怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

現地食は現地で

2014年01月26日 | アジア事情
カヤを食べたくて手作りしたこともある。カヤとはこれだ。2012年4月記事「カヤを手作りする」
市販品を手に入れるのはここドイツでは非常に難しいことを知った。マレーシアに帰省するマレーシア人に頼んだら「ドイツ入国の際、カヤは卵が使われているので没収される」と断られ、マレーシア在住の友人は私に宛てた小包を発送する郵便局の窓口で「カヤは送ることができません」と断られた。
仕方がないので、去年の帰省時に日本アマゾンでカヤを注文した。
 
シンガポール産、値段は確か500円くらいだったか。白く見えるのはココナッツミルクの油分かな?

現地風にトーストにたっぷりバターを塗ってその上にカヤを塗った。
さて、お味は・・・。うーん、なぜかいまひとつ。
やはり、現地で気に入った味はそこで食べないと再現できないのだと思う。

コメントをくださる、みんさんが出張先でカヤを手に入れてくれた。彼女は文字通り世界を股にかけて活躍をしているのだ。
 
出張先はインドネシア。そこで手に入れてた品。緑色なのはパンダンリーフが使われているため。味はほぼ同じ。

同じ条件で食べてみた。うーん、アマゾンで手に入れた品と同じだ・・・
蒸し暑さ、人々の喧騒、漂うガラムの香り、そういった条件がなければおいしく感じないのかもしれない。
この二度の実験で、この先、ここドイツでカヤを食べようと努力しないことに決めた。いつか、またシンガポールやマレーシアに旅行するときに思いっきり食べよう。
・・・って、そんな時が来るのかなぁ、テレビも買えない私たち夫婦だ。当分いけないぞ。やっぱ、ときどきカヤを食べないと耐えられないかも


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現地食は現地で食べるのが一番おいしい、という法則を実体験した私。
では、わたしは現在、最高の状況でドイツ食を食べていることになる。
ドイツ生まれのドイツ人主婦が支配する台所で自家栽培の材料を使った料理だっ。「うっ、何これ?」と思っても日本で食べると更に不味いのだろう。
いい環境でドイツ食さー。ああ、物は考えよう