怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

フライドポテトに喜ぶ

2014年01月08日 | ひとびと
冷凍庫の整理のためか、義母は昼食に出来合いのフライドポテトを使うことを提案した。
喜んだのは私。
ウチの食卓にフライドポテトが並ぶのは私の記憶では初めてだ。また、今後もほとんどこうしたことはないだろう。
義母にとっては外来種の食べ物だ。(私にとってもそのはずだが)オーブンの中の様子を何度も何度も確認して失敗しないようにしていた。

鶏肉のカツレツ、野菜の煮物、ニンジンとりんごのサラダ。

これは私の皿。カツレツ、野菜の煮物(たっぷりの油で炒めた後、仕上げにたっぷりの生クリームを入れる)とも怖ろしい量の油脂が使われている。この日のサラダは使わないが、いつものサラダにも仕上げに油脂が注がれる。
更にフライドポテトなのだから、明らかに日本人遺伝子の私には油脂摂取過剰。
義父はときどき「10、20歳代の身体と違うのだから食生活を変えなくてはいけない」と私に言う。日本の食文化よりこちらの方が優れているって言いたいのだと思う。特に私の米飯へのこだわりに反感を持っている様子だ。また「日本食が健康によくても私は食べたくない」とも宣言しているし。ちなみに写真のスパゲティは夫だけ食べる。これについて義父は何も言わない。
揚げ足を取るつもりではないが、こんなに油脂を摂取するのが身体にいいのか、と一度尋ねてみたいが彼はきっと堂々と「ウチは少ない。他の家庭ではもっと使うのだぞ」と答えるのだろう。

おっと、話が少し外れたが、フライドポテトの昼食、おいしかった。
たまに変化をつけるのは楽しくするコツなのかもしれない。しかし、こちら風の料理でなく、私の馴染んでいるものじゃあなくてはだめなのさ~なんだかマクドナルドに感謝したくなってきたぞ?



人気ブログランキングへ
日本の日本人は比較的新しい物事や食べ物に馴染むことができる国民性を持っていると思う。(新しいものを売り込むためのあらゆる洗脳が功を奏したとしても一種の強みだと思う)
私もその日本人の端くれなので義母の食卓についていけるのか、とも気づかされたフライドポテト昼食。