このケーキのチョコレートに書かれてある名前が、しんちゃん。
伝統的な中国語名で、二つの漢字からできている。
その前の部分が日本語でも「シン」とほぼ同じ発音の文字を使う。
本場、中国大陸では、日本語のぶり仮名に相当するような拼音と呼ばれる特殊な使い方のアルファベットを使う。
それによると、しんちゃんの「シン」の部分はXinとなる。
中国国内と世界の中華人民共和国の拼音で学習した中国語学習者しか正しく読めないかもしれない。

義父のスポーツクラブの仲間に「新」さんという中国人女性がいて、彼女のこの名前もXinと綴る。
中国人のパスポートなど公式書類はすべて中国式拼音で書かれているので、彼らも極自然にそれで通してしまうのだろう。
困るのが、周囲の中国語の知識の無い人々だ。
義父など、二年も付き合いのある彼女をやっと、正しく「シン」と呼べるようになった。
Xがあるので、どうしても「クシン」と呼びたくなってしまうようなのだ。
その他にも、読み方の難しい名前がたくさんあり、義父はここ数年急激に増えた中国人仲間を呼ぶのに混乱をきたしているようだ。

彼らも、このマレーシアのしんちゃんのように、普段は読みやすいように表記すればいいと思う。
もっとも、ドイツ語綴りと読みの規則でどう工夫してもどうにもならないアルファベット表記もたくさんある。
Weiさんが良い例だ。
ヴァイ、となってしまいがち。ウェイとどうしても呼んでもらえない彼女、諦めて「ウィ」と呼んでもらうことにしたようだ。
ドイツ語母語の人たちは子音+「エイ」の音を発音するのが難しいのかしら?
いっそのこと「Way」にしたらいいかもしれないぞ。英語の素養のある人は(大抵そうだが!)すぐに読める。

日本在住中国人たちは、漢字表記の自分の名前を日本の読み方で呼ばれて満足しているのだろうか?
私の知っている限りでは、日本語読みで大丈夫だったので、そういう人たちも多くいることだろう。
中にはこだわって、難しい子音の発音やアクセントを正確に要求する人もいるのかな?

台湾人などは大陸中国との差別化に熱心で、彼らの名前をアルファベット表記するときは中国のそれとまた全然違う綴りなので、もう、判読不能。
漢字で書いてもらって、辞書で調べて大陸中国の拼音を読み、やっと正しく彼女を呼ぶことができるんだ。
もっとも、そうした煩雑さを彼らもよく知っていて、本名なのか愛称なのか欧米人風の名前を名乗る人々も多いので、それはかなり楽に感じるドイツ生活。
日本にいたら、きっと漢字を日本語読みされちゃうだろうな。いや、日本も多民族国家化激しくて、モンゴロイド顔の人々を平気でアレクサンダーとか、ロベルト、とか呼べるようになっちゃうだろうな。


リスも忙しい秋の収穫

2016年10月20日 | カテゴリー分けするのに飽き
夫撮影の動画。


市街地に行くとリスをよく見かけるが、最近は特に頻繁になってきた。
越冬のための食糧を溜め込む仕事が忙しいのだろうか。
ここに住むリスたちは頬袋がない様子なので、果たしてそうなのかどうかよくわからない。
ともかく、忙しそうだ。
二匹で追いかけっこをして遊んでいる様子も見られるが、それは遊んでいるのではなくえさを奪い合っているのだ、という夫の意見。
あーあ、夢を壊さないでぇ・・・
いや、実際のところ、リスたちも真剣勝負、きっと一個のドングリに闘争中だったんだ!?
明日のご飯のために、さあ今日もせっせと働こうっと。


ゴミ箱のすぐ後ろでなく、そのまた後ろの木で、リスの追いかけっこを観察できた。
撮影するにはかなり距離があったので諦めた。